愛おしいモノ(Sriracha編)

シラチャー暮らしの日々を綴ります。

災害続き

2007-04-28 12:58:40 | 日々雑感
26日の昼過ぎの嵐は凄かった・・。多分一種の竜巻に襲われたので
はないか・・・。新しい書類フォームを作っていたら部下のSVが叫
ぶ。「ミッキーさん、すぐ工場に行きましょう・・・・」と叫ぶ。
後の方は凄い早口で聴き取れなかったがすぐデスクを離れて現場に。

現場に出て窓越しに見る外の景色は暴風雨状態。すごい風と雨だ!
通気壁に虫除けに取り付けてある網戸(タタミ2畳くらいの大きさ)
が風で飛ばされ一気に十数枚落ちて来る。まるでお化け映画を見て
る感じでした。

1部の天井の明かり取りのスレートが半分吹き飛び断熱材も吹き飛
び雨が滴り落ちて来る。従業員に声をかけ完成品在庫の移動や生産
機器に雨がかからないようプラスティックシートを被せるように大
声で指示する。現場はもう大混乱。あっちこちに指示をしながら工
場内を駆け回る。なにせ裁断機は1台2000万以上はするもので
それが3台並んでいるので気が気ではない。おまけに心臓部のコン
ピューター近くにも雨しぶきが飛ぶので指示の声も一段と大きくな
る。

工場長と数人の幹部は新しい顧客先に出掛けて工場には私と経理部
長と生産のアシスタント・マネージャーしかいないので個々に別れ
指示を飛ばす。足元には天井から降りしきる雨で水たまりが出来て
靴の中はもうびしょびしょ。部下に指示して応急処置がすぐに出来
るよう工場団地内の工事会社に連絡を取らせ保険会社にも連絡させ
る。加えて天気予報を調べさせ今日夜半の天候状況も調べさせる。
兎に角、雨が工場内に入り込まないよう段取りをするのが先決。

それから1時間以上は工場の復旧作業に全員が力を合わせ、雨も小
降りになったことも手伝って徐々に工場内も落ち着きが戻って来た。
全員で浸水した水をかき出す。見渡してもさぼってる従業員は見当
たらない。落ち着いたところで被害状況をまとめるように指示を出
し、併せて会社幹部に状況説明の一報を入れる。

これまでも結構な豪雨はタイで経験して来たけど今日のは凄かった
というかまるで別もの。まぁ、なんとか操業が出来る迄に復旧した
ので工場の電源が入ると明るさが戻る。個々の担当がそれぞれの役
割を順当にこなしてくれたので助かった。私はカメラを持って被害
部分を撮って廻る。丁度、3時のブレーク前に起きたことで全員が
復旧作業にあたったのでキャンティーンから飲み物を運ばせ全員に
束の間の休憩を取らせる指示をする。

朝の出勤時からついてなかった・・・というか・・時計を1時間読
み間違え通勤途中に部下から電話が入って気付く失態。「今どこで
すか?」「もうすぐ橋に掛かるとこだけど・・・何か急ぎの用なの
か?」「いえ・・朝の会議がもう始まるのですけどまだお見えにな
ってないから・・・」「えっ!?(慌てて時計を確認)・・・ひぇ
~、8時20分じゃないかぁ・・・時間を間違えてたぞぉ・・すま
ん、すまん」情けないよなぁ・・・。

お昼ご飯時はまさにピーカン照りで陽射しが強く暑かった。まさか
午後にこんな風な状況になるとは全く考えられなかった。報告すべ
きとこに報告してると電話を受けた工場長が客先から工場に戻って
来た。片道2時間半で丁度客先に着いたとこで工場から竜巻の被害
の連絡。イスを暖める間もなくすぐにとんぼ返りしたとのこと。そ
の頃にはもう後片付けも出来ていたので経緯と対応処置等を説明し
後を引き継いでもらう。

以前も工場長を始めタイ人スタッフが出掛け私一人が工場居残りだ
った時にも輸入貨物がトラックから降ろせないという問題があった。
原材料がショート気味で入荷を焦りつつ待ってたものだから土壇場
で解決にイライラした。コンテナから貨物を通常トラックに積み替
えての納品(当社はスロープ荷卸し場がない為)なのだが港では積
み替えでフォークはトラック奥迄びっしりと積載していた。しかし、
当社ではスロープが無いので奥の荷物が運び出せない結果となった。
この時は隣の工場に頼み込みスロープ荷卸し場と先方のフォークや
従業員の方々の助けもあって何とか事無きを得た。こうやって何か
問題が起きれば誰も助けてはくれませんから兎に角、解決策を探す。

