FTM夫より 精子提供求む‼︎

妻の子供が欲しいのです!一生懸命日々頑張ります!

ここへ至るまで。

2020-09-21 11:14:41 | 日記

お久しぶりです。こんにちは。

 

何だかとっても忙しく日々が過ぎております。

もっとこの日々を細かく残せていけたらと思ってはいるものの、優先度の高い事柄を処理している間に日々が終わるという、所謂これは忙殺ですね。やられていますね。これは。

まぁええわ。

 

最近は先月に一度精子提供を受けました。

なんだか感触の良い方で、全体的に調度いいといいましょうか。

えらい上からの言い回しになっているけど、そんなつもりはないんやけど。まぁええわ。

 

妻ちゃんはここ半年くらいか、近所の産婦人科で排卵予測をたててもらっていたんですが、そちらへの精子提出にもご協力いただけるということで、末永くお付き合いいただけると嬉しいなぁと思える方です。

 

この場合末永くってあんまよくないんだけど、はよ結果出た方がいいんだけど、この間妻ちゃんから子供ができるまでの講義を受けまして、ありゃびっくりしましたね。

僕はもう聞いてたら何か笑けて来て「こりゃ出来んわ!」って言ってしまいました。w

いやぁ、生命はほんとに神秘ですね。

 

僕と妻ちゃんが出会うまでにも死ぬほどの分岐点があったのに、そもそも受精卵になるまでにそんな分岐しとんのかいと。

もう既に愛おしいマイベイビーになる前ちゃん達が、頑張って頑張って、迷って迷って、やっとたどり着いたと思いきや、卵子おらんのかい!今回こっちから出るんちゃうんか!

的なことも乗り越え、やっとマイベイビーになる前ちゃんへと進化できたとしても、結局今回はグッバーイって感じで壁を滑っていく可能性あり。

ということで、もうほんま笑けます。w

 

笑けまくりすぎて、可能性が小さすぎて、なんだか吹っ切れました。

できるわけねーじゃん。って。

そうなんですよね。そう簡単に人間なんてものを作り出せる分けねーんですわな。

何を調子乗っとんねんと思いました。

 

周りもどんどん子供を産み、子育てのインスタとかよう見たりすると、どんどんどんどんどdんどdんどdんっどん身近になってしまっていくですよね。この神秘が。

少し立ち戻って、これは奇跡なんだと認識しなければいけないと思いました。

いい意味で諦めがつきました。

 

 

子供のころは、「大人になったらいつか自分をわかってくれる人が現れて、心の通う友達ができて、熱意の持てる仕事を日々真面目にこなして、家を買ってBBQとかして、知識を深め、運動をし、結婚する人は美人で優しくて、年老いた家族とも皆で助け合って仲良く愛し愛され大切に生きていきたいな。」と夢見ておりました。

 

思春期になって、制服が受け止められなかった僕は早々にグレ、不登校になり、悪そうなやつと大体友達にもなれずがっつりイキっておりました。四面楚歌でございます。人類皆敵状態です。

そんな中で社会のいろいろな事を見聞きし、ただがむしゃらに荒れ狂っておった糞人間は気付きます。

どうやら人生意外と難しそうで、自分の人生選択肢なんてほとんどないじゃん。結構もう詰んどるわ。

 

言葉悪いですけど、ヤンキーはヤンキーの、あほにはあほのコミュニティがあって、それの中で信頼と実績を積み重ねていくと割とちゃんとお金が稼げるようになるからいいんですよ。

結局将来の自分を食わせるために進路を考えるんだから、結果食わせていけるなら解決なんですよね。ど底辺でも。

 

でも、僕はそこにも属せなかった。関係を深めようと、信頼を得ようとしていく中で、必ず性別問題に行き当たります。

学校からでれば性別も名前も偽ることができましたが、大体隠し切れなくなってくるもんです。

その度バレて離れるか、バレる前に消えるか、この二択の結末しかない。

 

働くにしたって正社員なんて夢のまた夢、派遣だって無理。ペラッペラのきったない履歴書でも雇ってくれるような所でコツコツ働きなんとなくの小遣いを手にし、慣れたころにくる「社員にならんか」

もうやめぇ。それゆーなて。またイチからやんけ。そしてとんずらです。

 

何だか虚しくて、働くことは好きだけど一生こんなことを続けていく人生なのかなとか思ってましたね。

この頃の僕に自分の現状を打ち明け理解を得る努力をする。という勇気はなかったんですね。

ヘタレです。散々イキったこと喚いといてどヘタレです。

そんなんだから金も貯まらんし、あー詰んでく詰んでく。って感じで7年程立っていました。

 

まぁでもやっぱり、諾々と生きていても何も学ばない人間なんてそうもいません。

20歳になる頃当時付き合っていた彼女と別れ、今まで遊び散らかしてきた日々にも不安をおぼえ、色んなことをぱたっとやめ、暇になり、やっとこさ名前を変えることにしました。

