昨季はロックアウトで短縮されたとは言え、7勝59敗とNBA史上最低の勝率を記録して終わったことは、シャーロット・ボブキャッツにとって屈辱以外のなにものでもなかっただろう。昨シーズンのことはすべて忘れて、前に進むしかない。
だが、2010年3月にチームを買収し、筆頭オーナーとなったマイケル・ジョーダン氏、新コーチとして招へいされたマイク・ダンラップ氏、そして選手たちにとって、前に進むことは簡単ではない。
2009-10シーズンは殿堂入りの名将ラリー・ブラウンHCの下、スティーブン・ジャクソン、タイソン・チャンドラー、チーム史上初のオールスター選手となったジェラルド・ウォーレスが中心となってチームを牽引した。チーム創設6年目にして初めて勝ち越し、プレイオフに出場。ファーストラウンドでオーランド・マジックにスウィープされたとはいえ、前途洋々に見えた。
2010-11シーズンは9勝19敗としたところで、ブラウンHCからポール・サイラスHCに交代したが、結果34勝48敗で終了。そして昨シーズンは序盤に16連敗、その後には23連敗を喫してシーズンを終え、NBA史上最低勝率を塗り替えた。
その屈辱を上塗りするかのように、ドラフトロッタリーではNo.1ピック獲得の大きなチャンスがありながらも1位指名権を逃し、ニューオーリンズ・ホーネッツにアンソニー・デイビスをさらわれた。だが、NCAA優勝を果たしたケンタッキー大のスイングマン、マイケル・キッド=ギルクリストを2位指名で獲得。オクラホマシティ・サンダーでは、同じく2位で獲得したケビン・デュラントがNBAトップスタークラスの活躍をみせているが、ギルクリストには同じ活躍が期待されている。
またベテランのブレンダン・ヘイウッド、レイモン・セッションズ、ベン・ゴードンを獲得したのも大きいが、さらに成長するためには、さらにベテラン選手を獲得する必要がある。数少ない残留プレイヤーのジェラルド・ヘンダーソン、2年目のポイントガード、ケンバ・ウォーカー、そしてビッグマンのビスマック・ビオンボが奮起することも必須となる。
ダンラップ新HCの手腕は未知数だが、一番の仕事はチームの負け文化を一掃することだろう。ボブキャッツはエクパンションチームということを言い訳にしてきたが、その時代はもう終わった。.チームには今シーズン、ロッタリーチームを抜けだせという外からのプレッシャーはないと思われる。余計な期待がないだけ、ダンラップHCや新加入の選手にとっては楽かもしれない。だがイースタン・カンファレンス最下位から抜け出すためには、やはり小さな歩みから始めるしかないだろう。
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