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公安調査庁:国際的なつながりを有する極右組織~「アトムヴァッフェン・ディビジョン」~

2022-03-06 15:19:47 | 世界を見る眼

以下、公安調査庁サイトから

https://www.moj.go.jp/psia/ITH/topics/column_03.html

 

「アトムヴァッフェン・ディビジョン」(AWD,ドイツ語で核兵器師団の意)は,米国で2015年に設立されたネオナチ思想を有する組織で,政府機関,少数派の人種等に対する暴力を通じて,社会の崩壊や混沌を加速させ,人種的に純粋な白人社会を創出することを目的としているとされる。同組織メンバーは過去に少なくとも5件の殺人に関与したほか,米国各地で訓練キャンプに参加しているとされる。AWDは,2020年1月に幹部らが逮捕され,3月に解散を発表したが,メンバーは同年7月に「国家社会主義者同盟」なる新たな組織の設立を発表しており,引き続きその動向が懸念されている。

AWDメンバーは,欧州各国に渡航してネットワークを構築しているとされ,同地域を中心にAWDに忠誠を誓う又は同組織の影響を受けた組織が複数存在する(右図参照)。このうち,「ゾネンクリーク・ディビジョン」(SKD)については,2019年6月,父がアイルランド系,母がアフリカ系の米国人であるメーガン妃と結婚したヘンリー王子に対する攻撃を奨励したとしてメンバー2人が逮捕された。英国警察は,同国の極右組織の中でSKDが最も過激な思想を保持していると指摘している。また,エストニアで設立されたとされる「フォイヤークリーク・ディビジョン」(FKD)は,欧州各国にメンバーを有し,2019年,ベルギーの欧州議会議員に対する殺害予告,英国警察に対する攻撃の呼び掛け等を行ったとされる。英国内務省は,2020年,SKD及びFKDを相次いでテロ組織に指定した。このほか,「AWDドイツ」が同年6月に新たな関連組織「アトムヴァッフェン・ロシア」の存在を発表するなど,AWDのネットワークは拡大を続けている模様である。