宗玄文庫 別館   ~ ミュアウッズな日々 ~

50歳超えて吉祥寺周辺で乗り始めた自転車など、日々雑感

青梅 + 秋川街道 + 永田橋通り + 奥多摩街道

2016年03月21日 | 自転車 日々の記録

 三連休初日は、二日酔いでダウン、二日目は風が強くて意気消沈、となれば今日行かなくてどうするという気で起床。
 本日は、以前青梅に行ったときに気になった、ここから秋川街道という標識の先を行くことに。暫く自転車から遠ざかっていたので、脚が持つだろうかと懸念はありましたが、青梅から武蔵五日市の間の峠は、「峠ではなくて気が付いたら通り過ぎている単なる坂だ!」というようなコメントをネットで見たことに心を強くし出発です。

 前回、秋川街道を武蔵五日市から南下した時には、武蔵五日市駅に着く前にすでにへばっていたのを教訓に、今回は、これまでの少ない経験を基に、青梅まで最も坂が少ないコースを選びます。

 まずは、いつも通り、井の頭公園から玉川上水を北西に遡上します。玉川上水駅の手前の小川橋で、いったん上水に沿った自転車道が途切れてしまい、これまでいくつか試行錯誤しましたが、最近は、いったん南西に進路を取り、玉川上水駅はパスして、武蔵砂川の駅の手前、残堀川をサイフォンで玉川上水が潜り抜ける手前で合流するルートに固まりつつあります。そして、拝島駅を過ぎたあたりから奥多摩街道に抜けるルートは毎回適当なのですが、今回の工夫は、ここで奥多摩街道ではなく、前方右手の新奥多摩街道を使うことです。

 最初の写真は、まだまだ桜は遠い感じの井の頭公園、二枚目は武蔵砂川駅付近の玉川上水沿いの道です。玉川上水沿いの道の中では、この辺りが一番ほんわかしていて楽しくなります。最後は、武蔵砂川駅を過ぎてすぐの天王橋です。ここは、7、8本の道路が交差しているのでややこしいです。ここのミニチュア版が手前の小川橋でしょうか。

  

 玉川上水沿いにいくなら多摩川の高さに合わせる奥多摩街道を選ぶのですが、以前、青梅に行ったときに小作坂下から新奥多摩街道に合流するまでの坂が、自分にとって結構な坂だったので、先のことを考えて、河岸段丘の上段、東側の方を並行して進む新奥多摩街道を進みます。おかげで、青梅の秋川街道入り口到着時点は、極めて好調でした。昼食も簡単に新奥多摩街道沿いのファミレスで済ませました。

 次の写真は、最初が、合流していた奥多摩街道と新奥多摩街道が左右に分離して直ぐの牛浜というところで、既に新奥多摩街道に乗っています。ちなみに、横切っているのは、横田基地のせいか、途中でワープして出現してきた五日市街道です。五日市街道は、ともかく多摩川超えるまでは、自転車乗る方からすると快適さからはかなり遠い距離にある道路です。二枚目の写真は、自転車乗りにやさしい、というかこうでもしないと自動車の方から怖いのか、新奥多摩街道の自転車ーレーンで、最後が、青梅街道からスタートする秋川街道入り口です。

  

 まず最初は、これまでの貯金を使って、一気に多摩川近くまで段丘を駆け下ります。調布橋という橋で多摩川を見下ろし写真を二枚。そして、坂が始まるかなという前に余裕の一枚。この辺りは、元気ありありなので、最後の交差点あたりでは、前方の坂とも言えない緩やかな登りを見て、今日はフロント側はインナーギア使わないかなと余裕を持ったりしてました。

  

 で、だんだんとギアが軽くなっていくものの、次の写真の一枚目あたりは、まだ、フロントギアはセンターで回していました。多分、明星大学や鈴木慈光病院は過ぎて6割位登ったところでしょうか。しかし、だんだんに息が上がり始め、最後は、いつものインナーローのギアで徒歩速度で登っていました。写真の二枚目は、結果としてみれば、峠手前の坂で後ろを取ったもの、三枚目が峠直前の写真です。右に曲がったところから一気に下ります。

  

