行ってきました。初戦は僕の先手イビアナ対相手の後手四間に。

第1図でぼちぼち仕掛けようかと思い▲75歩~▲24歩~▲35歩と開戦。適当に仕掛けてるようにも見えますが昔こんな形があったようななかったような。感想戦では相手の人から「この仕掛けは無理筋でしょう」と一蹴されたが・・・。
以下第2図に。

▲76歩がなんとなく厳しそうなんじゃないかと思ってたが以下△同歩▲同金△77歩▲同飛△85桂▲同金△同馬と進行。どうもスッキリしない。今冷静に見ると確かに7筋だけ見ると急所っぽいがこの場合49の角がよく効いてて攻めになってないようだ。恥ずかしい。
そして第3図に。

いよいよ本格的に攻めが切れ筋になった上に自玉に火がつき始め、何をするべきか最も悩んだ局面。こうなってから考えるのでは遅いのだが・・・。この局面の前での△29飛▲59歩の交換は後手にとって損なように見えるが、この交換によって私が歩切れになったので一概に損とも言えないようだ。
実戦は1分ほどの熟考の末▲53金と打ち込んだ。今見てもひどい手だが他の手でははっきり速度負けするので(もっともこれでも△86歩▲63金△76桂などで速度負けしてるように見えるが)やむを得ず、というよりヤケクソ。しかし▲53金以下△86歩▲63金△同銀▲同竜△72金▲同竜△同玉▲53角成△62金▲63金と進行し難解に。後手が面倒を見すぎてかえってややこしくなった模様。穴熊の切れ筋模様の攻めを受けすぎて逆に食いつかれてしまうというのは時間の短い将棋でよく起こり得る現象な気がする。一手勝ちの局面で一手勝ちを読み切る力がいかに大事かを思い知らされる。
第4図は最終盤。

この▲77金打を相手は見落としていたようで、実戦では以下△74金▲76金△同玉▲77銀まで私の勝ちとなった。
感想戦では△74金ではなく△87歩成で際どいが後手の勝ち、ということになったが、局後古作さん他OBの方との検討によると△87歩成には▲84銀△85玉▲97桂△同と▲86金△同玉▲64馬以下簡単な詰みであることを一瞬で指摘された。情けない。
検討の中心になったのが、図で△88桂成▲同玉△76桂▲同金△同玉と進むとどうなるかということ。以下▲77銀△76玉に▲58桂(第5図)が妙にいい手なのではないか、ということになった。

この手が非常に受けにくく、△59飛成だと▲67桂が妙手で△同馬▲86銀△76玉▲77歩(ここで△同馬と取らせるしかない局面にするのが▲67桂の意味)となる。どうやら恐らく先手の勝ち、ということで検討を打ち切りかけた頃、古作さんが「この手だと?」

△68銀。一瞬手の意味がわからなかったが、77の地点に効いてくるので先の▲67桂が無効になり、また▲68同金だと△79銀以下詰んでしまう。以下どんなに調べても先手の勝ちは見つからず、結論は後手の勝ち、ということで終わった。
のだが、今こうして日記にアップする作業で気がついた。第4図の局面で検討していたが、実戦ではこの局面では37にこちらの桂があった。つまり第4図で後手の持ち駒に桂がないことになるのだ。
OBの皆さん、本当にすみませんでした。。。
しかしこの幻の検討図のおかげで△68銀という鬼手が見られたので私は結構嬉しかったりもする。やはり将棋は面白い。

第1図でぼちぼち仕掛けようかと思い▲75歩~▲24歩~▲35歩と開戦。適当に仕掛けてるようにも見えますが昔こんな形があったようななかったような。感想戦では相手の人から「この仕掛けは無理筋でしょう」と一蹴されたが・・・。
以下第2図に。

▲76歩がなんとなく厳しそうなんじゃないかと思ってたが以下△同歩▲同金△77歩▲同飛△85桂▲同金△同馬と進行。どうもスッキリしない。今冷静に見ると確かに7筋だけ見ると急所っぽいがこの場合49の角がよく効いてて攻めになってないようだ。恥ずかしい。
そして第3図に。

いよいよ本格的に攻めが切れ筋になった上に自玉に火がつき始め、何をするべきか最も悩んだ局面。こうなってから考えるのでは遅いのだが・・・。この局面の前での△29飛▲59歩の交換は後手にとって損なように見えるが、この交換によって私が歩切れになったので一概に損とも言えないようだ。
実戦は1分ほどの熟考の末▲53金と打ち込んだ。今見てもひどい手だが他の手でははっきり速度負けするので(もっともこれでも△86歩▲63金△76桂などで速度負けしてるように見えるが)やむを得ず、というよりヤケクソ。しかし▲53金以下△86歩▲63金△同銀▲同竜△72金▲同竜△同玉▲53角成△62金▲63金と進行し難解に。後手が面倒を見すぎてかえってややこしくなった模様。穴熊の切れ筋模様の攻めを受けすぎて逆に食いつかれてしまうというのは時間の短い将棋でよく起こり得る現象な気がする。一手勝ちの局面で一手勝ちを読み切る力がいかに大事かを思い知らされる。
第4図は最終盤。

この▲77金打を相手は見落としていたようで、実戦では以下△74金▲76金△同玉▲77銀まで私の勝ちとなった。
感想戦では△74金ではなく△87歩成で際どいが後手の勝ち、ということになったが、局後古作さん他OBの方との検討によると△87歩成には▲84銀△85玉▲97桂△同と▲86金△同玉▲64馬以下簡単な詰みであることを一瞬で指摘された。情けない。
検討の中心になったのが、図で△88桂成▲同玉△76桂▲同金△同玉と進むとどうなるかということ。以下▲77銀△76玉に▲58桂(第5図)が妙にいい手なのではないか、ということになった。

この手が非常に受けにくく、△59飛成だと▲67桂が妙手で△同馬▲86銀△76玉▲77歩(ここで△同馬と取らせるしかない局面にするのが▲67桂の意味)となる。どうやら恐らく先手の勝ち、ということで検討を打ち切りかけた頃、古作さんが「この手だと?」

△68銀。一瞬手の意味がわからなかったが、77の地点に効いてくるので先の▲67桂が無効になり、また▲68同金だと△79銀以下詰んでしまう。以下どんなに調べても先手の勝ちは見つからず、結論は後手の勝ち、ということで終わった。
のだが、今こうして日記にアップする作業で気がついた。第4図の局面で検討していたが、実戦ではこの局面では37にこちらの桂があった。つまり第4図で後手の持ち駒に桂がないことになるのだ。
OBの皆さん、本当にすみませんでした。。。
しかしこの幻の検討図のおかげで△68銀という鬼手が見られたので私は結構嬉しかったりもする。やはり将棋は面白い。