緑陰の小屋

主に、恋愛ゲームの二次創作をゆったりと書いています。

BTF『一服しないか?』。座談会形式。ヴァキスタ六人と、賑やかにお茶を。

2012年01月22日 | その他のゲーム
思いつくまま、プチ企画枠育成。BTF既読率を高めたい方の一助に。
ここを書いている筆者は、二十日現在、漸く、100%まで漕ぎ着けました。
という事で、執念で(笑)稼げる保証の下、攻略対象達の茶会を執筆。

回収に当たり応援し合った、戦友(笑)伏未さんに大感謝を^^

念の為補足。今枠で喋る皆には、ゲームキャラ、という自覚あり。
公式カウントダウン時の彼等、に近いかと。宜しければご笑味下さい。
『多少砕けた設定でもOK』と面白がれる方に、参考にして頂けたら幸い。



◆  焦る必要など、ない。君が進めたい速度でいい。  ◆

キリテ「騒がしい会の前に、まずは皆から助言を一つずつ、だそうだ」

◆  余り欲張らん事だ。体力を弁えて我が身を厭え。  ◆

ナユタ「以下の情報には、目安として別の色を設定し、区切ってある」

◆  面白く探すのが一番! 疲れちまったら休めよ。  ◆

ソー「気になったとこだけ、の~んびり、拾い読みしてもいいと思うぜ」

◆  エスコートするか? 手なら、いつでも貸すけど。  ◆

ネイト「本題とは関係ねェ事も、適当に喋ってる。そこは承知してくれ」

◆  ぼく達を、より深く知ろうとしてくれるだけで幸せ!  ◆

カミュ「無茶は絶対駄目だよ。気が向いたら、皆の話を参考にしてね」

◆  100%達成か否か。いずれでも、どうか笑顔で。  ◆

ニコ「散る数多の欠片。その手で叶う限り、集めてみますか、聖女?」

◆  では、ビヨンド・ザ・フューチャー座談会へどうぞ。  ◆



カミュ流に表現するなら、ばびゅんっ! と飛空挺を飛ばした先。
ダイナスのマダムの厚意を受け、彼等はティールームで羽を伸ばす。
心には、訪れる娘への敬愛を。手には、気分で選んだ飲み物を。

カミュ「さぁ、皆。お茶にしようよ。好きなのを持ってって~」
ナユタ「色々用意して貰えたのだな? ミネラルウォーターを頂こう」
ソー「よっしゃ。オレはコーヒー、角砂糖つきな」
キリテ「俺は緑茶を」
ネイト「ンじゃ、俺はミルクを貰う」
ニコ「牛の乳……意外というか……ああ、ご職業柄ですか?」
ネイト「今は抜けたけどな。仕事中は、匂いがつく飲み物を避けてたからさ」
ニコ「なるほど。では、わたしはこちらの葡萄ジュースを頂きましょう」
カミュ「ぼくは紅茶。見事にバラバラだね……っていうか、なんで葡萄チョイス? ニコ色だから?」
ソー「へ? なんだ、ニコ色って。そんな色あったっけ?」
キリテ「全身、紫色で揃えているからじゃないか」
ナユタ「葡萄に罪はないが……関連づけると、何やら邪悪な色に見えてしまうな」
ニコ「ふふん。わたしと葡萄について語るのもよいですが、本題からどんどん脱線しますよ?」
ネイト「おっと……何だっけ? 俺達のゲームの、既読率、ってヤツか?」
ニコ「はい。彷徨える聖女を手助けするべく、こうして茶会を催したのではありませんか」
ソー「そうだな。オレ達で教えられる事なら、何でも教えてやるぜ! どんと来い!」
キリテ「では、程好く喉を潤しながら、順に伝えるとしよう」
ナユタ「ふむ……進行役が要るのでは? 立候補がいなければ、私が……」
五人「「「「「却下!」」」」」
ナユタ「! 何故だ。しかも、皆で声を揃えて! 懇切丁寧に説明してやるものを」
カミュ「……ナユタが仕切ると、物凄~~く、硬くなるからね」
ネイト「だよな。好意から喋り捲っちまう分、有難いっちゃ有難ェんだが、すっっげェ重いからな」
ナユタ「ぐっ……」
ソー「まあまあ、ナユナユ。ここには探し疲れたコが来るんだ。ゆる~く楽しませようぜ?」
ナユタ「……待て。趣旨に同意しない訳ではない。だが、ナユナユは認めんぞ!」
ニコ「キミも徹底してますよね……名を変える位、いいでしょうに」
ナユタ「お前は当事者ではないから、この微妙な屈辱がわからんのだっ!」
ニコ「私なら、ニコニコ、と楽しげですし? 構いませんよ?」
ソー「う~ん……あだ名で遊ぶなら、やっぱ、ナユナユに限るよな」
ナユタ「まだ言うか、馬鹿者っ!」
キリテ「……抗議するから弄られる。そう、学んでもいい頃合だと思うんだが」
カミュ「ナユタは、この過剰反応あってこそナユタなんだよ。で、もう一回本題に戻す?」
キリテ「あぁ。脱線し易い者を上手く締めつつ、提供を進めるぞ」
ネイト「ン、了解……改めて思うが、六人もいると役割分担が出来るよな。面白ェ」
キリテ「では、まず俺から基本の情報を伝えておくとしよう。一つ目は……」

