今年もレコードストアデイがやってまいりました。今度の土曜日になります。年々盛り上がって、今年は最高潮という感じすらしています。少々関わった一人としては嬉しいものです。ただ私は忙しいから、当日はまずレコード屋さんが開いてる時間に覗き見すらできないでしょう。まあ普段からレコード屋に行っている身としては、この日だからこそ行かなきゃとは思いません。しかしながら、レコード屋さんが賑やかになるのは喜ばしいかぎりです。レコードストアデイが盛り上がる結果として、その日だけでもレコード屋さんに行き、何かしら得るものがあり豊かになるというのが理想でしょうか。私のようなレコード馬鹿になるのはどうかとは思いますけど。それはそうと、あらためてこんなことを言うのは、レコードストアデイの主旨がそんなところにあり、理解してほしいからなのです。窮するレコードストアを救うために始まったイベントというわけではなく、店舗を構えていても人が来ずネット通販事務所のようなレコードストアはつまらない、そんなことから古き良き時代のレコード屋さんに格別思い入れある店員達が発想したイベントがレコードストアデイなのです。むかしレコード屋さんといえば、音楽情報の交流の場であり、音楽文化を支える重要な位置付けでありました。いつしかネット時代、音楽ソフト産業は斜陽産業へ…、それはひとまずおいといて、移り行くなか、音楽の対面販売の重要性に気付いたともいえるでしょうか。再びレコード屋さんに人が集うにはどうしたらいいか、イベントの日に限定版の販売が良いだろう、そしてそれはレコード屋さんに足繁く通う人達の意見から、アナログ・レコードが良いだろうとなって今の世界的なムーヴメントへと成長してきました。今年の日本での盛り上がりを眺めると、正に世界的なイベントになったと思います。そういえばレコード屋さんの中ではこのイベントを快く思っていない人たちも少なからずいるようではあります。それらの人の意見も間違ってはいないとは思います。先ずは前提としてイベントの成り立ちを理解してもらい、些末なことにとらわれずにと願いたいのではあります。まあ拘りがあっての商売ですし、確かにいろいろとアナログ好きレコード好きには我慢ならないことも目につきます。またさらに言えば、発信する側があまりに旧態で陳腐な言葉でイベントを語っていないかとも問いたいですね。アナログがレコードが、と叫んでも何も変わらない、そう言いたい。まあなんだかんだ考えてしまうのでありました。というわけで今晩は前ふりイベントです。なぜだか関わってます。関わる予定はなかったんですが…まあ仕方ないことです。皆さん来てね。
■RECORD STORE DAY JAPAN PREMIUM DJ NIGHT！！
【DJ OSSHY ＆ HIROSHI NAGAI】
DATE：4月16日（木）OPEN18:00 START19:00 CLOSE23:00
PLACE：渋谷ANNTENA 渋谷区道玄坂2-29-13 若槻ビル3F TEL 03-6455-1108
PRICE：男性 2,000 女性 1,000 （ドリンク別）
