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キルラキル第1話「あざみのごとく棘あれば」(後編)

2018-03-16 11:35:04 | 声劇
登場人物
纏 流子(まとい りゅうこ)♀

本作の主人公。何者かに殺害された父親の一身の仇を探す流浪の女子高生。17歳。父殺しの犯人と目される人物が残していった「片太刀バサミ」を入れたギターケースを背負っている。ぶっきらぼうな言動だが、根は優しく義理人情に厚い。

鮮血(せんけつ)♂

纏邸の地下にいた謎の黒いセーラー服。
次回予告のナレーション担当。流子の血を吸って起動し、彼女の血を求めて無理やり自分を着用させ、力を与えた。流子の父親・纏一身に作られた「神衣(かむい)」と呼ばれる存在である。比較的簡易ながらも推論や戦略を立てる。

鬼龍院 皐月(きりゅういん さつき)♀

本能字学園生徒会長。長い黒髪と太眉毛が特徴の、一見すると男と見間違うような精悍で凛々しい顔立ちの少女。王者らしく威風堂々かつ苛烈極まる性格で、一度決めたことは必ず曲げない意志の強さを持つ。白い鞘に入った日本刀・秘剣「縛斬」を所持している。

満艦飾 マコ(まんかんしょく マコ)♀

流子に最初に出会った本能字学園の生徒。2年甲組。テニス部所属。母親譲りの極度のマイペースの上に「超」のつく天然思考の持ち主。

満艦飾 又郎(まんかんしょく またろう)♂♀

マコの弟。小学校をサボり町の悪ガキを率いて悪事を働いているが、偶然標的にした流子に敗北して頭を下げる潔さと、姉思いな面を見せる。薔薇蔵(マコの父)同様のスケベなマセガキで、覚醒した「鮮血」を着た時の流子の格好を見たり、着替えを覗いては興奮しており、その度に流子から制裁を受けている

蟇郡 苛(がまごおり いら)♂

風紀部委員長。学園内の風紀を取り締まる、厳格かつ高圧的な性格の大男。年齢は(8話の時点で今年で)20歳。両腕の籠手に仕込まれた2本の棘まみれの鞭を操る。

猿投山 渦(さなげやま うず)♂

運動部統括委員長。四天王の中では一番の新参者。背中に竹刀を仕込んでおり、使わせれば学園一。自分の実力を出すに相応しい相手を求める戦闘狂で、中学時代は北関東番長連合総代として君臨していたが、3年前の中学3年生の時に連合のメンバー共々皐月に瞬殺された過去がある。

犬牟田 宝火(いぬむた ほうか)♂

生徒会会計および情報戦略部委員長。眼鏡をかけたクールな少年。いわゆるギークで、分析によって最小限の労力で最大限の成果を出す。極制服は本人が喋る際に前後に口元を自動的に開け閉めすることができ、腰回りの装備から首裏、両手首にケーブルが伸びて繋がっており、両膝裏もケーブルで繋がっている。眼鏡は伊達ではなく度が入っている。

蛇崩 乃音(じゃくずれ ののん)♀

文化部統括委員長。頭蓋骨をあしらったシャコー帽を被り、鼓笛隊の服装をした小柄な体型の少女。かなりの毒舌家でとても腹黒い。メジャーバトン状の武器を持ち、ドラムメジャーとしてマーチングバンドを指揮して前線に立つこともある。本能字学園の男子生徒達にもアイドル的な人気を誇る。皐月との間柄は幼稚園からの幼馴染である。

美木杉 愛九郎(みきすぎ あいくろう)♂

2年甲組の担任で世界史を教えている。普段はサングラスを着用しており、猫背で気だるそうな振る舞いをしているが、サングラスを外して髪をかき上げると耽美な美形になる。また、その際には鍛え上げられた上半身を露出する癖がある。

袋田 隆治(ふくろだ たかはる)♂

運動部ボクシング部部長。二つ星。最初の生徒会の刺客。通常の極制服と違ってボクシングツールが極制服となっており、装備は鋼鉄化している。単調でバカっぽい。

凡田(ぼんだ)♂
本能寺学園の校長

(※)鮮血は最初はまだ名前をつけられていないので、???やセーラー服とします。

配役表
纏流子 ♀:
鮮血♂:
鬼龍院皐月 ♀:
満艦飾マコ♀:
満艦飾又郎♂♀:
蒲郡苛 ♂:
猿投山 渦♂:
犬牟田 宝火♂:
蛇崩乃音♀:
美木杉愛九郎 ♂:
袋田隆治 ♂:
凡田♂:

(本能寺学園)
袋田を竹刀で殴る猿投山

猿投山「このぉ!馬鹿野郎!」

袋田「申し訳ありません!」

蒲郡「皐月様を愚弄した転校生を逃がすばかりか、命じられたハサミ回収まで失敗するとは!!お前が統括している運動部のミスは!お前のミスだぞ!猿投山ぁ!!」

猿投山「だぁかぁらぁ!こうして制裁したろうがよぉ!」(ソファに座った後持っていた竹刀を投げ飛ばす。)