暴風騒ぎから数日、今度は従業員の交通事故死。幹線道路をバイク
で横切る時に送迎バンと衝突。バンは逃げたらしい。従業員は即死
だ。何せ幹線道路はどの車も100km以上はスピードが出てます。
一報が入り総務は動く。部下のSVが現場と病院に駆けつけ状況把握
を報告。事故後の面倒な後始末をする。保険会社への連絡も重要。
亡くなった従業員には6ヶ月の子供がいたそうな。次の日会社に出
て詳しい状況や手配状況を聞く。結局、亡くなった従業員を田舎の
実家に搬送する費用等が発生。彼女の身内には金銭的な余裕もなく
急遽、工場でのカンパを募った。1万数千バーツが集まりすぐに総
務の担当が収容された病院に持って行った。タイはお金がないと次
の段階に進めない現実はどうにかならないものか?死亡時保険金は
下りるけども(10万バーツ)そのお金がちゃんと残された小さな
子供の為に活かされればいいけどなぁ。

立て続けに事故が起こってるので朝の会議でより気持ちを引き締め
るように通達。う~ん、気をつけなきゃぁ。

睡眠不足

2007-04-19 19:24:48 | 日々雑感
どうもこのところ寝付きが悪く朝の起床がおぼつかない状態が
続いている。仕事を終えて部屋に戻ってベッドにゴロンとして
いてそのまま2時間ぐらいの仮眠をしてしまうのが原因のよう
だ。時間は短くても熟睡してるので夜寝ようと思ってもなかな
か寝付けないのだ。先の休みで悪い癖がついてしまったようだ。
ゲーム三昧は気をつけないと簡単にこういう状況に嵌ってしま
うから怖い。

昨日の昼休みも食事後に小娘に電話。電話口に出たのは姉だっ
た。「今ね、両親と一緒に用事で外に出てるよ。もし、あれだ
ったら父の方の携帯に電話したらどう?」「あっ、いや急ぐ用
事じゃないし・・・夕方又電話すると伝えて貰えばいいです」
う~ん、昼間は電話でなかなか会えないないなぁ・・・なんて
思いながら工場に戻った。結局、仕事が終わって部屋に戻り食
事を済ませた後に電話をした。

「昼間はなかなかうまく電話で会えないね・・」「そうだね。
どうだ実家は楽しいか?」「うん、いろいろと今日見たいに用
事もあるし」「後何日だぁ?こっち帰ってくる日迄・・え~っ
と9日間かぁ・・・長いなぁ」「もうちょっとだよ、パ~。」
止めどもない話をして最後に「明日はちゃんとお昼電話で会え
ればいいなぁ・・」と私が言うと「そうだね、そうなるように
お互い期待しておこうよ。じゃ、ちょっと早いけどおやすみな
さい。夜更かししないで早く寝るのよ」「あぁ、わかってるよ」
電話を切るとまた静寂が戻る。

日本料理屋で借りたビデオ「有頂天ホテル」をコンピューター
にセットしてそれを寝転がった腹の上に置いてみる。篠崎涼子
いいよなぁ・・・なんて思いながら観る。ホテルに出没するコ
ールガールの役。何度も何度もホテルから追い出されながらも
潜入する。私はこの映画に副支配人役を演じてる生瀬何とかと
いう役者が好きなんだなぁ。NHKのサラリーマン・ネオ何かで
もいい感じを出してるし。余り目立たない役者だけど妙に存在
感がある。その前の日に観た「阿部一族」はちょっと内容的に
重たかったなぁ。

君主たる者、ちゃんとした判断を下さないと出さなくてもいい
犠牲者を数十人も出さなければならない状況になってしまう。
台詞が熊本弁の時代劇も興味深かったです。話は初代君主が逝
去する前に目をかけた家来が続々と殉死を願い出るが皆、却下
されるのだが君主逝去後に堰を切ったように側使えの小性を始
めに18人が続々と殉死して行く中、一番目をかけられ愚直に
亡き君主の命を守っていた阿部家頭領は遂に周りの圧力や陰口
に耐えられず新君主から殉死禁止令が出ていたにも関わらず結
局は殉死を選んでしまう。その結果がその一族郎党のその後を
大きく変えてしまい最後は一族郎党全てが死に絶えてしまうと
いうお話。森鴎外原作だそうだ。

