これ、好きかも！
あっちもこっちも妖怪だらけ、って、妖怪たちを演じているのが誰が誰やら、後で答え合わせをしなくてはなんだけど、これがまた怖いような笑えるようなところは2005年公開の「妖怪大戦争」と同じなのはさすが三池崇史監督、なんか、映画館の椅子に座りながらお化け屋敷に入ったみたいな怖楽しさだった。
寺田心くんと弟役の猪股怜生くんの兄弟ぶりがまた微笑ましくて、2005年版では主人公の少年役を演じた神木隆之介くんは出番少ないけどこの作品の肝になる先生役というのも感慨深いものがあったというか、日本列島の危機回避や兄弟愛など、ハチャメチャなんだけど意外に真面目なテーマで楽しめた、これが本当の“腹鼓”？や狸たちのぽんぽこ太鼓に大爆笑！
そしてなんといっても、突然の大合唱にはびっくり、それがまた東儀秀樹氏の見事な3分身で、荒俣宏作詞、東儀秀樹作曲の「鎮め歌」を聴けただけでも大収穫だった。
あらすじ
日本列島を分断する大地溝帯、フォッサマグナより妖怪獣が出現。これに危機を感じた妖怪たちは、伝説の武神“大武神”を復活させようと考える。そして、妖怪たちはそれに必要な伝説の妖怪ハンター渡辺綱の血を引く渡辺兄を探し出し、妖怪界に招くことにする。
118分
監督
三池崇史
キャスト
寺田心
猪股怜生
杉咲花
大沢たかお
大森南朋
安藤サクラ
大倉孝二
三浦貴大
大島優子
岡村隆史
遠藤憲一
石橋蓮司
T・ジョイPRINCE品川4 18:50～観客10人程/119(60)席
