【東京市(当時)の戦時録音資料「スパイ対策啓蒙音声」】すべての政治家に聞かせてやりたい先人の教え。
戦時中に東京市が一般市民に向けて行った広報活動。戦陣訓や軍歌を引用し、「防空は戦闘です」と呼び掛けたり、「スパイは武器なき敵」と警鐘をならしたりして、戦意高揚と団結を促した。
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字幕: 東京市情報課編集。スパイを防げ。 武器なき敵、スパイ。スパイは、内情をかぎつけるばかりではありません。
人の心を騒がし、バイ菌をまき、重要施設の爆破さえやります。ドイツの赫々たる勝利の裏には、ものすごいスパイ、第5列の活躍があると言います。「どこにそんなスパイがいる」とおっしゃるのですか? あなたの背後にいます。いや、目の前にもいます。壁に耳あり障子に目ありです。
日本人はスパイに弱い、なんでもしゃべると定評があります。人を信じやすく、仲良くなりやすく、とかく外国人と言えば気を許しがちです。このくらいは大丈夫と思ってうかつに話す港の話、故郷の話、食べ物の話、工場(こうば)の話、停車場の話などが、立派に役立つのです。
危ない、危ない。 戦陣訓は言います。「一瞬の油断、不測の大事を生ず。常に備え厳に警(いまし)めざるべからず。・・・軍機を守るに細心なれ。諜者は常に身辺に在り」。
外国系の会社、学校教師、宣教師、通信員、学者、芸術家、留学生、観光客、みんな油断がなりません。スパイを防げ、日本を守れ。我等(ら)市民1人1人は、すべて戦場にある覚悟。軍律を守る精神で、沈黙を守りましょう。
見まい、聞くまい、話すまい。余計なことは見るな、聞くな、話すな。これがスパイを防ぐ最善の方法です。
参考: NHK戦争証言アーカイブス スパイを防げ https://www2.nhk.or.jp/archives/shoge...
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