続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「桜、ふたたびの加奈子」(2013/ショウゲート)

“あの子はきっと生まれ変わって帰ってくる…広末涼子と稲垣吾郎が娘を亡くした夫婦を演じ、さまざまな人とめぐり合いながら再生していく姿を描いたヒューマンドラマ”

これは観客選びそう。

まずはこの映画の設定を受け入れられるかどうか好みの別れるところだけど、納骨式を終えたばかりの自分には、繊細な映像で描かれる一連の喪の儀式がリアルで、“会えなくなったけどいなくなったわけじゃない”という台詞が心に響いた。

キャスト的にはヒロスエちゃんとゴローくんが夫婦役で共演だなんて色々な意味でヒヤヒヤものだったけど、違和感なく受け入れられた。

特にゴローくんの台詞に何故か涙が出てしまったのは、ジャニーズ好きだからではなくて一緒にいる人間の幸せを祈る気持ちが素直に伝わってきたからかも。

時々のホラー風味や、飼い犬ジローの扱いに戸惑ったりしたけど、ジャニーズJr.の高田翔くんが出ていて得した気分だったのは内緒(笑)


《娘の加奈子を事故で亡くした容子は、自分を責め続け、もう存在しない容子が見えると言って世話を焼くようになる。夫の信樹は、そんな妻を救い出したいと願いながらも、現実を受け入れ、前を向こうとしない容子にいら立ちを募らせていく。そんなある日、容子はシングルマザーとして子どもを産む決意をしていた女子高生に出会い、その子どもが加奈子の生まれ変わりに違いないと確信する》

デビュー作「飯と乙女」がモスクワ国際映画祭最優秀アジア賞を受賞した栗村実の監督第2作。

◆CAST
広末涼子、稲垣吾郎、福田麻由子、高田翔、江波杏子

105分

TOHOシネマズ川崎4 18:45~観客4人/150席



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