2008.05.08 (No.450): 初見のベルト駆動

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なんとも良い季節になったものである。
即ち、二輪の季節である。
あれほどの、激痛寒風も既に過去となり
モモヒキもオーバーパンツもいらない
軽やかにズボンのみで駆れるという簡便なる井出達。
とっくりセーターも防寒防風インナージャンパーもいらない
軽やかにドカ革ジャンのみで駆れるという簡素な井出達。
ほんに最高だ。

今頃の季節が一番心地よい。
暑くもなく寒くもない。
これから夏に向かって、梅雨だの猛暑だのといった
単車乗りには冬の寒さの次くらいに過酷な状況に
陥ることを前提に、今のこの時節、
存分に官能したい心持である。

朝の甲州街道、新宿方面へ向かう。
笹塚あたりの信号で待つ。
筆者の目の前に黄色い二輪のBMWが停まっている。
つと見ると、後輪駆動がチェーンではなくベルトになっている。
ほほー、ベルトだ。
しかも、スプロケット（ベルトの場合もこう呼ぶのだろうか）に
ベルトが引っかかっているだけとしか見えない。
あれで、よくベルトが外れないものだ。
が、よっく見ると、ベルトとスプロケットは
チェーンのそれと同じく、お互いの歯で噛み合わさっているようだ。

青信号でバルルドルルパパンパンパンと数台のオートバイ達が
一斉にスタートダッシュをかます。
ベルト駆動ベルト駆動と叫びながら
黄色のBMWのあとを必死に追いかけてみる。

到底追いつくことは出来ず、しかし意外と静音走行で
筆者前方遥か先を駆って行った。
あとで調べてみたらそのオートバイはこれだった。

ほほー。