猿投山「でもよぉ、だったら皐月様への愚弄を許した風紀委員のミスは、お前のミスだなぁ?蒲郡。」

犬牟田「彼女の情報を掴みました。東関東で、最近本能寺学園が傘下に収めた高校で小競り合いを起こしています。個人レベルの戦いだったので連絡を、あげていなかったようです。」

皐月「怠慢だな。油断するなと各高校支部長に連絡しろ。」

犬牟田「申し訳ありません!」

蛇崩「あ〜らら。蒲くんも猿くんも犬くんもみっともないわねぇ。でもあのハサミ、わざわざ回収を命じてたけど、あれはなんなの?皐月様。」

皐月「あれは対極制服用に開発された特別な武器だ。」

蒲郡「そんな物をなぜ転校生が!」

皐月「奴の名は?」

犬牟田「纏流子です。」

皐月「纏か…?なるほど…」

(学園から離れた所にある焼け落ちた纏邸)

流子「父さん…」

片太刀バサミを床に刺す流子

流子「ごめんな父さん…、やっと犯人の手掛かりが掴めそうなのに…。私にもっと力があったら…!」

流子「…!うぁぁぁ!!」

突然床が開き、落ちてしまう流子
その近くに床が開くスイッチを持っている美木杉がサングラスを外し髪をかきあげる

美木杉「あとは君次第だ…。纏流子君。」

地下にある大量の布の上に落ちた流子

流子「いてて…。へぇ…、うちの地下にこんな所があったなんて…。ッ!さっきの傷口がまた開いちまったか…!」

流子「出口探さないとなっ!」
(布の山から飛び降りる)

???「待て…!」

流子「!」(立ち止まる流子)

???「もっとだ、もっとくれ…。」

流子「誰だ!」

???「もっと、もっとだ…。もっとくれぇ…!もっとぉ!」

布の中から何かが飛び出してきた

流子「…!なにぃ!?せ、セーラー服ぅ!?」

セーラー服に壁へ押さえ付けられる流子

流子「あぁっ!…なっ!?」

セーラー服「行くなぁ!私を着てくれぇ!」

必死に流子の服を脱がし、着られようとするセーラー服

流子「えっ!何!?痴漢!?」

セーラー服「着てくれ!そして血をくれ!私はまた眠りたくない!」

流子「服!セーラー服が喋ってる!?」

セーラー服「驚くなぁ!驚くくらいなら私を着ろぉ!!」

流子「やっぱり服が喋ってる!!」

セーラー服「そんな事はどうでもいい!」

流子「よくないだろ!服が喋るなんて…!」

セーラー服「四の五の言うな!だったら力づくで着られてやる!!」

流子「あぁぁぁ!やめろ!!」

セーラー服「そーれそれ!ぴったりだぞ〜!」

抵抗するも着られてしまった流子

流子「はぁ…はぁ…うぉぉぉぉお!!」

(一方、本能寺学園では)

袋田「転校生!聞こえるか!今から1時間後、お前の友人の処刑を行う!貴様の本能寺学園反逆罪の連帯責任だ!それを止めたいのなら、コソコソ隠れてないでぇ!出てこぉい!」

美木杉「生徒会も酷いことをやりますねぇ…校長。」

凡田「余計な事は言わないほうがいい…この学園の理事長は鬼龍院の母親だ。本能寺学園の支配者は皐月様。私達は全て雇われに過ぎないからね…。」

猿投山「人質とはまた古典的な手だな。」

袋田「次に失敗したら、俺が極制服を没収されます。転校生のあの女が唯一言葉を交わしたのが、この満艦飾…。こいつにかけるしかないんです。」

猿投山「流石に腹は座ってるか。よし、男の意地、見せてみろ。」

逆さまのまま打ち付けられてるマコ

マコ「いやぁー!マコ大ピンチ!このままじゃ、パ、パンツ丸見えだよ!今日は見せパンじゃないのにー!」

袋田「熱湯風呂の用意だぁ!」

袋田「見ろぉ!」(エビを持ち出す)

モブA「エビだぁ!エビだぞ!」

袋田が熱湯風呂(?)にエビを入れるとエビフライに。

モブB「おお!エビフライだ!エビフライになったぞ!」

モブC「つーか油じゃねーか!」

マコ「いやー!こんなのにつけられたら、服がスケスケになっちゃうよー!マコ、大ピンチ!」

猿投山「こいつも腹が座ってるのか…それとも馬鹿か…?」

又郎「マコ姉ちゃん、待ってな!」
又郎「!」

マコを助けに行こうとした又郎を止め、マコの救出に行った流子(マントを被っていてどんな姿かわからない状態)