一つ歯車が狂うとその後の成り行きが大きく変わってしまうと
後の流れは破滅的にもなってしまう。というか見終わって何か
やり切れない感じ。武士の意地を通すことで代々続いた家を潰
してしまう流れやその影響で年端も行かない幼子も死に追いや
られるなどなど。

私の人生もある意味、人生の歯車が狂ってしまい現在、こうい
う異国の地で生活をしているということか・・・?まぁ、異国
での生活は元々願望があったからそういう自覚症状はない。
また、誰かに対して意地を張ることもないので自然の流れでこ
こに生活の場を移してるのかなぁ。小娘には時に、馬鹿げた意
地を張って困らせる時があるけど原則的には小娘主導でいい関
係を築けてると思う。時の流れに身をまかせという歌のフレー
ズがあるけど正にそれが一番いいのかなぁと思う。

小娘との出会いもそういう流れの中で出来たものだし。そうそ
う早いものでもう出会って1年が過ぎようとしている。これ迄、
何度か別れそうな状況に陥ったけどもお互いが何とか歩み寄っ
てここまで続いている。最大の危機が昨年の10月頃にあって
さすが、遂にここに極まれりとまで思った。その辺りの原因は
私の猜疑心が強すぎてしまったのが原因だった。

一度両者が溜まりに溜まった不満をお互いが爆発してガス抜き
しその後は徐々に歩み寄り何とか続いている。本当にその時は
終わったなと思い、大きな喪失感を抱えながら過ごしたあの時
分を思い出すにつけ、今も毎日小娘に電話を入れているという
状況があるのは小娘が我慢して大きく譲歩してくれた結果と思
ってます。私より小娘の方が抱えて居たストレスは大きかった
だろうなぁ。あくまでも受け身の部分が大きいからなぁ。そこ
をいい気になって我が侭になったのがもともとの問題の発端。
小娘なりに円満な解決策を模索してたようですが、まぁ、精神
的に駄々っ子みたいな部分が沢山出て娘のような小娘を困らせ
ていたんでしょうね、きっと。

最近はゲームは自主規制。仕事が終わってからも遊べばあとも
うちょっと行ってからセーブの連続で深夜に及ぶ事は必死。仕
事にも影響しますから・・・・。鬼武者3制覇で新たなゲーム
へのとっかかりに気が乗らないせいもある。寝る前に本を読ん
で程度でいいかな。しかし・・・音の大きい目覚ましを買った
方がいいのかなぁ・・・。目覚ましの音を最近覚えてないし。

休み明け雑感

2007-04-18 00:29:40 | 日々雑感
長いソンクラーン休暇も終わり昨日から通常業務に戻った。休み中の
不摂生が祟って朝いつも通りに起きられないのではないかという不安
があったので日曜の夜は早めに床についたが眠りにうまく入れない。
結局のところ熟睡出来ずに月曜の朝を迎えた。朝の6時半にはベッド
を離れ通勤の支度を始めて7時には駐車場を後にした。

今年は政府の通達でソンクラーン休暇の延長があり17日月曜日はま
だ官公庁等が休みということもあって道は空いていたのでいつもより
は早く工場に到着。早速、部下に指示して休み明けの出勤状況を報告
させることにした。毎年、長期休暇の後は概して突発欠勤が目立つの
で今年は休み前に何度も不正な欠勤は許さないとの警告をしていた。
その効果もあって100人中1名だけの欠勤であった。毎年、欠勤の
理由として「帰りのバスに間に合わなかった」とか訳のわからないも
のが多かったのでそういう理由においての欠勤を戒めておいたのが良
かったようだ。私自身何と言うか仕事が始まって妙な安堵感に包まれ
た感じがした。長い休みを有意義に過ごさなければという圧迫感が終
止休みの間抱き続けそれから開放されたのでそう感じたのだろうか。

小娘には毎日電話を入れているし、彼女からも夕刻ワン切りコールが
ある。話す事と言えばたわいもないことばかり。「今、何してる?」
とか「今日は・・・だった」とかどうでもいい話ばかり。会話中には
結構恥ずかしげもなく私は結構甘いフレーズをどんどん入れる。母国
語ではないから出来る事であって母国語の日本語だったらかなり照れ
てしまって言葉が出ないだろう。シラチャーに戻って来るのが27日
頃なのでそれまでは電話で寂しさを紛らわすしかないかな。やっぱ、
声が聞ければ何となく力も湧いて来るしね。

