勘の論証

日記です。

11月1日の方針

2007-10-31 20:51:23 | 日々の分析と方針

あまり変化はない感じ。昨日、大きく動いた銘柄が多かったが、そのような動きが継続性があるものなのかどうかは今のところはっきりしていない。日経平均は買い継続。26日遅行スパンが売り時代になるまでホールド。

日本は経済の成長余地が少ないということで、欧米投資家が資金を中国にシフトしているのではないかという話がロイターに出ていた。先日の参議院選挙の話題が「年金がちゃんと貰えるのかどうか?」という点に絞られていたことからも、現時点では、集合心理ベースで経済成長への意志は確かにあまり強くはないだろうなとは思う。

しかし、2005年秋に急騰したところで、「日本復活」と騒いだ買った外国人が、下がっている日本株を見て「もうだめだ」言って売っているのだから、海外のファンド・金融機関もその多くは一般的な個人投資家と同じような行動をとっていることがよくわかる。まあ、ファンドを買っているのは一般的な個人投資家なのだから当然ではあるが。


10月31日の方針(一流のプロ)

2007-10-30 21:13:41 | 日々の分析と方針

ゼネコン大幅高の一方で薬品大暴落。銘柄・セクターによって動きはばらばら、というよりも滅茶苦茶な感じ。株式市場に参加することそのものがリスクになっているような状況。日経平均の買いは継続。スタンスは昨日同様。

薬品株の大暴落は短期テクニカルでは逃げるのがほぼ不可能といった動きでバブル(逆バブル)時代の象徴のような印象。超大口資金の仕手戦なのか、サブプライムで損をしている欧米金融機関の買い玉の解体作業で上げていたのか、買い集めるためにやっているのか、よくわからないが動きがあまりにも極端。

このような状態が一過性のものでなければ普通の個人投資家は馬鹿馬鹿しくなって株をやめてしまうかもなとも思う。投機資金が自分の都合だけで売買しているような感じで公共心ゼロな感じ。

仮に売る必要があったとしても一般参加者(素人)への影響が最小になるように努力するのが一流。大口参加者なのに他の参加者に迷惑をかけるような売買をして平気な規模だけ大きな自称プロが多いのかなと思う。他者の幸せも考慮しながら仕事をしてさらに結果を出すのが一流のプロ。



10月30日の方針

2007-10-29 15:50:13 | 日々の分析と方針
先週前半の下げピークは大口参加者(金融機関、ファンド)の投げだったことがほぼ確実な雰囲気。大型株が一気にその前の水準まで戻す動きからの推測。買いポジションは継続。

為替と株価の関係に注目。円高+株安はほとんど投機ではないかと思う。一次産品価格が高騰する時代に円安になるとデフレはさらに進むと考えられる。通常は、一次産品の高騰に対しては、企業側から見れば人員解雇、消費者側から見れば消費削減で対応する以外に道はない。円建ての消費物価は高くなるかもしれないが、単に物価が高くなるのはいわゆる悪性インフレ。


大暴落説についての感想

2007-10-28 00:14:47 | 

10月26日時点で、金、原油、中国株は大幅高。カラ売りがかなり入っているがゆえ可能な動きの印象。現在のこれらの相場は1988年あたりの日経平均のような感じで、時系列で見れば水準は高いが、これらの買い方には既に大量の含み益があり「いつでも売れる」という安心感は醸成されていると思う。これが崩れるには自壊以外には難しい。

中国も金で風呂をつくるとかバブル時代でなければ出てこないようなニュースが出ているので、バブルは確定なのだが、ネットをサーチすれば、バブルなので崩壊すると思っている人は結構いることがわかる。

例えば松藤氏など多数ある。ファンダメンタル、テクニカル、政治状況、地政学、すべてにわたって個々に大暴落は必定という説は多い。もっとも中国バブル崩壊説は2006年の頃から盛んで、「弱気派は理路整然と相場を間違う」の典型になっている。

ITバブルの天井でヘッジファンドの空売りが群衆によって踏み上げられたような状況には現在はない感じで、ここで相場が崩れても大天井はまだ先のように思う。これまで、大天井圏で金融機関が破綻するとか買い方のファンドが破綻するということはなったように思う。もっとみんなが浮かれきっていなければ。

また1989年にはベルリンの壁が崩壊したが、そうした一見、相場と無関係だが構造的変化をもたらすようなニュース(かつ指数だけは一段と上昇しても誰も疑問を持たない明るい印象の材料)も、大相場の転換点では通常出てくる。

