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求む!政治家(横路孝弘に会いたい)

2015-08-29 06:17:05 | 日記

先日、某県議会議員が、自分のブログで不適切な発言をしたとして、「陳謝」に
追い込まれたという事件があった。
病院で会計の窓口に呼ばれる時、番号で呼ばれたのに腹を立て、
「ここは刑務所か」と悪態をついたあげく金を払わずに帰ったとの一連の経過を
書いたら、ブログが炎上したという。
そら、そうなるわな。
県議にしてみると、県立の病院なんだから、俺のことも少しは配慮してくれよという
甘えがあったろう。
ただ彼が考え違いをしていたのは、患者を番号で呼ぶのは事務的に過ぎるという
判断が決定的に間違っていたということ。
今はプライバシー保護のほうが優先されるので、番号で呼ぶのはあくまで患者サイドに
立った病院のサービスであるという理解が一般化している。
自分が病院に来ていること自体を知られたくない人が大変多い、という実情を彼は知らなかった
のでは。

この報道に接したあと、昔のある事件を思い出した。
民主党の横路孝弘衆議院議員が北海道知事だった時のこと、道議会で自民党の道議
(のち参議院議員)に、質問というか追及されたことがある。
「あなたは道民党という触れ込みで当選したのに、社会党所属の道議候補の選挙の応援演説を
やっているではないか。道民党などという看板は名前だけなのか」
これに対し、知事はこう切り返した。
「私は以前代議士だった時、東京からの帰りにあなたの兄上(道東の有名代議士・
二代にわたって不幸な死に方をした)と偶然相席になったことがあります。
その際いろいろお話を致しましたが、
『国会議員の時はともかく、もし自治体の首長になったら、その時は住民に奉仕するのが
最優先であり、党利党略など決して持ち出すべきではない』
とおっしゃられたので、深く共感するところがありました。
その後図らずも知事というまさに自治体の首長をおおせつかり、政治的には公平を求められる
立場となりましたので、応援演説等は頼まれたらなるべく断らないようにしようと心がけております。
先日の社会党の道議候補の方は以前から親しくしていただいている方でもあり、ご要請には
喜んで協力させていただきました。
ただ、私と主義主張が全く異なっていらっしゃる方からご要請をいただいても、いったい何をお話したら
いいのか、当惑するばかりであり、例外が全くないとは申しません。
ですから自民党の先生方から応援のご要請がもしあったなら、ご協力すること自体やぶさかでない
ということはここではっきりと申し上げておきたいと思います。
要するに私は、質問者の兄上のご忠告の通りに対処しておるわけでございます」
という趣旨の答弁を行った。
議場は爆笑したという。
質問者はすっかり気勢をそがれたようで、さらなる追及は不発であったとか。
例が適当であるかどうかわからないが、これが政治家の発言だろう。
両者の違いはどこにあるのか。
結局は知性の違いとしか言いようがない。
選挙民・有権者はそこのところをよく考えて、一票の権利を行使していただきたい。
選挙が近いので。
(私は民主党の支持者でもなければ、横路に投票したこともありません)
2013.6.19記
中川一郎もその息子もこの世におらず、中川義雄も国政から退いた。



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