 

たかが名前されど名前で、なんだか新しいことやってみたーい、こっから一発逆転いけるんちゃうかと思った単純な僕は、手始めに僕ら世代の不登校児の親の中で流行っていた大平光代氏著の『だからあなたも生き抜いて』という本を引っ張り出してきます。

大平光代さんは中卒学歴からやくざの彼女だか嫁になり、その後弁護士になったという人物で、大平さんの経歴で弁護士行けるなら俺やってなんとかなるやろ!と思ったんですね。

そうです。僕は常に安直なのです。

 

大平さんの著書にはその経歴の詳細が記されていました。

彼女は近畿大学の大学予備生だかそんな感じの制度を利用して近畿大に入学されていました。

近畿大ってほんと面白い事ぽんぽんやるからすごいです。

簡単に言えば大検とって大学入ったんですね。

そこで僕も大検を取ろうと思い立ちます。

理由は簡単。

1、このまま生きとっても肉体労働しかない。(正社員登用は選択不可)

2、肉体労働系で出来る仕事はほぼ網羅した。(その中でも身分証明がぐーたらなレベルの末端)

3、この職種で一生食うの無理。てかやだ。

4、座って仕事してみたい。(パソコンカチャカチャ・スーツ・お財布片手ランチ憧れる)

5、運転免許の成績が結構よかった事で、ほらね!俺勉強嫌いではないねん!やれば結構できる子なんやて!(すごい自信)

 

そんな感じで希望ブースト、名前変わったブースト、元カノに女だってバレたブーストで頭がバーストした僕はその勢いでおっぱいも取り、もう無敵状態で早速大検予備校に電話するのでした。

 

僕「ホームページ見ました。入学したいです。」

学(学校ってことです)「おk。いついつきてちょ」

僕「小学校の勉強から教えてつかーさい。」

学「おk。おk。とりあえずきてちょ」

 

取ったばっかの乳押さえつつ学校訪問

 

僕「かくかくしかじか。女ってことばらしてもいいし、職員で留めてもいいし、まぁ好きにしとくれ。」

学「よかろう。承った。ほな契約で。」

僕「おk。頑張るわ。」

 

といった具合に始まった受験生活はまぁそりゃもう充実したものでした。

勉強スゲー!本スゲー!暗記スゲー!脳味噌開いてくぜー!って感じの猛烈ストレス発散状態でした。

友達作りに行ったわけではないけど受験期に関わる人間関係っていうのもまたいいもので、本当に大切な人たちに出会えました。

1年間どっぷり勉強に浸り、最後の半年は働きもせず親の脛にかぶりつき大学に入り、そこでもいろんなことがありつつ在学中のバイト先でマイ妻ちゃんに出会うのでした。

 

 

これだけでもかなりの量になってしまった。まぁええか。

お気付きでしょうか。この時点で僕、まだ性別変更はしていないんですよ。

大学は性別の関わることなんかほぼないので割となんとかやっていけましたが、ここで僕は在学中に何とか性別変更を終わらせなければ就活できんじゃん!という問題に苛まれていくのでした。

ええ加減長いのでまた機会がありましたら書いてみよ。

 

 

とりあえずですね、言いたいことは、子供の頃に考えていた素敵な人生はどんどんどんどん叶っているのです。

後足りないのはほんと子供くらいのもんです。

そしてそれはとてつもない確率、努力で解決することではないといった性質から、叶わなくったっていいじゃない。にたどり着いたわけです。

妊活止めるわけじゃないんですけど、そこに気持ちの全部を二人揃って持って行ってしまったら、今あるものを守っていけなくなるんではないかと思った次第です。

子供が出来なかったという結末があったとしても、そこで人生終ってくれんから、妻ちゃんが次行ってみよーって感じで僕との日々を楽しめるよう、僕は一定の気持ちを保っていきたいなと思います。

僕は妻ちゃんと居たくて結婚したんだから。子供が欲しくて結婚したんじゃないんだから。

この人と居れたらそれだけでいいと思って結婚したんだから。どんなに非力な自分でもこの人だけは幸せにしようと思ったんだから。

それさえあれば後はボーナスだくらいに思います。

 

まだ見ぬマイベイビーよ。

お父さんとお母さんは君が生まれてきて良かったと思ってくれるように、いい人間であれるよう、君に沢山の機会を提供できるよう己らを磨きながら待っているので、もしよかったら、気が向いたらどうぞいつでもうちに来ておくれ。

もし他の家庭で幸せに過ごせそうなら、どうぞ存分にその人生を謳歌しておくれ。

うちに来れても来れなくても君の幸せを願っています。

 

そんな気持ちでございます。

 



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