今風で時代にマッチしているが、自主性という言葉に甘えてしまって汗を流すことを避け、なんでもかんでも楽をしてしまうというのは間違っている。
意識の高い選手は「これではいけない」と自分にムチ打って自主練習をやって課題を克服するが、ほとんどの選手は「言われたこと」しかやらない傾向がある。
「自主性」を「自由」と勘違いしている選手が多い。
たかが野球だが、人間としてどう生きるべきか、礼儀やマナーといった「人間学」。
野球人である前にひとりの人間であることを厳しく説かなくてはならない。
技術を磨く前にやらなければならないのは
人間性の向上。
人間性の向上を図らなければ、進歩することもなく、強い組織を作ることはできない。
人間的成長なくして技術的成長はない。