SONY DATデッキ修理

ソニー製のDATデッキの修理をお受けしています。
長年、メーカーサービスでDATデッキの修理を担当いたしました。

DAT修理 DATカセット DAT音源のバックアップ パソコンへの取り込み 他メディアへのコピーにつきまして

2018-05-25 15:01:19 | DAT修理

SONY DAT修理 DATデッキ修理

DATデジタル化 DATダビング DAT変換 アーカイブ メディア変換

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このページではDAT音源の他メディアへのコピーの方法につきまして解説できたらと思います。

せっかくDATの高音質で収録した音源ですので、DATの高音質を活かした状態で他メディアへコピーする方法をご紹介させていただきます。

音質にこだわりを持っていらっしゃる皆様にお役に立てましたら幸甚です。

 

こちらの姉妹サイトでDATデッキに関したお役立ち情報を発信していますので、お時間がございましたら、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。

 

DATデッキの修理のお問い合わせはこちらをポチっとクリックしてください。

 

 

 

DAT音源の他メディアへのコピーの手法

まずは何と申しましても正常に動作し、安心してDATテープを再生できるDATデッキが必要になります。

当方では、長年メーカーサービスでDATデッキの修理に携わった経験を活かして安全・安心してお使いいただけるようにDATデッキの修理をお受けしております。

また丁寧に仕上げたDATデッキの販売も行っておりますので、お申し付けください。

 

 

DAT音源の他メディアへのコピーの手法の種類

①CDレコーダーへのコピー(CD-Rへのコピー)

②メモリーレコーダーへのコピー

③パソコンに取り込む

 

 

今回はパソコンへDATのデジタルデータのまま取り込んでみたいと思います。

 

 昔のVAIO(ソニー製のパーソナルコンピュータ)には「SonicStage Mastering Studio」というソフトウェアがプリインストールされていました。

 

「SonicStage Mastering Studio」は主に、劣化が著しいアナログ音源(アナログメディアの曲など)をVAIOに取り込むソフトウェアです。

 

「SonicStage Mastering Studio」は当時のVAIOの定義 (Video Audio Integrated Operation)をコンセプトとして生み出されたソニー独自のソフトウェアです。

 

VAIOをデジタルレコーダーとして使用でき、MDやDATを上回る高音質で録音を楽しめる可能性を秘めていました。

 

もともとSONYは、その社名が示す通り、「SOUND(音)」を出発点の一つとしたメーカーですので、従来のパソコンのオーディオ環境とは一線を画した、「音」に拘るソニーだからこそできたソフトです。

 

コンシューマーユースとしては常軌を逸した機能を搭載しています。

  • ASIOドライバ対応
  • VSTプラグイン対応
  • DirectXプラグイン対応
  • WAVESのマスタリングエフェクトを搭載
  • SONY Oxfordイコライザ搭載
  • Super Bit Mapping搭載
  • 自社開発高音質「Sound Reality S/N 109.8dB(カタログ値は107dB)」搭載
  • DSD対応

 

 

上記のパソコンには「SonicStage Mastering Studio」がインストールされていますので、「SonicStage Mastering Studio」を使ってDATの音源をデジタルのまま取り込んでみます。

 

 

上記のパソコンにはデジタル入力端子が搭載されておりませんので、DATデッキとデジタル接続することができません。

そのためUSBオーディオキャプチャーユニットを介して接続します。

 

橋本環奈さんのDATテープ(音源)をパソコンに取り込んでみます。

 

 

 

用意するもの

先ずは、何と言いましても貴殿の大切なテープを安心して再生できるDATデッキを準備する必要がございます。

 

DATデッキは、生産から年数が経過しておりますので、中古品を入手なさいましても安心できません。

ヤフオク等に出品されているテープデッキについて

世界に一本しかない大切なテープが台無しになる!

 

○○○の悪質業者の所業 DTC-59ESJ 編

上記は、「劣化部品の交換を行いました。」等と称して、○○○の自称修理・転売業者がヤフオクに出品していたDATデッキを落札され、到着直後から、テープに傷が入るとのことで、私に修理のご依頼をいただいたDATデッキの動画です。

○○○の自称修理・転売業者は「劣化部品の交換を行いました。」と称して転売していましたが、この機体はピンチローラーに亀裂が入っていました。

詐欺にあたるのではないでしょうか。



「メンテナンス済み動作保証品」

「整備済み」「レストア整備済」

「オーバーホール済み」「OH済み」

上記のようなことを謳って出品している輩が多数、存在しますが、ご自身の頭で、よく考えてみてください。

ほとんどのテープデッキが、生産から30年前後、30年以上経過した製品です。

メーカーがサポートを終了し、部品も無いのに、いったい誰が、どんな整備、メンテナンスを行ったというのでしょうか。

そこには必ず嘘があります。 残念ですが、人間は嘘をつきます。

息をするように平気で嘘をつく輩も存在します。


悪質な自称修理業者、転売業者、転売ヤーにご注意ください。

通販サイト、ヤフオク、メルカリ、アマゾン等でDATデッキを購入された方から、到着直後、もしくは数ヶ月で故障し、私のところへ、修理のご依頼を多数いただいております。