「お金は足りてるか?」「大丈夫だよ、必要な時はお母さんから貰う
し。心配しないでいいよ」「そっか・・・」「何かあればすぐに電話
しろよ」「ありがとう、パ~」帰省前には実家に滞在するのだから必
要以上のお金は持たなくていいと言っていたので往復の運賃とすぐ上
の姉に子供が出来たのでそのお祝いを買うように若干を上乗せして持
たせたのみだった。しきりに「私がいない間の生活費は除けてあるの
?パ~」と心配してくれていた。「ご飯食べられないと困るでしょ」
とのことだった。「ちゃんとそれは除けてあるから心配しなくていい
さ」と返事しておいた。実際、小娘が側にいない方がお金は掛からな
い。居れば居たで細々とした支出が多いけど一緒の買い物は楽しい。

今日はお昼を工場のキャンティーンで摂った後、いつものように気分
替えをする為に工場周辺に車を走らせる。ずっと、工場内に居ると気
分も単調になるからです。適当なとこで傍らに駐車し小娘に電話する。
「ハロ~」「あっ、ちょっと待ってね」小娘の姉が電話をとったみた
い。電話の奥で小娘を呼びに行く声がかすかに聴こえる。暫くして又
姉が電話口に出て「今、XXXはシャワー浴びてるよ」「あ、そうです
か、じゃ、また後で電話しますよ」と言って電話を切った。

そのまま車内でシートを倒し15分くらい仮眠。もう一度電話をして
みると「ご免ね、さっきは」と小娘が出た。いつものようにとりとめ
のない話をして数分で切った。「ご飯はもう済んだんでしょ」「あぁ、
今日のおかずは始めてのモノがあったよ」「なんて言う料理?」「名
前はしらないけど、豚肉のスープでまぁまぁ美味しかったけどね、シ
ャワー浴びてすっきりしたかい?」「うん、今日はこっちも暑いから
シャワーを浴びたんだ。温かいお湯だけど、気持ち良かった」「お祝
いの品買ったのか?」「まだ、ミルク一缶だけ買って先に渡したんだ」
「お金が足りないよなぁ・・」「構わないよ、次の機会にでも買えば
いいし」小娘の姉のリクエストは乳児を寝かせる為のスィングベッド
らしい・・・・。ちょっと私が買う性格のものでもないような気がす
るけどなぁ。

帰省前に姪っ子に買ってやった通園用のバッグを姪っ子がいたく気に
って部屋の中でしょっているらしい。400バーツ弱の買い物だった
けどそれだけ気に入ってくれればこちらとしても嬉しい。電話口でい
つも姪っ子がやたら大声で何か喋ってるので小娘が携帯を渡して私と
話をさせようといつも試みるが何も喋らない。実際、話が出来たとし
ても外国人のタイ語はまったくチンプンカンプンだろうと思う。子供
と話をするのが一番難しい。相手はこちらが何を伝えようとしている
かを慮っていろいろと気を巡らしてはくれないので少しでも聞いた事
のないような発音だと100%通じない。発音が良いか悪いかをチェ
ックするなら子供(小学生迄)と話すのが一番テストとしてはいいと
思う。

仕事が始まれば毎日は仕事に追われるので休みの間に感じたような寂
しさは和らぐ。帰省前にこちらに戻るまで3週間近い事に私が難色を
示し一悶着あったのだが小娘曰く「パ~、別にどこかに行ってしまう
とかパ~から逃げるとか言ってる訳じゃないんだよ。来月から学校に
通うようになったら纏まった時間で帰省出来る機会が少なくなるので
今度のソンクラーンに引っ掛けて実家で過ごす時間を纏まったものに
しようとしただけだからさ・・怒らないでよ・・・」と。決めてしま
うと一歩も引かない小娘の性格を知ってるのでこれ以上こちらが愚図
ってもしょうがない。「ちゃんとパ~が納得してくれなきゃ、心配事
を持ち帰らずに済むでしょ・・・帰るなら気分よく帰らせてよ・・・」
渋々と了承するしかなかった。う~ん、どうも小娘主導だなぁ。

シラチャーはあくまでも小娘にとっては仮住まいの地である。やっぱ、
親元が一番心安らぐ地であろうことはよく分かっているので機会があ
れば出来るだけ戻すように心を砕いてるつもりですが頭で分かってい
ても心が相反することも多い。相手が年相応の相手であれば幾分かは
いろいろと気遣ってはくれるのでしょうがほぼ娘に近い相手ですから
すべて小娘の意志が最優先で動くからこれも致し方ないかな。

しかし、今日仕事が終わっての帰路はコーロォイ沿いの道路は水掛け
合戦トラックが何台も前をトロトロ走るので久々の渋滞を味わった。
道路沿いは水掛けトラックを手ぐすね引いて待ってる人々が道路に何
も注意を払わず出て来るので危なかった。私の車の左側は白い粉を投
げつけられ白い斑点がびったしです。今日は最終日だったのかなぁ?

