ネギッシャン

ネギッシャン

自慢ではないが(実は自慢だが)私の英語の発音はネイティブレベルである、本人が言うのだから間違いない。
ただし、知っている単語の数は少ない、したがって○○検定の点数は低い

さて、なぜ私はそんなに英語の発音が良いのだろう？
それはかつて私が英語の授業を最初に受けた中学時代の恩師、根岸先生の影響だと思われる。

美術の先生でもある根岸先生は「ネギッシャン」と呼ばれ生徒から少しなめられていた、
酔いどれで、酒臭い息での授業も度々だったからだろう

でも生徒はみな「ネギッシャン」の事を好きだった
酒臭いので女子からは敬遠されていたと思うが、えこひいきの噂が高いＢ先生よりは評判が良かった。

最初の英語の授業、ネギッシャンは机を指差してこう言った
「これを見て『机』と思い、それから『desk』と訳すな、これを見たら『desk』と思え」

その時 「soWhatだ」少年は何の事やら解らず、それでも、そんなもんかんとなんとなく実行していたと思う
そして、その意味が分かったのは２０年後仕事で英語を使う様になってからである。

ネギッシャンの消息はわからない、でもネギッシャンの授業を受けた生徒達は
みな豊かな心を持った人間に育っているに違いない。

soWhatだ・・・心の豊かな私が言うのだから間違いない・・・over