続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「スパイネーション/自白」(2016韓国/東風)

《韓国、中国、日本、タイをめぐる長期の追跡取材を敢行し、40年間にわたる“北朝鮮スパイ捏造“を暴くドキュメンタリー。ある脱北者の男性が、明白な証拠もないままスパイとして逮捕されたことに疑念を抱いたことをきっかけに、国家権力中枢によるスパイ捏造の闇へと切り込んでいく。監督は、『おもちゃ~虐げられる女たち~』のチェ・スンホ。》

続けての韓国製ドキュメンタリーだったけど、“北朝鮮のスパイ捏造”に焦点を当てたものだったので、「共犯者たち」よりわかりやすくて助かったというか、スパイとしてでっち上げられた人々の悲惨な人生に胸が痛くなってしまった。
こちらもカメラの存在感が刺激的で、時々捉えたストップモーションにドキッとさせられた。

猟奇物や内部告発の社会派映画などどれもハズレなしの韓国映画だけどこんな秀逸なドキュメンタリーも観ることができて、キネカ大森さんの相変わらずの素晴らしい2本立てに感謝。

あらすじ
ある日、ソウル市の公務員として働く脱北者男性が、北朝鮮のスパイとして逮捕された。国家情報院が提示する証拠は、彼の妹の自白のみ。疑念を抱いたチェ・スンホ監督と取材班が動き出すと国家情報院の協力者が証拠書類の捏造を暴露し、自殺を図ってしまう。

106分

監督
チェ・スンホ

キネカ大森3 19:45~観客20人程/39席




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