ときめき

2007-04-15 17:48:38 | 日々雑感
おぉ~っ!もう8日間の休暇も最終日です。ゲームに明け暮れた
今年のソンクラーン休暇。明日からは仕事です。今日は早く寝な
いとね。今日も昨日のゲームを引きずって起床は12時過ぎ。こ
のままだと明日は起きれないぞ。

小娘は月末近く迄シラチャーに帰って来ない。まぁ、これが出発
前の一悶着の原因になったのだけど。まぁ、小娘が言う理由もわ
からないでもないけどやっぱこじつけにしか私には聴こえなかっ
たので出発ギリギリ迄、私は非常に不機嫌であった。まぁ、出発
前に一応の仲直りはしたのだがやはり不満は燻ってる。

時間つぶし用のゲームは手配し実際にあっという間に時間は流れ
て行く。ゲームに熱中してれば数時間なんてあっという間に流れ
るけど何か時間を無意味に浪費した感じしか残らずそれがどんど
ん心に沈殿してしまった。折角の長い休みだから何かをと望む気
持ちが強すぎたかもしれない。休み前にはいろいろとプランを考
えてはいたけども・・・・。

夜な夜な出歩きたいというのは何かしら新しい「ときめき」を探
しているだけのような気がする。小娘に何ら不満がある訳ではな
いけどもモヤモヤした新しい「ときめき」への憧れがむっくりと
心の中に鎌首を持ち上げる。もうちょっと健全にゴルフの練習と
かタイ語の勉強とかいろいろありそうだけどもなかなかそういう
心持ちになれない。

小娘との会話も最近はダラダラと身の回りに起こった事について
話すだけだし・・・。最近は部屋に来れば私のパソコンでゲーム
をしてゲームの合間合間に会話が形成されるといった具合。それ
を最近覚えたタイ語「チョーン(グ)・ブア・ナァーイ(倦怠期)」
を用いて小娘にぶつけたところ「私に飽きたってこと?どうなの
よ?」と少々逆切れ的に問いつめられた。「飽きたってことじゃ
なくて・・・」「長く一緒に居ればそんなに毎回毎回新しい事や
あっという事なんてないでしょ」「そうだね・・・」「なんでそ
んな風に感じるの?私と居て楽しくないの?」「そんなことない
よ。ご免、さっきの言葉撤回するから・・」と最初の勢いは急カ
ーブを描いて萎んでしまった。

小娘との関係はそんなにベタベタしたもんではない。外面的には
小娘のおじさん的な位置づけにあってそれを私も巧く演じてるつ
もりです。公から遮断された部屋の中にあってもその流れを引き
ずっている。そういう中でもうちょっとウェットな関係を憧れる
ようになっているかもしれない。で、新しい「ときめき」を探し
たがってるのかも知れませんね。そんな心の状況を的確に小娘に
説明するのは難しいしたとえ説明したところで理解出来ないだろ
うと思う。

夜な夜な出歩くといってもせいぜいパタヤ迄遠征してゴーゴーに
行く程度だと思う。生身の相手と会話出来るのが楽しいだけです。
テレビゲームの画面に食い入って一言も発生しない状況より曲が
りなりにも双方向の楽しさがそこにはある。まぁ、シラチャーに
新たな気になる子がいない訳ではない。そこに通い詰めて新たな
「ときめき」の対象に持って行くのも可能だけども、やはり小娘
が気になってそっち方向へ流れるのは自然にブレーキが掛かる。

カラオケもつい最近、日本から来られた知り合いの方と行ったけ
ど・・・余り楽しくなかった。相手の子も会話をそれなりに盛り
上げてくれたけども女の子は同伴の不可否の方向性を探る内容も
多く何となくしらける。まぁ、店の性格上致し方ないのだけれど
も。ストライク・ゾーンど真ん中だったらわからないけどストラ
イク・ゾーンぎりぎり的な子だったから端から店内だけで終わる
予定であったのが第一の原因だったかもしれない。

