Studio_Rosso1/43自動車模型製作日記2

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鞄とヘルメットが(やっと)完成しました

2024-05-11 20:11:53 | ASTON MARTIN DBS 59

本日の山陰も天気が良かったですね〜。
しかも暑い!!
朝の天気予報では隣の松江市では最高気温が30度と予報が出ていました・・・もう真夏みたいな気温です。
当地では何度だったのでしょうね〜??

今日は朝、苗床に灌水をしまして中に入ってすぐに本業です。
昨日最後の部分で説明していた真鍮線の断面を磨いたものですが・・・この部分に使ってみました。
鞄のの接続部分はところどころ鋲が使われていまして縫い目が裂けない様に補強が施されているのです。
この鋲が金色で大変目立つので作ってみました。
このタイミング(艶消しクリアーを塗った後の)で埋め込んだのはこの真鍮のピンに艶消しクリアーを塗りたくなかったからなのです。
ピカッと光る部分が光らなくなって平坦な印象を受けてしまいますからね〜。

続いてベルト止めの金具です・・・
こちらも金色なのでもう少し細い0.4mmの真鍮線を磨きまして磨いて曲げています。
塗装をしながら作業していますので・・・相変わらず指が汚いね〜(笑)

取り付けますと・・・
茶色の革と金色の光り物の部品が生えますね〜!!

トランクの中の鞄ですが最後に艶消しクリアーを塗りまして艶を整えます。
すると・・・こんな感じで革らしい表情になりますね〜。

続きましてヘルメットです。
リアシートの上に収納されるのですが走行中に振動でヘルメットが動くと困りますので、収納用の革製のベルトが付いています。
その収納用の革ベルトを取り付けてみました。

そしてこんな状態で収納されますが・・・まだ完成ではありません。
先端の部分にまだ固定用の部品がつくのです。

その前に・・・写真の角度が悪くて見えにくいのですが・・・ゴーグルをヘルメットの固定するための黒いベルトを取り付けています。
実車の写真を見てもこのゴーグルのベルトの方が後で取り付けられているらしく固定用の革ベルト(茶色の物)の方が下になっています。

そして最後の仕上げ・・・いやまだまだなんですよ(笑)
ゴーグルのガラスの代わりにクリスタルレジンと言う透明なエポキシ系樹脂を流します。
どこに!?・・・わかりますよね多分。

こんな角度にゴーグルを固定しておきましてガラス部分に流しています・・・
このレジンはかなり透明度が良いので流してあるかどうかよく見えませんね〜(笑)
でも、きちんと仕事をしていますよ・・・レジンも私もね。

そして少し加温してやりますと硬化が早まりますので乾燥機に入れておきました。

トランクルームの鞄ですが・・・
固定方法にちょっと困りました。
と言うのも接着してしまいますと2度と外れなくなってしまうし、無理やり外しますとカーペットのように起毛素材で作られている部分が剥がれてしまいます

なのでここは両面テープで固定してみました。
これなら何度でも外せます、起毛素材も傷まないはずですからね。

一つ心配なのは輸送中に振動で外れてしまわないかと・・・この一点ですね。

先日取り付けたボンネットを再び外しました・・・
と言うのも59ではボンネットの内側の断熱材も追加されている様でして、お客様から追加の要請をいただきました。

少々問題が大きくなったのは・・・ボンネットの裏にそのモールドが無かったのです。
モールドが有れば追加で塗装をするだけで終わってしまうのですが・・・。

マスキングテープを貼って型取りをしましょう。
四隅に細書きのマジックでマーキングしているのがその部分です。

マスキングテープをカットしまして鉛板に貼り付けまして鉛板をカットします。
カットした鉛板を方眼紙に両面テープで貼り付けますが左右反転するように貼り付けます

なぜ方眼紙に貼り付けるのかと言いますと・・・この道具の出番だからです。
この道具はパイプカッターの刃を真鍮の丸棒に固定したものでして鉛板に凹みを付けるために使います(ちなみに自作の道具です)

方眼紙のメモリにステンレス定規を当ててガイドにしまして、鉛板に押し付けながら転がしますと凹みが付きます。
超綱タガネで掘りますとカクカクした溝になりますがこの工具を使いますと全体がふんわりとした膨らみに仕上がるのでボンネット裏の断熱材や内装などの部品にはちょうど良いのです。

ボンネットの裏に貼り付けました・・・
ちょっと実車と違うのは実車の場合はこの断熱材の周囲に縁取りがあることですね。

縁取りを考えながら反対側を貼り付けました。

どうしても縁取りが欲しかったので・・・
0.5mmの半田線を使いまして縁取りを作ります、少しづつ添わせておいて瞬間接着剤で接着してゆきましょう。

これで色以外は十分実車の雰囲気が出ていると思いますね。
わずかな縁取りですけども存在感はありますね〜。

周囲をマスキングします
と言うのも、この断熱材はフラットゴールドなので塗装をしなければならないのです。

ゴールドだけでは金属的な表現になってしまいますのでゴールドの上からフラットクリアーを塗っておきました。
言葉で言えば同じゴールドなのですが断熱材は金属ではなさそうなので質感はけておかないといけません・・・。

塗装が終わりますと・・・こんな感じです。
まだ塗装が完全に乾いていませんので取り付けは明日になりますね。

さて鞄やヘルメット関係が完成したので・・・次は330P4に戻るところなのですが、完成も近いのでここは一気に完成に持ち込んだ方がいいのかな!?

次の製作開始もありますからね・・・どこを進めようか迷ってしまいます。
ご依頼はたくさんありますので幸せ者ですね・・・でも早くやらなきゃね〜。


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