マコ「わっ!?流子ちゃん!?」

流子「掴まってな!」

マコを持ったまま、袋田のいるリング上へ着地した流子

袋田「現れたな転校生!」

流子「人質とはつまらない真似をするねぇ!ボクシングだろ?だったら一対一の勝負で決着をつけようじゃないか!」

袋田「女子部員の勧誘はした覚えがないが、いいだろう!」

試合開始のゴングが鳴る

袋田「新人同様、扱いてやらぁ!」

無数のグローブが流子に直撃し続ける。

袋田「どぉだぁ!四角いリングが、俺の左ジャブの洪水で、ジャブジャブだぁ!!」

袋田「かぁらぁのぉ!右ストレートだぁ!じーつーはー、コークスクリューだぁぁ!鉄!拳!粉!砕!」

右ストレートが直撃したが、流子にダメージはなかった。しかし、流子が体を隠していたマントが破れて、変身後の状態のセーラー服を着た流子の姿が見えてしまう。(ほぼ半裸)

袋田「な、ななな何だその格好は…!!」

流子「ジロジロ見んな…!」

袋田「その色気で…お、俺の目を眩まそうってんだなぁ!?」

流子「好きでやってんじゃないよ!!」

袋田「貴様ぁ!ボクシングを!スポーツをなめてんなぁ!!」

流子「なめてない!」

袋田「なるほどぉ…ではこちらも服を脱がさせてもらおう…!」

流子「ちょ!?なめてんのはてめぇだろ!」

袋田「大会遠征用に付けていたソフトグローブを外させてもらおう…!」

流子「なにぃぃ!?」

袋田「見ろぉ!これが本当の!本能寺学園ボクシング部、運動強化型二つ星極制服のグローブだ!少々オブラートに包まんと、他校の生徒が怖気づいて、相手をしてくれんのでねぇ!だがこうやって衆目に晒す事で、さらに力が漲る!流石は!極!星!服!」

流子「ルール知らねぇあたしが見ても反則だろそれ…。だが、面白え!」

第2ラウンドのゴングがなる

袋田「さっきのマントにどんな仕掛けがあったが知らないが!最早半裸となった今、残りの布を細切れにして、弾け飛ぶがいい!」

袋田の強烈な右ストレートが流子に直撃

袋田「へっ!……なっ!?なにぃ!」

砕けたのは流子の服ではなく袋田のグローブ
だった。

袋田「お、おお俺のグローブがぁ!」

流子「鋼になるのはお前のグローブだけじゃない。この服もだ!」

袋田「…!このっ!このっ!」
※アドリブ入れてもいいです。
流子を必死殴りまくる袋田。

流子「全然効いてないぜ、お前のパンチなんかなぁ!」

蛇崩「何、あの制服!」

犬牟田「まさか奴も極制服を…!」

皐月「ほう…」

美木杉「ほほーう…」

マコ「ほー?すごい!流子ちゃんボクシングもできるんだね!」

又郎「違うと思うぞ?」
又郎「しっかし姉御すげぇぜ!ほんとにすげぇ!すげぇ露出だぜぇ…!」

流子「今度は…あたしの番だね!!」

袋田の左ジャブを避けながら接近する

流子「左ジャブ!!」
片太刀バサミの持ち手で袋田の頭を殴打

流子「右フックゥ!!」
持ち手を両手で持ち、袋田の背中を打つ。

流子「からの、アッパーカットォ!」
右手に持ち替え、持ち手でアッパー

打ち上げられ頭からリングへ落ち、バウンドする袋田。

流子「とどめの、右ストレェェェト!!」
片太刀バサミを振り下ろし、
袋田の極制服が断ち切られる。

袋田「ほげぇぇぇえ!」

セーラー服「戦 維 喪 失!!」
(せんいそうしつ)

猿投山「馬鹿な!」

蒲郡「極制服が!」

蛇崩「負けた!?」

犬牟田「あれが太刀バサミの力か!」

皐月「いや、それだけではない。」

流子「とぉどぉめだぁぁ!」

片太刀バサミで袋田を皐月に向かってかっ飛ばすが、生徒と四天王に止められてしまう。

猿投山「ッ!貴様よくも!」

皐月「やめておけ。」

皐月「貴様、その服。どこで手に入れた?」

流子「…これは父さんの形見だ。」

皐月「…何?」

流子「そしてこの片太刀バサミこそ、父さんを殺した犯人が残した物だ!さぁ、教えてもらおうか、このハサミの持ち主を…!鬼龍院皐月…!」

次回予告

セーラー服「本能寺学園が送った次なる刺客はテニス部部長函館臣子(はこだておみこ)。私の力がうまく引き出せない流子にピンチが訪れる。次回、キルラキル。【気絶するほど悩ましい】」