ゴーゴーなら何軒も梯子出来て自分にぴったりの子に行き当たる
可能性は高いがカラオケをそうそう何軒も梯子なんて出来ないし
ね。休み中、あの退廃的で大音響鳴り響くゴーゴー店内で寛ぐ自
分を何度も想像したが・・・何度も書いたように軍資金不足でそ
んな儚い夢も瞬時に潰えてしまった。くそぉ~!給料日後の4連
休にその思いを叶えようと今から燃えています。(馬鹿馬鹿しい
ですねぇ・・・)

自分が持ってる新しい「ときめき」なんてものは一種の幻覚なん
だろうと思う。軍資金が必要な「ときめき」なんてこと自体が端
からおかしいのだけどどうしてもそういう幻影に取り憑かれてし
まう自分が居るのも現実です。そうそうゲームにも「ときめき」
をテーマにしたゲームがあったよなぁ。テレビ画面内の彼女との
交流みたいなゲームだったと思うけど。ここでは軍資金さえあれ
ばいとも簡単に新しい「ときめき」相手を手に入れゲームを進行
出来ます。その結果がどんな結果になるのかどうであれ自分自身
が「実際に」負うことになりますから充分に注意が必要ですね。

う~ん、ここに居る限り底なしの新しい「ときめき」願望が沸き
上がるのかなぁ・・なんて思ってしまいます。軍資金不足はある
意味、一番の「ときめき」願望消滅特効薬であるかもしれません。
昨日も小娘から電話。「何かあったら必ず電話するのよ!」と念
押しをされてしまった。何かとは何だよ?小娘!

暇だなぁ

2007-04-14 18:05:48 | 日々雑感
昨日はなかなか寝付けなかったことで本日午後1時の起床。う~ん、
身体を普通モードに戻さなきゃと思う。昨日は小娘に電話した後は
本を読んだりゲームをしたりで過ごす。遅めの夕食を摂りに外出は
9時前。今年のソンクラーン休暇は最悪だなぁ。

起きてすぐに昼食を摂りに外出。以前、小娘の働いていた日本食堂
に行く。ハンバーグ・ステーキを注文。しかし、これは失敗。脂っ
こいだけで美味しくない。概してここは味は全て今イチ。それでも
小娘が働いてる時は食事どうこうより小娘目宛に通っていた訳だ。
最近は行く回数は殆ど無くなった。同じ日本食なら日本海というと
この方が圧倒的に美味いしコーロイ側のラーメン屋さんの定食の方
が味と値段に関しては圧倒的に軍配が上がる。

ラーメン専門店もあるけどどっちかと言えばローカル・チェーン店
の八番ラーメンの方を選ぶ。最近は接客もまともになってきたので
最近はちょくちょく通う。餃子はここの方が美味しいと私は感じる。
毎日何を食べるかが頭を悩ませるのだが食事以外の目的が以前のよ
うにあれば迷う事はなかったのだが。現在、小娘は無職でそのよう
な場所がないので胸をワクワクさせることもなくなった。

毎日部屋に食事時以外閉じこもってると世間から取り残された感じ
と言うか・・・・疎外感ばかり感じて精神衛生上よくない。テレビ
のニュースではソンクラーンの水掛け祭りの喧噪を流してる。それ
を見るにつけ部外者意識だけが募る。シラチャーの街中は至って静
かで水掛け合戦をしてるのを見るのは非常に少ない。皆、騒ぎたい
連中はバンセーン辺りに遠征して楽しんでる筈です。

食事から部屋に帰って来て小娘に電話して見る。暫くの呼び出し音
の後「ハロ~!」「(・・・ん?小娘じゃないな)ハロ~」「誰?
誰と話したいの?」「XXXをお願いします」「あぁ~、パ~だね!」
電話の相手は小娘の母親だった。「今ね、XXXは父親と一緒にソン
クラーン祭りに出掛けてるよ」「あっ、そうですか。じゃ、夕方に
また電話します」「そう伝えておきますよ」小娘もソンクラーンを
楽しんでるんだなぁ・・・と、また取り残された感じがした。