あれこれ空想すると、物質的な側面では相場下落の条件は整っているようだが、精神的な面での相場の自壊は完全には生じていないのではないかと思う。

自壊を開始する時は、少なくとも26日遅行スパン悪化、先行スパン、転換線、基準船も悪化する、しかも同類の市場が一斉にするのだから、それらが全部悪化した後に考えれば十分。

ただ、上がる、下がるを予想しても面白いだけで、実際の取引にはあまり役には立たないと思うので、底だと思って買ったり、天井だと思って売るべきではないと思う。

相場の転換点だと「思う」と大量のポジションを作りやすく、これがほとんどの失敗の原因。もっと下がって欲しい時に買い、もっと上がって欲しい時に売る、という気分で売買すれば相当な余裕を維持できるのだから、精神的な負担は非常に低くなる。

相場取引の精神的な負担感を解決するような取引手法を見出さない限り(人によってそれぞれだろうが)、どれだけ利益を上げたところで本質的な安心はなく、人生という大きな枠組みで考えれば大きな価値はないように思う。



10月29日の方針(米国流株価変動)

2007-10-26 14:54:50 | 日々の分析と方針

個別銘柄のボラティリティ拡大。決算発表で株価が大きく動くのが米国流。日足ベースでの取引は博打状態で、四半期決算は博打の格好のネタといった印象。日経平均の動きは、最近の変動率からみれば普通な感じ。遅行スパンが実線のすぐ上を推移しており、これが実線を下回ったら損切りという前提で買いという従来のスタンス通り。

個別銘柄の日足ベースの取引はここのところは効率的ではなく、デイトレに徹するか少なくとも週足単位でポジションを組まなければ主体的な売買は難しい感じ。


血圧3(白衣高血圧と仮面高血圧)

2007-10-25 17:42:21 | 相場と健康

精神状態で血圧が変化する現象そのものは医学業界でも認識はされているようです。

白衣高血圧仮面高血圧などと呼ばれています。認識はされているようですが、あまり重要視はされていないようです。入院中の血圧測定の方法も看護婦によってまちまちでした。私の場合、座っている場合と寝ている場合で10以上変化する場合があるのですが、態勢の違いを記録している様子はありませんでした。(病院によってはしているところもあるかもしれませんが。)にもかかわらず担当医は上120下80を基準に高いとか低いとかいっているのですから、つまりは適当なんだとおもいます。

それはともかく、科学史的な観点からは、100~200年程昔の物理学を基礎に据えている現代医学が、なんらかの変化の原因をすべて物質の変化に還元したがるのも無理のないことだとはいえます。ちなみに経済学も同じです。

1927年にハイゼンベルグが不確定性原理を提唱していますが、これの解釈を巡る論争が20世紀の理論物理学の一つのテーマでした。それ以降、観測問題の解釈などを巡って、現象の個別性や一回性を評価しなおす研究もあります。違う現象を同じ現象だと見なすことによって成立する統計学的な考え方を見直すことでしか、それらの問題を整合的に解釈することはできないのではないかと思います。

20世紀は科学の時代でもありましたが、この時代の科学は「目に見えるモノ」だけを信用する一方で、「目に見えたモノは何でも信用する」けれども「目に見えないものは認め(たく)ない」という、偏った精神が幅をきかせてきたようにも思えます。「視覚化」がキーワードで、プレゼンテーションがもてはやされるのも、「視覚化」されたものは簡単に信じてしまうという現代人のメンタリティが影響してると思います。

そして、見えないモノを視覚化する際に使われる代表的なものが「数値」です。電磁波は見えませんが、測定器で数値として表現されています。(ちなみに血圧も同様です。)ところで、世の中には電磁波過敏症なるものが存在してます。敏感な人間の感覚は電磁波を捉えることは可能なのですが、これを認めない人は感覚が鈍いのですから、わかれといってもわからないのは仕方のないことです。


10月26日の方針(キリン、第一三共のM&A)

2007-10-25 17:41:45 | 日々の分析と方針

昨日からあまり変化はないが、値下がり率が大きな銘柄が目立つ。スタンスも昨日同様。26日スパンえ損切りするのであれば買い。

大きく下げている銘柄が多いが、売買代金が大きなところでは、第一三共とヤフーが10%近く下げている。第一三共は大型新薬の承認の時期がずれるだけだし、ヤフーは、JPとGSの占いが中立になるだけ。両者とも8月の暴落以降、取り立てて何か変化があったわけでもなく2~3割上昇してのだから下げそのものは意外ではないのだが、なんと1日で下げてしまった。露骨な仕手相場。

