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結婚写真 出張撮影「アートフォトクロチャン」のオフィシャルブログです

縄文人の祈り

2020-06-06 17:44:35 | フォトグラファー
皆様 こんにちは
お元気ですか?って聞くのは野暮ですかね
未だこのコロナ渦の中、頑張ってください!と言われても
私なんかも答えに困ってしまいますが 
これは忙しい現代人に スピードを緩めゆったりと生きなさい・・
という自然界からのメッセージなのかもしれません

ところで我々の祖先、縄文人の平均寿命をご存じでしょうか?
答えは男女共に31歳くらいだったと言われています
これは縄文遺跡の埋葬の様子からわかったことなのですが
縄文の人々は 重い病気や致命的なケガを負った人にも食料を分け
手厚く看護し 命をまっとうするその日まで
共に過ごしていたといいます
口減らしのため 老人をうば捨て山に置いてくる
なんてもってのほか
争いのない平和で穏やかな暮らしぶりだったようです
コロナ渦でも暴動・略奪など起こすことなく
皆で協力し合って耐え忍び
嵐が過ぎゆくのを待つ日本人の国民性は
祖先の縄文人から受け継いでいるような気がしてなりません

こちらは青森県八戸市で発掘された国宝の「合掌土偶」です
過去にパリ博覧会やイギリスの大英博物館にも招待されるほど人気者で
さすが国宝!そして海外出張ご苦労様!って感じの土偶さんです
これまで見つかった土偶といえば直立した姿がほとんどですが 
こちらは座った姿勢で両手を合わせ 祈りをささげたポーズで
土中から発見された大変珍しい土偶です
作られたのは今から3600年前の縄文後期
これがどのような目的で使用されていたのかは謎なのですが
この土偶を作った人の想い それ受け取った人の想い
その祈りへの想いは今でもじゅうぶん伝わってくるかと思います
もしかすると はるか昔に新形コロナのような病が流行して
その収束を願って地中深く埋められたものかもしれませんね

この「合掌土偶」は八戸市内の是川縄文館で見ることが出来ます
見ていると本当に癒される素晴らしい作品です
しかも是川縄文館は博物館では珍しく国宝でも撮影OKの太っ腹
コロナが収束したら ぜひ癒されに行ってみてはいかがでしょうか?

Tomo








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