1年

ガンマナイフを受けて
今日でちょうど一年経ちました。

なので当時の状況を少し書こうと思います。

ガンマナイフを受けることになった段階では
まだ腫瘍と思われる箇所は非常に小さく
SPECTでも反応が見られませんでしたが
早いうちに受けておこうという判断でした。

ガンマナイフは普段通院している
大学病院にはなかったので
提携している他の病院で2泊3日で受けることとなりました。

ガンマナイフを受けるに当たり
一点怖かったのが、フレーム取り付けでした。

精度を確保するために頭を固定するための
フレームですが、頭蓋骨までスクリュー式のネジを
打ち込み固定するのです。

まぁ、この時点で既に3回開頭手術を受けている人間が
ビビる事でもないんですが。。。。

でも、頭がボーっとする麻酔をされた上で
フレーム取り付けだったので
はっきりいってまったく覚えていません。
※これから受けるという人、まったく痛くないですよ！！

ガンマナイフ自体は、まったく痛みも何もありません。

だだっ広い部屋の真ん中にある機械に寝かされて
20分ほどクラシック聞いていただけです。

やはり怖いのが、後から出る
放射線による脳壊死です。

僕も実際に苦しみました。

以上、SPYDERによるガンマナイフ体験記でした。

逆風

逆風の中を進んでいく。


風速何メートルぐらいだろうか。

重心を低くし、前傾姿勢で
一歩ずつ踏みしめる。

風が徐々に強くなってくる。

さらに前のめりで進む。

どうやらこの風は止む事はない
らしい。

歩くのを止めたら後ろに
飛ばされてしまう。

だったら前に前に。

どうせ倒れるなら前に突っ込んでやる。

嫌なヤツ

病気で思うように動けなくて
毎日疲れて帰ってくる人間と一緒にいるとストレスが溜まる。

こっちの気持ちにもなってみろ。

こう言われました。

僕にはどうしたらいいか
分かりません。

頑張ることっていけないことで
しょうか？


命懸けで働くことに意味はないのでしょうか？


「お前にこの苦しみがわかるか？」


こう言った僕は嫌なヤツです。

失っていくもの

滑り台から一緒に降りてくる妻と息子。
下でカメラを持って待ち構えている俺。

しゃがまずに撮ったのでうまく顔が映っていなかった。

左足の足首に麻痺があるため
平衡感覚が鈍くなりしゃがもうとすると
後ろに倒れてしまうのだ。

これって結構不便で
自動販売機でジュースを買って
取り出そうとするときも
手をついて取り出している。

電車の中でも、揺れた時に踏ん張る力がないので
つり革必須。

発病してからこれまでで
色んなものを失ってきた。

これからもどんどん失っていくんだろうか。

俺の頭の中の怪物はどこまで
捧げたら満足するんだろう。

虫取りの1日

今日は1日デバッグ（プログラムの不具合を潰す作業）してました。

一つ厄介なのがあり
あの手この手で攻めるものの
結局はソースとにらめっこ。
見付けるまでにかなり時間がかかりました。
(C言語のポインタ周りです。ハマる時は大抵これ)

でも原因を発見して
修正したプログラムが予想通り動いた時の快感は最高です。

というより、この仕事の楽しい瞬間てこれしかないですね。多分。
今日は自分の力不足を痛感しました。

まだまだ精進します。