これは誰が主人公というより、卒業式を中心に、4人の女子高生と彼女たちが思いを寄せる同級生や幼なじみ、先生との交流を織り交ぜながらの群像劇だったけど、脚本があるとは思えないような自然な台詞回しで卒業式へのカウントダウンがドキュメンタリーのように描かれていて寄り添うような気分で観てしまった。
河合優実ちゃんや小野莉奈ちゃんなど今だからこその旬を切り取った瑞々しさも印象的、控えめに登場の図書室管理の先生役の藤原季節さんもよかった、佐藤緋美くんの歌うDanny Boyも絶品!
ロケ地である山梨県の上野原市の旧島田中学校や満開の桜も見どころ、これからの季節にふさわしい、待ち遠しい春のような作品だった。
☆あらすじ☆
廃校を控え、校舎の取り壊しが決まっている高校。進学のため上京するバスケ部長・後藤由貴は、地元に残る恋人・寺田との関係が気まずくなっていた。軽音楽部長の神田杏子は、幼なじみの森崎に思いを寄せている。クラスになじめず図書室に通う作田詩織は、図書室の管理をする坂口先生に淡い恋心を抱いている。そして卒業生代表の答辞を務める山城まなみは、ある思いを恋人に伝えられずにいた。
※映画.comより
キャスト
河合優実
小野莉奈
小宮山莉渚
中井友望
窪塚愛流
佐藤緋美
宇佐卓真
藤原季節
監督
中川駿
120分
G
T・ジョイPRINCE品川4 18:45〜観客10人程/119席