「古典技法研究会」(第2回)の報告
2月27日(土)に古典技法研究会(第2回)が開催されました。
今回の参加者はYさんがお休みで、他の3人は出席しました。
今回の課題は「石膏(硫酸カルシウム)下地パネルの削り」です。
各自は前回までに石膏下地剤を12層塗り重ねたパネルを準備してあります。
以下は今回の作業記録です。
まずは腹ごしらえ。
①パネルが動かないように片方だけ固定。
今回は簡略に釘で留めましたが、正しくは角材をクランプ等で留めます。
②削るための鉄板を準備。
前もって両端の角を金ヤスリでまるく削っておきます。尖っていると危険だし石膏面を傷付けます。
ただし石膏面に当てる角は、90°のエッジを保っておきます。エッジが無いと滑ってまったく削れません。
かと言って鋭い刃状にする必要はありません。
③木炭を細かく粉状になるまで乳鉢で砕きます。
④砕いた木炭粉を地塗りしたパネルに軽くすり込みます。真黒にする必要はありません。
⑤荒削りの開始。
鉄板を使って木炭粉を剥がすように丹念に削っていけば、次第に平滑な面になっていきます。
⑥鉄板を垂直に当て、交互に扇状に動かして削っていきます。
同じところばかり削らないで全体を均等に削っていきます。ヘリ周辺にどうしても力がかかり、薄くなりがちなので注意してください。

⑦木炭粉が剥がれて白い平滑な面が出てきたら、いちおう荒削りの段階は終了。
今度は仕上げにはいります。まず鉛筆で全体に網目を軽く描いておきます。

⑧同時に鉄板も改めて研ぎ直しておきます。既に述べたように鉄板角のエッジが磨滅しないように手入れします。
砥石の代わりに金ヤスリで粗く研ぎ、むしろバリ等が残っていた方が早く削れます。
⑨鉛筆の網目線が消えるように削っていきます。
消えたらまた鉛筆の線を描き再び削ります。これを何度も繰り返して大理石のような平滑な面に仕上げます。

⑩仕上げ削り。
大型カッターの刃を10センチ幅位に折り、石膏面に垂直に当てて同じ要領で削っていきます。
仕上げなので軽くていねいに削ります。
2月27日(土)に古典技法研究会(第2回)が開催されました。
今回の参加者はYさんがお休みで、他の3人は出席しました。
今回の課題は「石膏(硫酸カルシウム)下地パネルの削り」です。
各自は前回までに石膏下地剤を12層塗り重ねたパネルを準備してあります。
以下は今回の作業記録です。

まずは腹ごしらえ。

①パネルが動かないように片方だけ固定。
今回は簡略に釘で留めましたが、正しくは角材をクランプ等で留めます。

②削るための鉄板を準備。
前もって両端の角を金ヤスリでまるく削っておきます。尖っていると危険だし石膏面を傷付けます。
ただし石膏面に当てる角は、90°のエッジを保っておきます。エッジが無いと滑ってまったく削れません。
かと言って鋭い刃状にする必要はありません。


③木炭を細かく粉状になるまで乳鉢で砕きます。

④砕いた木炭粉を地塗りしたパネルに軽くすり込みます。真黒にする必要はありません。

⑤荒削りの開始。
鉄板を使って木炭粉を剥がすように丹念に削っていけば、次第に平滑な面になっていきます。

⑥鉄板を垂直に当て、交互に扇状に動かして削っていきます。
同じところばかり削らないで全体を均等に削っていきます。ヘリ周辺にどうしても力がかかり、薄くなりがちなので注意してください。

⑦木炭粉が剥がれて白い平滑な面が出てきたら、いちおう荒削りの段階は終了。
今度は仕上げにはいります。まず鉛筆で全体に網目を軽く描いておきます。

⑧同時に鉄板も改めて研ぎ直しておきます。既に述べたように鉄板角のエッジが磨滅しないように手入れします。
砥石の代わりに金ヤスリで粗く研ぎ、むしろバリ等が残っていた方が早く削れます。

⑨鉛筆の網目線が消えるように削っていきます。
消えたらまた鉛筆の線を描き再び削ります。これを何度も繰り返して大理石のような平滑な面に仕上げます。

⑩仕上げ削り。
大型カッターの刃を10センチ幅位に折り、石膏面に垂直に当てて同じ要領で削っていきます。
仕上げなので軽くていねいに削ります。
学生時代に授業で経験したことが、また改めてやり直すと、本当に楽しいです。今日池袋の帰りに
画材あーるに古典技法に関する道具が揃っているか見てきましたが、アルバイトの子しかいなくて
詳しくはまた、改めて行ってきます。
金箔があったので買ってきました。イタリア金箔もありましたが、見え方や質感に違いがあるのでしょうか?また楽しみにしています。ピノキオ