映画監督を目指す不細工な青年の口ばっかりのところが少し前に観た「ばしゃ馬さんとビッグマウス」の脚本家志望の青年と被るところがあったけど、これが鈴木太一監督のデビュー作品ということでさらに生々しさ増量。
ラストは観客が置いてきぼりを食らったような気もしたけど、主人公の青年が、女優を目指す桃子を綺麗に撮ろうとする熱意と、桃子役の田代さやかさんの“今”を撮る鈴木監督自身の熱意が繋がっている気がしたのが印象的だった。
《容姿に強いコンプレックスを抱く32歳の大輔は、映画監督になることが夢だった。しかし、格好つけてばかりで映画を撮ろうとはせず、周囲からあきれられる日々。一方、女優を目指す25歳の桃子は、オーディションに落ち続け、まもとな役がもらえない。ある日、そんな2人が撮影現場で出会い…》
今回がデビュー作の鈴木太一監督が、自らの境遇と経験をもとに執筆した脚本で撮り上げ、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞ほか4冠を達成した。
◆CAST
今野浩喜、田代さやか、辻岡正人、今井りか、仲川遥香
94分
キネカ大森2 18:20~観客4割程/69席
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