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77年のABCからリリースされたアルバムからタイトル曲を取り上げてみた。このグループの経歴については割愛するとして、まず言いたいのはABCのアルバム自体が評価されていないことが非常に不満なところだ。なぜだか全く聴き所の無い一枚目のアルバムが持ち上げられているが、二枚目のアルバムはウイリー・ハッチが制作しアルバムすべての曲とは言わないまでも充分にソウル・グループとして楽しめる楽曲が散りばめられている。バックはジェームス・ギャドソン、デヴィッド・T・ウォーカー、ジェームス・ジェマーソンらの錚々たる精鋭陣。その代表曲というものではないが、取り上げた曲でもそのミュージシャンの技量が光るグルーヴが堪能でき、そこに分厚いコーラスが絡み、ノーマン・ホイットフィールド制作の70sテンプスの向うを張るとも言える内容。ただ70sテンプスほど過剰に音作りされていない点が、スムースなグルーヴを伝えてくる。