仰々しいタイトルのブログで恐縮です
拙僧、某宗門系大学にて曹洞宗学を専攻し、卒業後本山僧堂に安居をさせていただきました。
本山送行後、師寮寺にて師僧の補佐をする傍ら、おぼろげながら今後の宗門や僧堂安居のあり方について考えるようになりました。
それは、我々が僧堂安居に至るまでの過程、つまり教育機関としての大学(高校)と、修行機関としての僧堂の距離感が、あまりにもかけ離れているように思えたからです。
宗門では入叢林における坐禅弁道こそが第一義底でありますが、そこに至るまでの過程において然るべき基礎を習得しておく必要があるものと思われます。
昔はそこに「師弟関係」というものが機能していたのでしょうが、現在では「法」よりも「血」の関係の方が強くなってしまい、当時の私も含め、殆どの安居者が初心者同然で修行道場の門を叩かざるを得ません。
そこで、拙ログがその役割を十分に果たし得るとは思いませんが、何らかの形で両者(大学・高校と僧堂)の橋渡し役になれればと思い、今まで個別に運営していた各寮( 知殿寮@Net & 直壇寮@Net & 首座寮@Net & 布教師寮@Net )を一本化し、「叢林@Net」として統括することにいたしました
もちろん独力の運営では限界があるので、今後は自身の経験はもとより、有志各位のアイデアと知恵(智慧)を拝借しながら、有益なる運営を計っていければと考えております
閲覧して頂ければ一目瞭然ですが、本ブログは既述した各寮へ開かれた「山門」の如くでしかありません。
拙ログ記事のタイトルには、永平寺の山門に掲げられている
「家庭嚴峻 不容陸老從眞門入 鎖鑰放閑 遮莫善財進一歩來」
という聯に模した精神
「家庭寛容 許容皆衆從眞門入 鎖鑰放閑 遮莫善財進一歩來」
という言葉を載せておきました
因みにそれは、「家庭 寛容 許容皆衆 從眞門入 ...... 」 でありますので、どなたでも気軽にご訪問頂ければと思っております。
今後もこの「仮想バーチャル僧堂」の運営に試行錯誤の日々が続きますが、少しでも多くの参拝者の方々に有益な情報提供をできるよう、尚一層の辨道精進を課す所存でございます
今後とも関係者各位のご理解とご協力のほど、宜しくお願い申し上げます
堂頭@當山 九拝
道心溢れる安居希望者は、こちらを一押し頂けたら幸いです
追伸
限られた時間と環境の中での運営ですので、各寮の更新に時間を要する現実がございます 今後とも温かく見守っていただければ幸いです
他寮で既に交流をさせて頂いておりますので、またそちらで宜しくお願い申し上げます。
また、お邪魔させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。合掌