1.全部の選択肢を『既読の流れに入るまで』読み、こまめにセーブ

ソー「簡単、って思うか? ところがどっこい! これが意外と穴なんだぜ」
カミュ「選択肢が出るポイントだけ数えても、たっくさん! あるしね」
ニコ「まさしく。更に、一見同じなのに数画面『未読』扱いというのも。誰得の意地悪ですねぇ」
キリテ「完全に既読となってから保存し、戻り、別の選択肢へ。これを繰り返してくれ」
ナユタ「積む作業は億劫になるだろう。が、弛まぬ努力こそ成果を生む」
ソー「面倒ならさ、クイックセーブとかクイックロード、がんがん使っちまえば?」
カミュ「うん。ただ、多用すると本体に負担が掛かっちゃうみたい。大事に扱ってあげて」
ソー「いけね、そうだった。そこ厄介だよな……フリーズも増えるし」
ネイト「クイックは、設定で『しない』にしちまっとくと、固まり知らずで快適だぜ」
ナユタ「加えて言えば、クイックセーブは電源を切る度に全て消えるぞ」
キリテ「仕様を知らず頼る者は、悔やむ事になるだろうな。オートの過信も禁物だ」
ニコ「つまり。本体にではなく、こつこつ記録、が必須なんです。これは以下の全てに言えますよ」
ソー「んじゃ、次に行ってみっか。ダイナス絡みも多いって事でオレからだ!」

2.場所選択時は、同じ場所を二度訪れ、合間の遣り取りもセーブ

カミュ「これも、意外にちょこちょこ見落として、回収を忘れちゃいそうだよね」
ソー「特に、序盤のダイナスでは重要だぜ~。人数分の未読、全部ゲットしような!」
キリテ「大抵は、一通り訪れると舞台が進んでしまう。赴く順を遣り繰りして試せ」
ネイト「中盤以降のワールドマップでも、これは、見逃しちゃいけねェポイントだったりする」
ニコ「ええ。わたしがせしめた飛空挺で、びゅんびゅん移動可能になったら、思い出して下さい」
カミュ「……唆した本人が、せしめた、とか言っちゃったよ……」
ナユタ「どれ程自覚があろうとも反省は一切しないのが、大賢者ニコだろう」
ニコ「世界を救う我々には必要ですからね。キミ達だって、楽な旅が出来ているでしょうに?」
ナユタ「事実その通りだから、反論は無理か……兎に角、遺産の技術力を活用しろ」
ソー「そうだ! イングリドでは二回Uターンだぞ。オレ、ちょこっと出てる」
キリテ「次は……!……断じて迎えたくはないが、不幸な結末を列挙しておく」
ネイト「調整が要るヤツと、リストに載らねェゲームオーバー、だな」
ソー「ちなみに、バッド1から5は、選択肢を埋めれば行けるから省いたぜ」

