いよいよ新年も明けまして、さて今年1本目は何にしようか迷いながらも、例によって時間との折り合いで、まずはお姑さまの様子見してから早めに銀座に向かいました
この作品、予告編からはどんな映画かあまり想像できませんでしたが、内容的には、“結婚後にアメリカに渡ったインド人夫婦と、その子ども世代それぞれが抱える文化とアイデンティティを巡る葛藤と親子の絆を優しい眼差しで綴る”もので、話は1974年のインドから始まるのですが、この時の事故がその後の運命を…と、まあ、このあたりは観てのお楽しみということで、インドとアメリカの文化の違いを縦軸にしながら親子の感情的なすれ違いなど普遍的なテーマが盛り込まれていて面白かったです、普段はあまり意識することもない自分の名前についてたまには考えてみるのもいいかもですね。
常に“今”と向き合わず自分を想ってくれる人をないがしろにしてしまう息子のキャラクターに違和感を感じもしましたが、親に何かあって初めて自分のアイデンティティに目覚める…そんなドラマ作りに必要な設定なんでしょうね、というか、普通の人間って案外そんなものなのかも…堂々とした大河ドラマと久しぶりのインド風味を楽むことができました、
“本は動かずに旅をさせてくれる”という台詞が映画中にありましたが、映画もまた、座ったままで旅ができるわけで…もちろん実際の旅ができたらそれにこしたことはないけど、今年も映画を通して様々な世界を覗くことができたらなと思います
ということで、相変わらず前置き多めのお粗末な感想になりそうですが、本年もよろしくお願い致します
シャンテ・シネ2 19:30~観客3割程/204席
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