昨日、電話した時は「パ~、昨日午後に電話するって言ったから待
ってたのに・・・・」「お昼過ぎはまだ寝てるかと思ったからさ」
「実家だから誰かが起こしに来るからお昼にはもう起きてるよぉ」
「そっか、じゃ、明日はお昼に電話入れるよ」「うん、待ってるよ」
で、今日電話すれば外出中。水掛けに備えて携帯を家に置いて出た
ようです。小娘の両親とは面識はあるし何度も会ってるから両親が
電話に出ても問題はない。

ソンクラーンはタイ人にとってはお正月だから私の我が侭で小娘を
こっちに留め置く訳には行かない。だから小娘一人での帰省を了承
したのだ。私が同行すればいろいろと諸経費が掛かってしまいます。
今年の正月休みに一緒に帰省した時の経験を活かさなきゃが先に立
った訳です。実家に泊まっても良かった訳ですがいろいろ考えて私
は市内のホテルを取った。そこから毎日小娘の実家に通ったのです。

シラチャーに戻った時に随分と使ったなぁ・・・と実感。それらを
時折、小娘に話していたので今回のソンクラーン休暇についてはど
うするかは私に一任された訳です。まぁ、帰省前に小娘とは一悶着
あって(帰省の日数とか同行一任に関する件で)気まずい雰囲気で
あった。「パ~、何度も話したけどパ~はちゃんと私の言った事を
ちゃんとわかったの?じゃないと私も安心して家に帰れないでしょ」
「あぁ・・(生返事)」「一緒に行くなら行くでいいんだよ。私の
方は全く問題ないからね」「あぁ・・(生返事)」「やっぱ、怒っ
てるんだ・・・」「怒ってなんかないよ・・」これの繰り返し。
もう私は一種の甘えん坊になって母親を困らせるような感じだった。
二十歳そこらの子にいい親父が・・・まだまだ人間が出来てません
よねぇ。というかどうやって時間を潰せばいいんだ・・という抵抗。

帰省させるにしてもそれなりに経費は掛かる。前にも書いたように
突然、付け毛したい等と宣うので最終日に美容院に連れて行くハプ
ニング。う~ん、痛い。なんやかやで財布から千バーツ札が消えて
行く。それがなきゃ、今頃は夜な夜な遊び回れたのになぁ・・(泣)
ある日本食屋に以前知り合った子が学校休みの間、バイトに来て再
会し電話番号も貰ったので時間があれば食事にでも誘おうと企てて
いたんだけども淡い下心も没。財布の中身を気にしつつ女の子と会
うのは気が重いと言うか・・・気分的に疲れる。

出発前にギリギリ私が暮らせる金額だけを残して行ったのではない
かと思ってしまう。軍資金がなければここではどうしようもないな。
ま、大人しく部屋でゲームでもして時間を潰すしか方法はなさそう
です。時間だけはたっぷりあるんだけどねぇ・・・うまく行かない
もんです。最初は小娘が帰省した後はあそこに行こう、ここに行こ
う・・・なんてそれなりのスケジュールを立ててたんだけども。
向こうが一枚上手だったのか・・・・。来年のリベンジを期して今
年は部屋で忍の一字です。

参勤交代とPS2

2007-04-13 18:14:58 | 日々雑感
久しぶりの更新になります。ご無沙汰しました。これと言ったネタが
なかったのでなかなか机に向かう機会がなかったのです。まぁ、普通
生活していてそうそう目を丸くするような出来事はそうそうないです。
ご存知、今日からタイはタイ正月であるソンクラーンに突入しました。
残念というか幸運というべきか朝方から雨が降っており絶好の水掛日
和とはなっていません。私は先の日曜8日から15日の日曜迄の8連
休です。タイの1年の前半はもう休みが多い。今月末から来月始めに
はまた4連休が控えてますし・・・・。

この機会を使って日本に帰る日本人滞在者も多いですが生憎のところ
私は予算的な問題で帰りません。という訳で休み前にはいろいろと予
定を立ててたのですが一長一短があって全て断念。やはり予算ですね。
ここで後先考えずに行動すると月末迄が大変苦しくなりますので。何
とも情けない結末です。

小娘は9日から田舎に帰ってます。最初は一緒に行く予定でしたが現
地での経費を考えるとあっという間に財布が軽くなるのは目に見えて
ますので彼女一人帰す事にしました。帰る前に美容院に行かせたり姪
のお土産にバッグを買ったり、お決まりの帰省時に着て帰る服を2着
程購入したりと帰す経費もそれなりに掛かりました。財布の中を見て
「おっ・・・これで何とか残りの日々をやってかなあかんのかぁ・・
・」と思わずため息が出ました。

