白夜行 最終回

最後まで泣けてしかたなかった。
エンディングの図書館のシーンを見ながら思わず呟いた言葉は
「自首すればよかったのに」という当たり前すぎる言葉だった。

「自首しぃ」と言った唐沢礼子

「ひとつ嘘をつくとな、どんどん嘘つかな、あかんようになんねん。
そんな人生に未来なんてあらへん。身滅ぼすだけや。」と言った笹垣潤三

とうとう自首しないまま、たどり着いたところは・・・

山田さんも綾瀬さんも犯罪者を演じるという相当難しい経験をされたことは役者
としてすばらしい糧になったことだと思います。
武田鉄矢ファンとして最終回で一番印象に残ったシーンはやはり歩道橋での
「亮司VS笹垣」でした。

桐原ではなくすでに「りょうじ・・・」下の名で笹垣は呼んでいましたね。
「13階段昇る姿、子供にみせてやれ」泣きながら亮司に訴える笹垣。

役者と役者の真剣勝負。

自らの手で笹垣の持った鋏を使って自分をさし
「おあいこ」と呟き歩道橋からダイブした亮司。

ぞくぞくするシーンだった。役者ってすごい。
“職業俳優”の匂いがあると武田さんが山田さんに贈った言葉を
思い出した。

そのシーン、武田さんから山田さんに「俳優として生きていく姿を
子供にみせてやれ・・・」とも思えたんです。
あくまでも、いち武田ファンとしての感想ですが

また1話から繰り返し、繰り返し見返したい作品に出会えて
幸せな気分です。