旅するチョウ、2013キロ飛んだ 群馬→

土屋弘】群馬県中之条町六合(くに)地区から放たれたアサギマダラが、2千キロ以上離れた日本最西端の与那国島(沖縄県)まで飛んでいたことが分かった. 「旅するチョウ」と呼ばれるアサギマダラだが、県内からこれほど長距離の移動が確認された例は珍しいという. 同町入山の町立「花楽(からく)の里」から9月28日に放蝶(ちょう)された一匹. 11月27日に沖縄県与那国町の宇良部岳で再捕獲されていたことを、町六合支所がインターネット上で報告された捕獲情報で確認した. 羽に「カラク 9/28 NKR239」のマーキングがあり、花楽の里から239番目に放った個体と分かった. 与那国島は台湾に近い日本最西端の島. この2カ月の間に海を渡り、直線距離で2013キロを旅したことになる. 花楽の里では9~10月にかけて、住民らが初めて約400匹を放蝶. うち2匹が、約1カ月後に700キロ近く離れた高知県内で再捕獲されている. 短水路(25メートル)で争う競泳ワールドカップ東京大会が9日から東京辰巳国際水泳場で始まる. ロンドン五輪競泳日本代表主将で29歳のベテラン、松田丈志(コスモス薬品)は幼少からマンツーマンで歩んできた久世由美子コーチの元に約1年ぶりに戻り、心機一転で臨む. 公式練習があった8日、「少しでもいい泳ぎをして、来季につなげたい」と話した. 北京、ロンドン五輪200メートルバタフライで連続銅メダルを獲得. 世界一を目指し、久世コーチの元を離れて昨冬から平井伯昌コーチの指導を受けていた. しかし今夏の世界選手権では準決勝で敗退. 9月の国体終了後、久世コーチの元に戻った. 「1年間離れていた分、練習や泳ぎのイメージをすりあわせつつやってきた. 平井コーチの元で勉強したことも生かしたい」と言う.