あなたの家の防犯対策は？

空き巣などの侵入犯の狙いは窓から・・・！

以前にもこの欄で書いた事があります。
空き巣被害で最も多いのがガラス破りです。
昨日も被害に遭ってしまったマンション住人の方から、ガラス修理の依頼がありました。手口はまさしくガラス破りでした。
被害者にならないためには、十分な防犯対策を心がける必要があります。
空き巣は、今日もどこかで狙っているかもしれません？
　・・・「安全ですか。あなたの家の防犯対策？」・・・

ガラス全般における注意事項！

安全の為に守ること

ガラスはせともの類と同じように、軽い衝撃でも傷ついたり、割れてしまう恐れがあります。
ガラスを安全に守るために、下記の注意事項を守りましょう。

①ガラスに衝撃を与えない。《寄りかからない、叩かない、蹴らない、ぶつからない、物を投げつけない)

②ガラスの窓や扉を必要以上に強く開閉しない。

③ガラスの上には絶対乗らない。

このよう小さな注意事項からでも、ガラスを安全に守ることが出来、尚かつガラスによる事故も防ぐ事ができます。

住まいのガラス

前回のつづき
「熱割れ」って何？

窓ガラスには、日射があたると、ガラスの中央部とサッシにはさまれている周辺部に温度差が出来ます。
ガラスの種類と使用条件によっては、この温度差が大きくなることでガラスにヒビが生じる場合があります。
このような現象を「熱割れ」と呼んでいます。

ガラスを「熱割れ」から守るための注意事項！

「熱割れ」はガラスの中央部と周辺部との温度差が大きく影響します。「熱割れ」を防ぐため下記の注意点をかならず守りましょう。

①カーテンやブラインドなどをガラスの面に密着させない。家具や遮蔽物をガラスに接近させない。

②ストーブなどの暖房器具や照明器具を接近させたり、エアコンやファンヒーターから噴出したエアを直接ガラスに当てない。

住まいのガラス

ガラスの機能　その５

網み入り板ガラス

網み入り板ガラスの特性
網み入り板ガラスは、金属製の網が入っていますので、万一破損した際も破片が飛び散りにくくなっています。
そのため、建築基準法で定められている建物の延焼を防ぐ部位の開口部に使われています。

　ご使用にあたって

○網み入りガラスには防犯性能はありません。

○網には鉄を使用していますので、サッシ枠内に雨水や結露水などが侵入すると、　錆びることがあります。錆が目立つようになった場合は、サッシの水抜き穴が目　詰まりを起こし十分機能していない可能性があります。

○ガラスの端部（ガラスの枠にのみ込まれているガラスの周囲の部分）の強度は一　般のガラス（フロート板ガラス）と比べて低く「熱割れ」という現象を起こしや　すいため、熱割れに関する注意事項をお守り下さい。

　次回→「熱割れ」について

住まいのガラス

ガラスの機能　その４

強化ガラス

強化ガラスの特性
強化ガラスは同じフロート板ガラスに比べて約３～５倍の強度をもち、万一割れた場合でも破片は粒状となり、安全性の高いガラスです。

ご使用にあたって

○　強化ガラスは、いったん破損が起こると瞬時に前面破壊します。
　　破損した場合には、粒状になった破片が脱落する事があります。

○　ガラス表面についた傷やガラスの中に残存する不純物の体積変化により外から力が加わっていなくてもごくまれに破損する事があります。

○　万一破損した場合、ガラスの破片が飛び散ったり落下するのを防ぐため、高所に使用する場合はガラスの前面に飛散防止フイルムを貼るなどの落下防止措置をとられる事をお薦めします。

○　防災、防犯性能はありません。

住まいのガラス

ガラスの機能　その３

合せガラス

合せガラスの特性
合せガラスは、２枚のガラスに特殊な中間膜を挟んでいるので、破片の飛び散りがほとんどどありません。
また、衝撃物の貫通を防ぐので、防犯ガラスや防災ガラスとして利用される事があります。


ご使用にあたって

○防犯ガラスを使用したからといって、窓の防犯対策として十分とはいえません。
　サッシ、雨戸、錠、照明、セキュリティシステム等を含めた総合的な対策を検討　しましょう。

住まいのガラス

ガラスの機能　その２

エコガラス（高性能複層ガラス）

エコガラスの特性
エコガラスとはLow-Eガラスを用いた複層ガラスのこてで、中間層側に熱放射を遮断する特殊金属膜をコーティングしたガラスのことをいいます。
二酸化炭素削減、省エネなど、地球環境に優しいエコガラスは、レースのカーテンとのセットで、次世代省エネルギー基準を満たす事ができ、これは住宅性能表示制度の「温熱環境性能」で、最高位の評価（等級４）を得られるガラスです。

※Low-Eとは、Low-Emissivity＝低放射を意味します。