朝の玄関を開けたとき懐かしい匂いがして、なんだっけ・・・・
しばらくするとあのときの!
なんだっけなぁと考える時間がちょっと幸せを感じて、こんな思い出があるって得したと思うのです。
思い出すきっかけは
のつづきです。
ぼやきながらバス乗り場を見つけて、やれやれ間に合ってよかった。
しばらくして時間に遅れてくる数人が口々にバス乗り場がわからなくて~~と恐縮していた。
バスが到着して、
散策していたら焼き栗屋さんを見つたので歩きながら食べた。
山道のハイキングコースをのんびり歩いていたら、ローカルのテレビ局のカメラマンみたいな人が二人いた。
大きなカメラを持った30代ぐらいの人たち。
ああ、シーズンのはじめでこのへんの良い景色を撮るんだなぁと思いながらわたし達は山道を進んだ。
神社みたいなお寺がいくつもあって、その度に小銭を出してガラガラと紐を引っ張って音を鳴らし、静かなあたりがいっぺんにやかましくなる。
またお寺を見つけたので、手を合わせていると、わたしのすぐ横で大きなカメラがわたしを撮っていた。
テレビのカメラがわたしの横顔をとらえているのだ!
正面も撮ってよね・・・何気ない風を装いカメラを見る。
するとどういうことでしょうーー
カメラマンが、ちょ、ちょと・・・
手で後ろに下がって、と合図したのだ。
そうですわたしを撮っていなかった、その向こうの、あの親せきのお姉さんに標準を合わせていたのだ。
わたし達の歩く後を、なんか付いてくる気がするなぁと思っていたけど。
わたしより10才も年上のおねいさんを。
そして山のふもとの景色がすっきり見えるところにお姉さんを案内して、インタビューが始まった。
5分ぐらいのインタビューで、きれいな景色で奇麗なお姉さんが楽しそうに答えていた。
そうなんですお姉さんは美女なんです。
年取っても肌もピカピカ目もピカピカ。
子どもの時から美女なんです。
夕方、テレビを見ていたラーメン屋さんの女将さんが、
あーーーーこの人、ほら○○さんの奥さん!ちょっとあんた来て来て!
大将と二人でお姉さんの爽やかなインタビューの姿をほれぼれと見たそうです。
さっそく夜にお姉さんの元に電話がかかってきて、「見たよ~」と話してくれたんだって。
そしてそれ以後、思い出すきっかけはローカルのテレビカメラを持った人を見るたび、
あのおかしくてバカみたいなわたしと、きれいな親せきのお姉さんを思い出してニヤリとします。
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