以前「学費ゼロネット」の運動で吹田市議会にも申し入れに来られた「上條」
君が国政候補になられました。上條君は当時大阪大学の学生で、その日にも
一緒に市役所の食堂で昼食を食べながら懇談しました。当日一緒に来ていたF
田君から上條君への思いのメッセージが送られて来ましたので紹介します
政治が激動する中、いまほど上條さんの出番の情勢はありません。私が上條さんを国会に押し上げたい理由は、大きく三つあります。 第一の理由は、上條さんが苦しむ若者の願いに応えられる青年活動家ということです。 私と上條さんは学生自治会で一緒に、学生の願い実現に向けて奮闘した仲間です。京都市長が、2009年に市立看護短大の廃止を表明したとき、上條さんは当事者である短大生の不安や怒りを自らの思いにして、存続を求める活動にとりくんでいました。雨の日も風の日も短大の門前に立って、短大生から廃止問題への思いや実態を聞き取っていました。寄せられた短大生らの声を、京都市や議会に伝える中で世論が広がり、一度は議会で廃止条例を否決する力となりました。 世界一高い学費や超氷河期の就職難が若者の希望を奪う中、一人ひとりの思いを自分の思いにできる上條さんの存在が解決の力になることは間違いありません。 第二の理由は、上條さんが脱原発を求める広範な人たちとともに歩む科学者であるということです。 上條さんは、大阪大学大学院理学研究科で放射線の研究にとりくんできました。3.11東日本大震災と原発事故が起こる中、上條さんは学んだ知識をいかして、「いかに原発が危険か」「原発がなくても電力は足りている」と声をあげてきました。円山野外音楽堂に6000人が集まった「バイバイ原発3.10きょうと」の活動にも関わり、「脱原発」の一点で共同を広げてきた行動力も知られています。 いま、多くの人たちが、「福井の原発で事故があったら近畿はどうなるのか」「放射能で子どもたちの健康は大丈夫だろうか」と不安な思いで暮らしています。科学的な知識と行動力を持つ上條さんだからこそ、これらの思いに応えて動くことができます。 第三の理由は、上條さんが平和と民主主義を守り抜く、優しい人間だということです。 上條さんは学生時代のサークル活動や学生自治会活動で、仲間たちとともに学び、悩みの相談を受けるなど、その人情味と優しさで信頼を得てきた人物です。私も含めて多くの後輩たちが、「上條さんにはお世話になった」と信頼と尊敬の念を寄せています。 同時に上條さんは、戦前の宇治市に生まれ育ち、治安維持法と侵略戦争に反対して命を落とした山本宣治（山宣）の思いを引き継いでいる人だと私は考えています。このことは、上條さんが自分の万年筆に山宣の言葉「唯生唯戦」を刻んでいることにも示されています。 いま、橋下・大阪維新の会が国民も対象にした「思想調査」を行い、憲法９条改正の国民投票の実施を企んでいます。山宣の思いを受け継ぐ平和と民主主義の守り手として、人情味あふれる上條さんほど頼もしい人物はいません。 かつて上條さんが、「山宣は課題に向き合うたびに、仲間と一緒に成長してきた。情勢に常に全力で向き合うのが山宣の『唯生唯戦』の意味だと思う」と話してくれたことがあります。一人ひとりがバラバラにされている現在だからこそ、共感を広げ、情勢の展望を示しながら、広範な人たちと一緒に政治を変えていく人物が求められていると思います。 日本共産党は、若者の願い実現のために国会や地方議会の内外で実績を積み上げてきた政党です。高学費や就職難が若者の希望を奪う中、一人ひとりの思いを自分の思いにできる上條さんの存在が解決の力になると思います。
＜赤旗新聞より＞ 日本共産党京都府委員会は3月31日、次期衆院選の京都6区候補に、
かみじょう（上條）亮一氏（26）＝新＝の擁立を発表
略歴 1986年長野県生まれ。立命館大卒、大阪大学大学院理?学研究科物理学専攻博士前期課程修了。京都府学生自治会連合書記?次長を歴任。現在、党府委員会「原発ゼロ」対策本部員、6区青年?学生部長
