Soul 虎の穴

layback tokyo 続き

https://youtu.be/Y1VLLH3SoxI

つづきです。

熱気について触れておきます。当日は、叫ぶ踊る泣くって感じの状態がケブダージDJ中はずっと続きまして、ざっと4時間以上くらいだったと、そして映像以外にも狂乱するフロアの様子があって、いまだ脳裏に焼き付いています。映像のほうは、パート1が初っぱな近くからの30分、パート2がその1時間か2時間あと、ずっとあんな感じの興奮状態、異様といえるような雰囲気でした。立役者はヌードレストラン・クルー、とにかく踊る煽るでフロアに君臨、ケブダージとのコール&レスポンスも室温を上昇させていました。神戸からの遠距離移動もものともしない姿とその気概、フロア・シェイカーっぷり、胸打たれました。ケブダージのファーストツアーは多くのインパクトを残しますが、功労者として間違いなくヌードレストラン・クルーを挙げたいです。まさにノーザンソウルを体現してくれたと思っています。ノーザンソウルとは何かと言われますが、もちろんアメリカ北部のソウルではありません、英国北部の労働者のクラブシーンであって、端的に言うなればそれは熱狂でしょう。その日のレイバックはまさにノーザンソウルであったと思います。

そうそう、このツアーでの神戸のケブダージ、私も返礼とばかり行きました。その日の神戸も熱狂してましたね。若い子が多く、ダンサー熱気ではレイバック以上でした。東京から行ったのは私とヒクソンくらいだったのがちょびっと残念、そう思えるくらいな神戸でした。

それから18年、ヌードレストランは変わらず在り続けています。いや、むしろ大きく日本を代表するクラブ・イベントとなったと思います。内外の取材、遠方からのクラウド、海外からの来場まで。そしていつも変わらない熱いフロアがそこにあり、彼らが若き頃から憧れ追い求めたノーザンソウルがあります。現在ノーザンソウルが体感できるのは英国になくヌードだけじゃないかと英国人ソウル・コレクターにさえ言われるほどです。

さらにもう一つ付け加えるなら、ケブダージ氏に対するスタンス、変わらずずっと共演し高めあっているところでしょうか。しばらく前に、ケブダージがロカビリー/R&BのDJとして新たな道を歩み始めたとき、大方のソウルファンはケブは終わっただとか何とかで、掌を返しました。ケブダージがやるイベントにはかつての馴染みの顔は一斉にいなくなってしまった。寂しいものです。ただ、しかしながらヌードだけは違った。変わらない。たとえそのスタイルが成功しようがしまいが、彼らのスタンスは変わらない。まして積極的に取り入れようとするくらいに。なぜ彼らヌードレストランはそのような姿勢でいられたのだろう。考えるに、彼らは目指すところ伝えるべきところがブレていないからだと。長きに渡って彼らと接しているとそう思わざるを得ないですね。

今回この映像をヌードレストランに託し公開でき、そして新境地でまた羽ばたくケブダージ氏とともに再び関わることができたことを光栄に思います。

あ、デヴッド・フリン氏についても書かなきゃね。初来日から良く知るし。
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