たとえば模型道楽

1/48 SE5A

ローデンのSE5A。同社のキットは手が掛かる分割、残りすぎの離型剤とかなり固いデカール以外は概ね評判が良い。ただ、Dr7もそうだったのだが、エデュアルドがずーっと造り易いキットを出すと絶対に作らなくなりそうなので途中で棚上していた物を大急ぎで完成させた。出来てしまえば新製品が出ても、フンもう出来てるもんねと落ち着いていられるはずだ。

どうも、サブタイプを揃えたいメーカーらしく分割が煩わしい。これが作り難さにつながる訳で、更に薄い肉厚が追い討ちを掛けてくる。Dr7と同じくSE5もカウリングの違いを生真面目に再現しようと6個の部品を組み合わせる仕様で、歪み曲がりに気をつけて箱組みするには結構気を使わねばならなかった。尚、Dr7は、もし作るなら太っ腹のエデュアルドが2組入れてくれている胴体の残りを使うつもりだ。

やはり主翼の支柱が難関なのだが、よりによってこれはVとかNではなく1本ずつのタイプ。恐る恐るやってみたら、切った伸ばしたせずに組み立てられた。世評は確かなものだ。今回、張り線はマジックで染めた釣糸を使って通す穴を細めで済ますようにしてみた。釣糸の場合ピンと張るのに少し気を使うし力の入れ具合によっては前に張った所がゆるむことも有るので、平常心が大切。ペーパークリップ等をぶるさげておいて止める等の工夫を駆使すると良い。機首はなるべく最後に塞ぐ、必要により大穴を開けておくのも有効。SE5Aの場合胴体から出る線は端にビーズを結び抜け止めとしてある所も有る。キャバネストラットの部分は上翼の穴に通しておける位長めの糸を胴体に固定しておいて上翼を取り付けてから張ってやると良く見えない穴に細い糸を通すイライラから逃れられる。

不安だったデカールは、固いがなんとか貼れた。割れ易いのでマイクロの保護フィルムで補強したのだ良かったのかもしれない。当然軟化剤はまったく効かなかったので一部クレオスのシンナーで溶かしてある。

昔、モノグラムがこれとDr7,キャメルを48で出していて、憧れて買っては見たものの敗退。その後、再挑戦を企てる頃にはキット自体が古臭くなりあきらめた思い出がある。それでも、インアクションは揃えていたんで今回は大変助けられた。ネットでの調べ物も便利になったが1冊にまとまった資料は今でも使い易いと思う。

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