ロン・ヘンダーソン率いるチョイス・オブ・カラーの72年のシングル。ロン・ヘンダーソンといえば、この後77年に名作アルバムをチェルシーからリリースしていることが有名だろう。さらに80年代にも良質のレコードを残し、60年代のトゥルートーンズ時代と合わせ、高い評価とコレクター人気を併せ持つミュージシャンだ。さて、この楽曲はこの数年でソウル・イベントを経て人気が急上昇したミディアム・ダンス・ナンバー。タイトなリズムセクションと、そこに乗ったロン・ヘンダーソンの伸びやかなヴォーカルが、清涼感あるダンスサウンドを生み出した傑作だろう。録音はチェルシーと同じくリフレクション・サウンド・スタジオか。とにかく誉れ高いロン・ヘンダーソンの作品中、アイル・ビ・アラウンドと並ぶ代表作に違いない。