第一三共のニュースを見ていると、同じ業界のキリンと協和のM&Aの記事が目にとまった。FAが両者とも外国証券で、主幹事やメインバンクは無視されてしまって肩を落としているとのこと。アドバイスの実力については、それぞれの詳細をしらないので何ともいえないが、外国証券も最初から不良商品とわかっているサブプライム問題でやっぱり大損しているのだから土地バブルで大損した日本の金融機関とたいして差はないのではないかという程度の感想。

それよりも日系金融機関の株式市場に対する支配力の減退が大きな理由ではないのかと感じた。昔は、銀行は大企業の大株主であり、大手証券は東京証券市場に対する影響力は十分あり株価の管理を任されていた面があるのだから、なにか頼むのであれば彼らに頼むのは当然の成り行き。

現在は、日経平均先物市場の手口を見てもわかるが、外国人持ち株比率の高さを通じて日々の株価についても外国証券の影響力が圧倒的なのだから、株価の管理を考えれば外国証券を選択するというのは、普通かなと思う。


10月25日の方針

2007-10-24 18:13:06 | 日々の分析と方針

個別需給で動いていた印象。スタンスは昨日同様で遅行スパンの悪化で損切りする場合のみ買い。カラ売りの場合は遅行スパンが悪化した時点で考えるべき。欧米市場の26日遅行スパンにも注意。

社会保険と増税の話が新聞に出ていたが、医療費を減らすのは自己負担額を大幅に引き上げるのが本筋だろう。緊急の手術や入院など高額な医療については、現行健康保険の高額医療費の制度で対応すれば十分だと思う。


血圧2(交感神経と副交感神経)

2007-10-23 20:21:43 | 相場と健康
交感神経は緊張、副交感神経は弛緩と関係しています。高い血圧は緊張、低い血圧は弛緩状態を表しているとみなしてよいでしょう。血圧計で一日50回程度様々な場面で計測すると、興奮している場面では高いことがよくわかります。私の場合、だいたい20程度は上昇しています。

これが突発的な出来事による上昇であれば、その要因が消失すると血圧は下がってくるのですが、その出来事を心の中で反芻すると、血圧は下がらない場合が多いです。つまり外部的にはなにも生じていなくても心の中で考えたことによって体は反応しているわけです。株のことを四六時中考えている人であれば、利益が出ていても損をしていても常に血圧は高くなっていると思います。

もっとも、株に限らず何らかのことについてずっと心配している人も全く同じです。とはいえ、副交感神経過剰タイプの人の場合は、同じく心配していても血圧は上がりません。このタイプの人の心配は、やる気や積極性が消滅する方向に心配が作用して気力が失せていくようです。交感神経過剰タイプがイライラを募らせていくのと正反対といえるでしょう。

心理的な緊張や弛緩は、つまりは神経の作用なので、それを通じて、器質的な血圧決定要因(血液、血管、筋肉、骨格)にも影響しいます。

よく血液がドロドロしているとかいいますが、これなどは端的には食べ過ぎなのですから、食べる量を減らせば治る場合が多いです。

また、ここ50年ほどは子供ですら運動不足(体力測定による筋力柔軟性の低下を見ラバ明らか)になっているのですから大人は当然運動不足です。最も優れた運動はストレッチを意識しながら家の掃除を毎日することです。家も綺麗になります。特別に筋肉を鍛える必要がある人はジムにいってもよいですが、掃除でも十分です。重りなどで負荷をかけながら掃除をすることも可能です。(出勤している人の場合は別に考える必要がありますが。)

食事や運動などは意思も関係しており、これらについては「考え方」反映しているですから、広い意味では交感神経、副交感神経で考えるべき範疇にあるでしょう。血圧について考える場合、神経の緊張、弛緩に着目する必要があると思います。

10月24日の方針

2007-10-23 19:50:22 | 日々の分析と方針
昨日とあまり変化はない印象。日経平均100円程度は誤差の範囲内。個別銘柄を見ると一昨日に大口の投げ売りが出ていた印象で、それが過ぎると簡単に日経平均17500円頃の水準まで戻している銘柄がある一方で、昨日に続いて売られている銘柄も少なくない。26日遅行線の位置からは積極的に売りも買いも状況だが、遅行線が売りに転換した時点で損切りするということであれば買い。

8月、9月の安値に対して一瞬接近しただけの銘柄も多く、それらは7月~9月に安値での買いがあったと推定している。それらの銘柄は浮動株が減少しているため値幅が拡大しているが安場面では今後も買いが入ると思う。

G7はテレビでの様子を見てもやる気なさそうな印象。サブプライムが宣伝される割にはのんびりとした雰囲気が漂っており、問題はそれほどないのかなと感じさせるものはある。あくまでテレビの印象ではあるが。