
今夜は栗林公園へ夜桜を見に出かけました。
6時半に和船に乗船して北湖を一周した時は、まるで平安時代の絵巻物の中に迷い込んだようでした。
ちょうど太陽が沈み徐々に闇に包まれる時刻で、風がなかったので湖面は船の櫂が静かに水を分けるさざめきのみでした。湖面にに映るライトアップされた松が波に連動し小さくさざめきます。
空には月齢2.3の大きな2日月が今にも山の向こうに沈みそうになりながら、そっと手で描かれた一筆のように浮かんでいます。目視でも暗い月の輪郭まではっきり浮かび上がっています。


夢中でスマホのシャッターを切ったのですが、もともとバッテリーが20%しかなかったので、あっという間にバッテリーが切れて、美しい風景を心行くまでカメラに収めることはできませんでした。
いつも書くことではありますが、目で見た美しさはカメラには収まりがたいですね。
そして、月はやはり静けき和が良く合いますね。
桜は3から4分咲き位だったでしょうか。
本数もあまり多くなかったので、今夜は桜と言うより松と月の美しい和の風景を堪能しました。





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