アラフィフのボチボチいこう(^_^)v

仕事(知的障害児施設での地域生活移行)や趣味、子どものことなど思ったことを書いていきます。

箱の中身は何かな??・・・授業にて(^_^)v

2006年06月09日 23時03分53秒 | 仕事
ここのところ、仕事上でバタバタしていて更新する気になれなかった・・・(-_-)

まあ、そんなことはどうでもいいとして・・・。

今日、母校に講義に行って来た。

8年前より、「発達障害者の運動指導」というお題目で講義を行っている。

90分×2を3日間行うのだが、そんなにしゃべりが上手ではないので毎回緊張で悪戦苦闘している(T_T)

内容は、発達障害を持っている人(に限らずだけど・・・)は感覚に関して様々な違いを持っており、それが生活をしていく上で支障を来していることが多い(と言われている)。
その感覚を捉えて、この世の中を生きやすくなってもらうためには、どういったアプローチをしていったらいいかと言うことを学んでもらっている。

今回は、仕事上のバタバタで準備をする時間がほとんどなかったので、レジュメは昨年のものに少々手直ししたもので行った(>_<)

で、感覚の中の「触覚」を学んでもらうために、箱の中に入れたものを見ずに当ててもらうというものをやった。

・・・なんだ、そんなの簡単じゃん(^_^)v 

そう、簡単なんです。では、なぜ簡単か?  と言ったところを中心に話をしました。

例えば、入れたものが電池・ボールペン・軍手などだったが、見なくても手で触ってそれが何かはみんなわかった。なぜわかったか・・・。

それは、今まで自分で目で見てそれを触った感触(経験)が脳にインプットされているから、見なくても「この形で、この長さで、この硬さ(柔らかさ)はボールペンだ!」とか解る。

でも、そこのインプットされているところや触ってそれが何かとつながっていく回路に異常があると、何か解ることが難しい。

また、握手をする時に普通だったら、全く違和感なくみんなできるだろう。

でも、触覚に特異な感覚を持っている人にとっては、その握った感触が剣山で刺されたような痛みを感じる人もいるそうだ。

また、雨に降られた時はたいがいいやだと思う(中には雨が好きな人もいるが)。
それは、たいていの場合濡れたり気分が落ち込むなどではないか。

だが、上記のような人の中には「雨が身体にあたると針で刺されたような痛みを感じる」という人もいる。

と言ったように、我々は感覚について普段は無意識に行動しているが、その感覚について今一度理解した上で、それが難しい人たちにどうアプローチしていくかということを身体活動を通して支援していけるようにと考えて教えている。


まあ、ちょっと真面目に書いたが、学生さんたちは素直に吸収しようという雰囲気がにじみ出ていて、オレ自身も仕事上のゴタゴタを忘れてPositiveになれた(^^)


また、12日(月)と16日(金)に講義をするので、小ネタを仕入れておかなければ・・・(^_^)v
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