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【孔子】過ちて改めざる、是れを過ちと謂う。

2024-04-15 14:40:45 | 名言

藤原徳訓です、こんばんは

 

「過ちて改めざる、是れを過ちと謂う」

 

誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

 

これは、古代中国の思想家、孔子の言葉です。

 

現代社会においても色褪せることのないこの言葉は、

 

私たちに深い学びを与えてくれます。

 

 

今回は、孔子の生い立ちやこの言葉が生まれた背景、

 

そして現代社会に生きる私たちがどのようにこの言葉を捉え、

 

行動に繋げていけば良いのかを考えていきましょう。

 

 

~苦難の道を歩んだ孔子~

 

紀元前551年、孔子(本名:孔丘)は、現在の山東省に位置する魯の国で、

 

没落した下級貴族の家に生まれました。

 

 

幼くして父を亡くした孔子でしたが、勉学に励み、

 

持ち前の才能と努力によって、低い身分から官吏にまで登り詰めました。

 

 

しかし、当時の魯の国は政治的に不安定な状況でした。

 

孔子の理想とする政治の実現は難しく、

 

やがて彼は官職を辞し、諸国を遊説して回るようになります。

 

 

約13年にも及ぶ放浪の旅。

 

各地の君主たちに自らの思想を説きましたが、孔子の考えはなかなか受け入れられず、

 

理想と現実の差に苦悩することになります。

 

 

それでも孔子 あきらめずに、弟子たちと共に学びを深め、

 

自らの思想を体系化していきました。

 

 

孔子の教えは、儒教として後世に多大な影響を与え、

 

現代の東アジア諸国においても、道徳や倫理観の根底に息づいています。

 

 

~人として大切なこと ―「過ちを改める」ということ~

 

「過ちて改めざる、是れを過ちと謂う」

 

孔子の数ある言葉の中でも、特に有名なこの言葉。

 

これは、弟子との会話の中で、孔子が「過ち」について問われた際に返答した言葉だとされています。

 

 

人は誰でも過ちを犯すものです。

 

大切なのは、過ちを犯した後に、どのように反省し、行動を改めるか。

 

過ちを認めず、そのままにしている状態こそが、真の「過ち」であると、孔子は説いています。

 

 

孔子が生きた時代背景を考えてみましょう。

 

当時の中国は、戦乱の続く不安定な時代でした。

 

人々の心が荒み、道徳観が失われつつある中で、孔子はこのような力強い言葉で、

 

人としてあるべき姿を説いたのではないでしょうか。

 

 

~現代社会を生きる私たちへのメッセージ~

 

現代社会においても、孔子の言葉は色あせることなく、

 

私たちに大切なメッセージを投げかけています。

 

 

情報化社会が進み、グローバル化が加速する現代。

 

変化の激しい時代の中で、私たちは常に新しい知識や情報に触れ、

 

自分自身をアップデートしていく必要があります。

 

 

しかし、同時に、SNSでの炎上や、フェイクニュースの拡散など、

 

インターネット社会特有の問題も生まれています。

 

 

誰もが簡単に情報を発信できるようになったからこそ、

 

自分の発言や行動に責任を持ち、誤った情報に惑わされないように、

 

自分自身で情報を取捨選択していく必要があります。

 

 

もしも自分が誤った情報を信じてしまったり、

 

誰かを傷つけてしまったりするようなことがあれば、

 

まずは冷静に状況を把握し、自分の非を認め、謝罪することが大切です。

 

 

そして、同じ過ちを繰り返さないよう、教訓として未来へ繋げていかなければなりません。

 

 

孔子の言葉は、2500年以上もの時を超えて、現代社会を生きる私たちに人としての在り方、

 

そしてより良い未来を創造していくために必要な心構えを教えてくれています。

 

 

日々変化する現代社会の中で、迷った時や悩んだ時、

 

孔子の言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

 

きっと、私たちに進むべき道を示唆してくれるはずです。

 

この名言が皆様の人生をより良く輝かせる手助けになれば嬉しいです。

 

藤原徳訓



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