褥瘡ができたＢさんは

妻は老人介護施設"かぶら"で働く"介護ヘルパー"。
このコーナーは夜勤明けで帰宅した妻が語る"介護ヘルパー"の日々、
時に "soWhatだ"が多少の脚色とフィクションを加える場合もある。

「ねえねえ、聞いてくれる」
「Ｔさんは物が食べられず胃に管で食料をおくってるんだけど」
「褥瘡ができたからって、医者が毎回５００ＣＣに」しろって言うのよ」
「そしたらね、すぐ吐いちゃうのよ」
「会議の時『夜勤の時職員少ないから困ります』って言ったのよ」
「でもそのまま続けてたのよ」
「そしたら案の定、吐いちゃって、丁度その時看護師がいてね」
「医者にねじこんだらしいのよ」
「そしたら、『しばらく止めるか』ってなったのよ、そしたら」
「すっかり褥瘡がなくなったのよ」
「動物が具合悪いとき絶食して直す、あれね」

soWhatだ・・・めでたしめでたし・・・over

新人男子N君の場合は

妻は老人介護施設"かぶら"で働く"介護ヘルパー"。
このコーナーは夜勤明けで帰宅した妻が語る"介護ヘルパー"の日々、
時に "soWhatだ"が多少の脚色とフィクションを加える場合もある。

「Ｎ君って新人の男の子・・・」
「おお」
「一生懸命味噌汁つくるんだけど・・・」
「ふむふむ」
「ブロッコリーとか人参とか丸のまま」
「え、ポトフ」
「そうポトフ」
「味噌汁としては、ちょっとな」
「看護師さんなんか『あんた何やってんのよ』ってボロクソ」
「あの噂の看護師さん」
「そうそう」
「言いそうだね」
「でもめげないところがえらいＮ君」
「ホントだ」

soWhatだ・・・Ｎ君健在・・・over

お局さんの場合は・・・

妻は老人介護施設"かぶら"で働く"介護ヘルパー"。
このコーナーは夜勤明けで帰宅した妻が語る"介護ヘルパー"の日々、
時に "soWhatだ"が多少の脚色とフィクションを加える場合もある。

うちのかみさんとお局さんの会話

「あれやこれや」
「そう、あれやこれ」

「ところで・・・」
「えっ」
「しばらくすると私たちもこんな所で世話になるのね？」
「・・・」
「ねっ」
「あなたの様に気ままに生きている人はぼけません、多分」
「まあね」
「まあ、うちの亭主もそうだけど」
「なるほど」

(・・・・)

soWhatだ・・・おいっ、俺を出すなよっ！・・・over

Ｐ君の場合は

妻は老人介護施設"かぶら"で働く"介護ヘルパー"。
このコーナーは夜勤明けで帰宅した妻が語る"介護ヘルパー"の日々、
時に "soWhatだ"が多少の脚色とフィクションを加える場合もある。

「ねえねえ、あのＰ君だけど」
「ああ、ハスラーに乗ってる大地主の息子？」
「そう、あの子」
「おお、どうしたの？」
「介護の仕事って男の子にとって入浴介護とか、排泄介護とか大変でしょ？」
「そうだろうね」

「で、もういやだって辞表を出して転職するんだって、工場に」
「ほう」
「で、残った遊給休暇消化中に、もう次の職場で働き始めたんだって」
「早やっ」
「そしたらね・・・」
「どうしたの？」
「やっぱりこっちの方が良いんだって」
「へ？」
「向こうは必要以外全く会話がないんだって、それに・・・」
「それに？」
「全然女性がいないんだって」
「なるほど」

「で、結局出戻り」
「ダサッ！」
「でしょっ」
「まあ、でもそうだろな」
「仕事中のムダ話も結構役立つでしょ？」
「言えてる、良い経験したんじゃないＰ君」

soWhatだ・・・良いなあ・・・over

使い込みがばれてくびになったN氏の・・・

妻は老人介護施設"かぶら"で働く"介護ヘルパー"。
このコーナーは夜勤明けで帰宅した妻が語る"介護ヘルパー"の日々、
時に "soWhatだ"が多少の脚色とフィクションを加える場合もある。

使い込みがばれてくびになったN氏の子飼いだったＭ君は
一流のイエスマンだったのだが・・・

御多分に洩れず、弁舌以外は全く無能なタイプであった

今朝も新人指導に余念のないＭ君
「送迎は出来るだけ３時までに帰る様に、もしも３時以降になってしまったら、
必ず連絡を入れる様に、ねっ、そうですよね、○○さん(「soWhatだ」氏の奥さん)」
「えっ、そ・・そうです、そうですとも」
Ｍ君の評判を聞いていたかみさんは突然振られて「プッ」とも言えず、うろたえるのであった

その日の午後の送迎、３時過ぎても帰らず、連絡も入らないＭ君ではあった

「やっぱり」
「予想どうりね」皆でうなずきあったとか

soWhatだ・・・ある、ある・・・over