ベルリンの壁がまだない1956年の東ドイツが舞台の実話の映画化で、邦題からラストが想像されるので最後はどうなってしまうのかというハラハラ感はなかったけど、高校生たちの純粋な思いが大人の都合や政治的な思惑で捻じ曲げられていく様子に憤りを覚えながらも、子を思う親の気持ちの変化に胸が熱くなった。
政治的な背景がわかればより興味深く観ることができるけど、主要人物の高校生の家庭もしっかり描かれているので家族のドラマとしても面白かった。
あらすじ
1956年、東ドイツの高校に通うテオとクルトは級友たちに呼びかけ授業中に黙祷を実行。それはハンガリーの民衆蜂起の市民に共感した哀悼だったが、東ドイツでは反逆と見なされる行為だった。当局が調査に乗り出し、生徒たちは首謀者を告げるよう迫られる。
原題 DAS SCHWEIGENDE KLASSENZIMMER
111分
PG12
監督
ラース・クラウメ
キャスト
レオナルト・シャイヒャー
トム・グラメンツ
レナ・クレンク
ヨーナス・ダスラー
イザイア・ミカルスキ
ロナルト・ツェアフェルト
カリーナ・ヴィーゼ
フロリアン・ルーカス
ヨルディス・トリーベル
ダニエル・クラウス
ミヒャエル・グヴィスデク
ブルクハルト・クラウスナー
マックス・ホップ
ユデット・エンゲル
グッツ・シューベルト
ヒューマントラストシネマ有楽町1 14:25～観客7割程/161席