通販サイト、ヤフオク、メルカリ、アマゾン等で販売されているDATデッキの中には、電機安全上の知識が欠如した自称修理業者、転売ヤーが、メーカー仕様と異なる部品を使用したイジリー行為を行って販売(転売)されているものもあります。

中にはコンデンサーの極性が逆になっている機体もございました。

くれぐれもご注意ください。

 

 

他に用意するもの

パソコン

デジタル入力端子が搭載されたUSBオーディオキャプチャーユニット

接続ケーブル類

 

 

今回使用した機器のデジタル接続での制限事項、その他の注意点

 

今回使用した機器でデジタル接続で取り込めるDAT音源のサンプリング周波数は44.1kHzと48kHzのみです。(96KHzは未確認)

 

※USBオーディオキャプチャーユニットはSCMSのプログラムが働くため、デジタル接続での取り込みに制限があります。

デジタル接続で取り込みできるのは「ID6 00」と「ID6 11」です。

ID6につきまして、詳しくは、こちらをポチっとクリックしてください。

 

※サンプリング周波数が混在するDATカセットは上手く取り込むことができません。(サンプリング周波数が変わるとピッチが変わってしまいます。サンプリング周波数が変わる度に、録音を止めてプロジェクトの保存、サンプリングレートの変更、USBケーブルの抜き指し、ソフトウェアの再起動等を行う必要がありますので事実上不能です。)

 

サンプリング周波数32kHzで録音されたテープはデジタル接続で取り込むことができません。(物理的には可能ですがピッチが変わってしまいます。)

 

パソコンで録音中はパソコンで録音中の音をモニターできません。

録音中のモニターはUSBオーディオキャプチャーユニットにヘッドホンを挿すなどしてモニターするしかありません。

 

パソコンで録音後もパソコンで録音した音をモニターすることができません。

録音後のモニターは(USBオーディオキャプチャーユニットのデジタルインのスイッチをOFFにして)USBオーディオキャプチャーユニットにヘッドホンを挿すなどしてモニターする必要があります。

 

 

 

DATデッキ、USBオーディオキャプチャーユニット、パソコンを接続します。

DATデッキのデジタル出力端子とUSBオーディオキャプチャーユニットのデジタル入力端子を光ケーブルで接続します。

 

パソコンに取り込むDATカセット(音源)のサンプリング周波数をあらかじめ調べておいてください。

①DATカセット(音源)のサンプリング周波数に合わせて、USBオーディオキャプチャーユニットのSAMPLE RATE(サンプルレート)スイッチを設定してください。

※必ずUSBケーブルを接続する前に設定してください。

※サンプリング周波数が混在するDATカセットは上手く取り込むことができません。(ピッチが変わってしまいます。)

サンプリング周波数32kHzで録音されたテープはデジタル接続で取り込むことができません。(物理的には可能ですがピッチが変わってしまいます。)

 

 

②ADVANCEスイッチをONにしてください。

 

 

 

パソコンを起動して、USBオーディオキャプチャーユニットとパソコンをUSBケーブルで接続します。

※パソコンには、あらかじめUSBオーディオキャプチャーユニットのドライバをインストールしておく必要があります。

 

 

USBオーディオキャプチャーユニットとパソコンをUSBケーブルで接続するとパソコンから給電されUSBのランプが点灯します。

 

 

USBオーディオキャプチャーユニットのDIGITAL INスイッチをONにします。

USBオーディオキャプチャーユニットへ入力されたデジタル信号にロックすると赤いランプが点灯します。

 

以上の接続で準備が整いました。

 

 

 

「SonicStage Mastering Studio」の起動

デスクトップの「VAIOナビ」をクリックします。

 

「VAIOナビ」が立ち上がりました。

 

CD/DVDをクリックします。

 

「SonicStage Mastering Studio」をクリックします。

 

「SonicStage Mastering Studio」が立ち上がりました。

開始をクリックします。

 

 

ASIO DEVICEを選択します。

 

 

時間ができましたら更新させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつてのVAIOには高音質サウンドチップSound Realityを経由して出力することにより、通常の音楽CDおよびHDD内のリニアPCM音源(WAVファイル)をSA-CD(スーパーオーディオCD)で採用されている1bit/2.822MHzのDSD形式にリアルタイム変換しながら再生できるDSD Direct Playerが搭載されていました。(PCでは世界初)

10年以上前に既に、このような機能が搭載されていました。

当時、リニアPCM音源をDSD形式にリアルタイムで変換できる機能を搭載した機器はVAIOとティアックさんのSACDトランスポートP-03(¥126万)のみでした。

P-03はD/AコンバーターD-03と組み合わせると¥252万でした。

 

 

DSD Direct PlayerはCPUパワーが必要ですので Core 2 Duo 2GHz以上搭載機種にのみプリインストールされていました。

 

 

対応フォーマット (入力)

 

  • 音楽CD、WAVファイル、からDSD形式でのリアルタイム変換再生が可能。
  • 音楽CD(CD-DA)
    • - サンプリング周波数:44.1kHz
    • - サンプリングビット数:16bit
    • - 2チャンネルステレオ
  • WAVファイル(リニアPCM)
    • - サンプリング周波数:44.1kHz
    • - サンプリングビット数:16bit または 24bit
    • - 2チャンネルステレオ

 

 

 

 

時間がとれましたら更新させていただきます。

 

 

 

 

コメント
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