3.アマフィー探索時、前半組好感度400未満、後半組250未満……バッド6

ナユタ「前半組とは、キリテ殿、カミュ、ソー、私。残る二人が、後半組だ」
カミュ「入口を探す段階で、最低でも一人とは条件を超えてないと終わっちゃうんだよね」
ニコ「一応、森での選択肢で好感度が条件を超えれば、なんとか乗り切れますよ」
ネイト「俺とニコは、上昇幅が大きくて楽だが。他の四人はきついぜ?」
ソー「だよなぁ。森で急にいちゃいちゃしても届かなかったりすると、もう悲惨!」
ニコ「全員の好みを試し、全て失敗すると……永遠に……ふふふ」
ナユタ「そこで、不気味に笑うな! 実際、笑えない状態に陥るのだからな」
ソー「でもさ? オレ、ちょ~っと不思議に思った事あんだけど」
キリテ「……実は、俺も引っ掛かっている……」
カミュ「? 何? 二人共、なんで揃ってぼくを見るのさ?」
ソー「いや~。好感度、がすっげえ大事なのはわかるんだよ。でもな?」
キリテ「カミュは、赤子の彼女が神殿で拾われた時分から、共に在るのだろう?」
カミュ「うん。そうだよ」
ニコ「その緊密な距離感を以てしても、絆を認めて貰えないのは……ね」
ナユタ「……親しげに見えて、実は、然程でもないのか?」
カミュ「なっ!? そんな訳ないよ! ぼくは彼女を誰より近く見守って来たんだもの」
ネイト「ただ一緒に過ごしてただけじゃ、仲がいい、って証明には弱ェよ」
キリテ「その理屈で言えば、カミュに誰も勝てん。他の男は特別な絆を結べなくなるからな」
ニコ「わたしなど、出会ってすぐに聖女との熱愛ラブラブが可能ですし~?」
ソー「いや、ニコの場合は、手段がアレだから納得いかねーけど」
カミュ「ぼく達は仲良しなの! でも、森の審査だけは好感度に縛られちゃうんだよ!」
キリテ「回収時以外は設定に甘えず、せめて誰かと愛を育んでおく事だな」

4.好感度500未満……バハムート戦で死亡(六人分)

ナユタ「これも含めた以下の条件の値は、前半組も後半組も共通だ」
ネイト「俺達二人とは、参入が遅い分一気に親しくなれる。けど油断大敵だぜ?」
ニコ「ですね。好感度の上がる選択肢は多くありません。既読率を狙わない時はご注意を」

5.聖女度60未満……ログナー戦で死亡(六人分)

キリテ「間違っても、陥る訳にはいかない結末だ。しかし回収の為には……」
ソー「大丈夫だって! 保存した後は、ばっちり、完璧な聖女になって上書きしてくれるさ」
カミュ「そうだよ。彼女なら、本来迎える事もないEDだもん。ただ、一度は見てね」

6.聖女度70未満……セイクリッドネピリム戦で死亡(ナユタを除く五人分)

ナユタ「これに関しては、私独り、何ともコメントし難い立場なのだな」
ニコ「ええ。ジョブチェンジの恵か、キミはここで非業の最期を遂げずに済みます」
ネイト「本当はある筈なのに起こらねェ、って可能性も捨て切れねェけどな」
ソー「ナユナユ独りだけない理由も、わかんねーしなー?」
ナユタ「あぁ……って、聞き逃しはせんぞ!……だが、今は曖昧に濁すしかあるまい」
ニコ「……おや。お待ち下さい。わたし、今、最新の噂をキャッチしました」
ネイト「あ? ってか、ジュース飲んでただけで、どうやってキャッチ出来ンだよ?」
ニコ「秘密です。それより、ナユタくんの死亡はないまま、100%に至った方がいる、とか」
ネイト「へェ……? とうとう、か。ナユタ、運が良かったじゃねェか」
ニコ「ですね。しかも、その後にも達成者が続いたそうです」
ソー「え~!? なんでっ!? マジかよぉ……ナユナユ、ずっりぃ……」
ナユタ「……(ごんっ)」
ソー「痛ってぇ! くうっ、優遇されてんのに、殴んなくてもいいじゃんか~!」
キリテ「分岐が少ない、となると、シナリオ量の観点からは優遇とも言えんがな……」
カミュ「どうして、って。ナユタのファンは、物足りなく感じちゃいそう」
ネイト「ゲームオーバーが少ねェんだろ? なら、素直に喜んだ方がいいと思うぜ」
キリテ「ここで回収出来る既読率は、零に近く少ない者もいる。が、確実に試して欲しい」
ニコ「まぁ頑張って下さい。さて、次が……正直、個人的にも嫌なアレですね」