 峠の頂点に、看板か何かあると良かったのですが、峠と言うほどのものではないということか、何もなく、ちょっと下ったところの交差点に、二ツ塚峠という交差点名が付いていました。ここからは、ブレーキかけまくりの下り坂でしたが、それでも時々、時速40km位でていました。
 青梅側から登って峠に到達する直前には、本日は、峠はもうお終いで帰ろうという決心はついていました。本当なら、この前通った小峰峠を越えて、八王子まで秋川街道を制覇してみたかったのですが、脚の具合がすっかり泣きが入り、それはまたのお楽しみということにしました。ネット情報によると、五日市街道より通りやすいという永田橋通りを選択し、武蔵五日市駅の手前で東進します。

  

 永田橋通りは、確か永田橋側から来ると、多摩川から最初に段丘上がるところが、道は狭いは坂は急だわでとんでもなかったのですが、東進するなら下るだけだと思い進みます。何となく、のどかな感じで、確かに五日市街道よりも風情がありました。途中、平井川の川沿いの道が良さそうだったのでそちらを選びましたが、しばらく行くと、結局永田橋通りに戻されました。永田橋通りもだんだんと道幅が広くなって、車も遠慮なくなってくるのですが、五日市街道よりは良さそうです。

  

 最後は永田橋前の急な坂を徐行しつつ下って、永田橋を渡りちょっと上ると、なんと、玉川上水です!まあ、あんまり詳しく地図も見なくなったので、ちょっと意外な感じがしましたが、ここからしばらく朝来た新奥多摩街道を南下します。新奥多摩街道は、拝島駅を過ぎて南下すると左後ろから東京環状道路が合流して乗っ取られるため、一気に道幅も広くなり、交通量も激増するので、にわかの自転車乗りにとっては怖くて、歩道をトロトロと進みます。

  

 東京環状が南へ分かれていき、元の新奥多摩街道に戻ってしばらくしたところ、多分JR八高線でしょうか、これをやり過ごすために、街道の自動車レーンは下を潜りますが、なぜか地上に復帰しません。なんと、このまま、河岸段丘の下に降りてるではないですか! 一瞬、このまま少し北上して、玉川上水沿いの道に戻るかという気持ちも起きましたが、まあ、この際、新奥多摩街道を見届けるべく下に降りてみました。

  

 降りたところで、南側を並走していた奥多摩街道とクロスし、南北を入れ替えます。当然、現在の標高を大切にして無駄に多摩川に近づかない北側の奥多摩街道の方に道をスイッチします。この辺りから再度新奥多摩街道と合流し甲州街道に吸収されるまでの間の道が、程よい広さと交通量、そして、右手下に多摩川段丘を見下ろす感じで、良い感じの道でした。しかし、良いのはこの間だけで、甲州街道と合流してからは、ただの自動車道となってしまいます。

  

 さて、ここから、暫く甲州街道で我慢するものの、JR南武線谷保駅を過ぎたあたりで北上を開始します。目指すは都道14号線、東八道路の始点です。地図で見ると、東八道路は、府中市の東芝工場のところで突然終わり、カックンと南に曲がって鎌倉街道に名を変えています。何となく、その端っこが見たいというのが、これまで東八道路を使っていた時からの気持ちでした。が、まあ、着いてしまえば、こんなものです。写真を撮って出発です。道路標識に、三鷹や久我山といった懐かしい地名が見え始めます。

  

 東八道路は、歩道をゆっくり走ると決めているので、のんびり進みます。最初に、JR武蔵野線の下を東八道路がくぐるときに、自転車はどうするんだろうと思いましたが、ちゃんと抜け穴がありました。最後、いつもの野川公園で、きれいな花が枝いっぱいに咲いていたので、通り過ぎたのを戻ってきて写真を一枚。それから、左手に野川公園をちらちら見ながら進んでいると、更に美しい光景があり、公園の中に入り一枚。おそらく柳でしょうか、芽吹いているものとそうでないものがあり、今年一番の新緑は大層きれいでした。

  

 このまま、自宅に戻り、距離はサイコンで84kmでした。多摩川の橋のところから二塚峠までの標高差と距離をルートラボで見ると、157mの3kmなので斜度5%位でしょうか。奥多摩の方に行く人は、斜度が10~20%位らしいので、まあ、当分考えないのが無難なようです。そういう人から見ると、5%の峠は坂ではないのかもしれません。





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