新電力会社が倒産ないし撤退するニュースが流れる昨今に、
お店に新電力会社から電気の切替えの勧誘電話があります。
今年に入って3件目の勧誘がついこの間ありました。
この電話のやり取りで、狙いはこれか?
という仮説が生まれたので取り上げてみます。
市場で電気を調達し、顧客に販売する新電力。
調達コストの増加で危機に追いやられているとばかり思ってましたが、
また勧誘がありました。
過去に「当社は他社と違います」口調で勧誘がきたので、
話を聞いてあげた流れで東北電力の使用実績の資料を用意してFAXしたところ、
当社では電気料金を下げる対象に当たりませんとの返事がありました。
話に乗った自分が馬鹿だったと思い、今後相手にしないと心に誓ったところ、
他社からまた勧誘のお電話が・・・
電話してくるのはたいがい雇われオペレーターなので、
「あなたの会社はどういう原理で価格を安くするんだ?」
問いかけたところ、
「お宅様の地域は電波検針が完了しているので、そういった人件費がかからない地域になります。我々はそういったコストを削減することでお安くできます。」
と今までの勧誘で聞かない回答でしたので、試しに話を聞くことに・・・
電気の契約はどういった内容ですか?
いつものことなので、「よりそうB総合高稼働(後で触れます)」ですと答えたところ、
動力はどれくらい使ってますか?
と聞き返されたので、
「この契約は電灯と動力が一緒になった契約だよ。あなたは東北電力の契約内容も知らずにこの電話をしているの?」
と一発かましてやりました。
案の定先方の回答は、
「貴店では電気を安くできる対象になりません、お手数おかけしました。」
そそくさ・そそくさ・・・退散・・・
いったい何のために勧誘して来るんだろうと考えた結果、
契約変更で浮かせた電気代から一部をかすめようとしてるんじゃね!
との見解が脳裏に浮かびました。
東北電力の高圧以外のビジネススタイルのサポートプランに、
よりそう総合B総合高稼働・B季節別電灯・B動力プラン・B季時別電力
があります。
上の図が先に述べた電灯と電力が一緒という内容。
今はこの契約になってますが、
元は「低圧高稼働」が廃止になってこの契約に移行したもの。
かれこれ15年くらい前に電気料金を安くしようと契約を切り替えました。
当時、電気代を安くしますよという電気工事関係者やブローカーみたいな人間がやたら勧誘に走ってました。
やたら難しい電気料金の形態の中から最善を見つけてあげましょう的なものです。
うさんくさいと思いながらも悩んでいたころ、
同業の社長さんから、
「低圧高稼働に切り替えれば間違いなくやすくなる。」
とアドバイスを頂き、東北電力に向かいました。
窓口で、
「契約変更したら1年は変えられませんよ。」
と脅すように言われ一瞬ひるみましたが、
アドバイスを信じて変更したら、
翌々月から3~4万円下がりました。
こんな簡単な契約で下がるんだ!
とビックリしたあと聞いた話で、
業者は何も知らない奴らに声をかけて浮いた分の一部をかすめ取ってるんだよと聞かされ、ふざけんじゃねえと思いました。
よりそうB総合高稼働と聞いた瞬間、失礼しました~
と去っていくのはもはやこれが理由でしょ!
アンタたち本業がうまく行かなくなって、
通常で電気を使ってる店舗にこれを持ち込もうとしてんでしょ!
15年前にタイムスリップした感じを覚えましたよ。
あちこちの会社から勧誘があるのも、
起死回生の一手と思ってるからじゃないですか?
もう二度と新電力の勧誘は受けん!
と誓った出来事でした。