まぁ、何とか無事に小娘を親元に送り出しました。「おい、ちゃんと
折りを見て電話しろよな・・」「いつも電話してるよぉ」とちょっと
膨れっ面で答える。「電話ならすだけでいい?電話代を節約するから
・・・」「あぁ、わかったよ。その後にかけ直すよ」実際、今日迄2
回程電話を掛けて来た。「何してる?もうご飯済んだ?」「どうだ、
そっちは楽しいか?」「うん、姪っ子がバッグ気に入って誰にも触ら
せないんだよ、ありがとう、パ~」結構柄が派手な(バービー)ショ
ッキング・ピンクを選んだのだが・・・。余り大人しいデザインは駄
目なようだ。

私と言えばこの8連休をどう過ごすかが命題となった。本だけでは飽
きるしなぁ・・・。かといって夜な夜などこかに遊びに出掛ける程の
潤沢な軍資金はないしねぇ。軍資金が乏しい財布で財布の中身を気に
しながら遊ぶのは楽しくないし。結局、思いついたのはテレビ・ゲー
ムの調達。これがあれば一人時間を何とか過ごせるのではないかと。
シラチャーの電脳市場的なドット・コム(こっちの人はドゥット・コ
ムと発音)を歩いてみる。PS2を売ってる店を発見。価格を聞いて見
ると5800BT.

どうも中国製のコピー版のよう。私が以前持っていた日本のモノより
かなり小型だしCDのスロット方式も違う。箱を見ればオリジナルと全
く同じの印刷。ご丁寧にもMADE IN JAPANの記述。う~ん、かなり迷
う。結局、諦めるというか諦めざるを得ない。ただ、ソフトは全てコ
ピーもので80バーツだから、本体さえあればソフトは結構、揃える
ことは出来る。タイ人の友人に声を掛けると一人から休み中だったら
貸しもいいよとの返事。早速、借受けに行く。使用したソフトを残ら
ずあげるよと約束。

ドットコムの店でソフトを10本位買い込む。オリジナルだったらこ
んな風には行かないよね。1本数千円するから自ずと慎重に選ぶ筈だ。
鬼武者3、4とかモンスター・ハンター2とかを購入。日本語バージ
ョンは少なく多くは英語版。う~ん、鬼武者の主人公のサマノスケが
流暢な英語を喋ってるのを見るとどうも違和感があるなぁ。それから
一時、鬼武者3に嵌る毎日。夜中の5時頃迄やり続け、次の日は午後
起床みたいな日が今日まで続いている。

バンコクに居た時は日本から持って来たPS2で同じような日々を過ご
していた時期がある。そのPS2も以前つき合ってた子が持ち帰ってそ
のまま行方知れずとなった。勿体なかったなぁとは少し思うけど今と
なってはどうしようもない。結構、やり込む方なのでこれまでは自制
してきたのだ。このままの状態を休み明け迄続けると仕事に差し支え
が出て来るのが心配です。

しかし、50過ぎのおじさんが部屋で一人画面に食い入ってコントロ
ーラーを操作している姿は異様ですよね。まぁ、一番お金の掛からな
い休みの過ごし方でもあるし。このところの食事もゲームに合わせて
カレー、ハンバーガー、ラーメンと言うようにゲーマー最愛の食生活
になっている。こりゃ、いかんぞ!と思いつつあるのだけども。

自分の小遣いの大半は小娘関連に流れるのでこんな休みの過ごし方に
なってしまうのが情けないというか。何か似たようなシステムがある
なぁ・・と考えてみたところ「参勤交代」に行き当たる。う~ん、各
大名を疲弊させる為に毎年大規模な経費を使わせ軍事力を削ぐという
やり方。小娘も私の小遣いを彼女自身に使わせて財布の中をある意味
疲弊させれば独りにしておいても夜な夜な夜の街を徘徊出来ないと踏
んでるのではないか・・・。う~ん、考え過ぎかなぁ・・・。

昨日の小娘の電話では「パ~、ゲームも程々にしてちゃんとご飯食べ
ないと駄目だよ。いい?わかった?」との忠告も頂いたが鬼武者3は
佳境に入っており今日もまた終焉に向かって突っ走るだけだよ!とは
言えなかったよぉ。そろそろ普通の生活バイオリズムに戻さなきゃと
は思ってるけどもね。小娘の帰省をきっかけに始まったゲーム三昧の
日々はある意味劇薬でもあるなぁ。