7.聖女度80未満……ラスボス戦でバッド7(六人分)

ネイト「……(シャッ)……(シャッ)……」
ソー「おわっ!? なんだ、何の音かと思ったら、暗器のナイフ研ぎ始めた!」
カミュ「ネ、ネイト、落ち着いて! 想像しちゃった気持ちもわかるけど、避けられる未来だから!」
ナユタ「どういう事だ? 話が見えん……否、見るのを拒む自我が封じているのか……」
ニコ「見えなくて正解ですよ、ナユタくん。想像すらしなくていい。苦痛なだけです」
キリテ「……俺も、考えまい。唯一を無力故に失う結末になど、至らぬよう努めるのみだ」
ニコ「前向きですね……ええ、無論、体験しないに越した事はありません」
ソー「でもな。忘れてねーか? 既読率の話してんだろ? この未読……多いぜ」
ナユタ「……ぐっ……」
カミュ「うん。ぼく達六人分、到達して貰うしかないよね……幾ら悲惨でも」
キリテ「……(チャキ)……」
ソー「いや、だから、刀を抜き放つな!……オレまで、拳磨きたくなるっつーの」
ニコ「わたしとて、魔銃の精度を限界に高めたくもなりますよ。が、落ち着きましょう?」
カミュ「……精霊達、ごめんね。乱れて……大丈夫。未読を拾ったら綺麗に忘れちゃってね」
キリテ「決して不条理な選択に走らせない。俺達が、強くなる。支えよう」
ニコ「各自、反面教師にする事です。それこそ、死に物狂いで幸福を掴む気になる筈」
ネイト「当たり前だ! 絶対……そんな真似、させねェ……」
ナユタ「……次は……あぁ、細かい変化の説明に入るのか。気を取り直すぞ」

8.『初めての野営』でナユタを選ばずに進め『砂漠の野営』で彼を選択

キリテ「怪我をした彼女に、治癒魔法を施したか否か、が左右する部分だな」
カミュ「癒す呪文は、この二人しか使えないから……って、もしかしたらニコも使える?」
ニコ「ええ。私に不可能はありませんよぉ。聖女の掠り傷一つでも、足取り腰取り念入りに……」
ナユタ「そのような、ふしだらな接触を図る必要はない! 全部私が診る」
カミュ「けど、ナユタ。要らぬ魔力、って叱ってたんじゃ……?」
ナユタ「っ! い、今の私が、彼女の為の力を惜しむ訳なかろう。最優先で担わせて貰う!」
キリテ「ふ……その忠誠の深まりが、脱獄に繋がったのだったな……懐かしい」

9.『砂漠の野営』でカミュを選んで進め『出発』でナユタを選択

ソー「あっ! これってアレか。オレも憧れた、防寒具共有のネタ!」
カミュ「え?……あ、ぼくが彼女の服に潜って暖まる話? そこから繋がるの?」
ナユタ「その通りだ。まあ、優しい心根故の提案だろうが……どうも無防備過ぎるのがな」
キリテ「彼女と同じ毛布に包まれたい、とは思わない訳だな?」
ナユタ「ぶっ!?……キ、キリテ、殿……いきなり、なんという確認を……!?」
ソー「……わかってねーな、ナユナユ。キリテって、こう見えて、時々急に敏感になるんだぜ~」
カミュ「そういえば、彼女とお風呂に入りたいとか言う君を、思いっ切りどついてたよね」
ソー「あれは本気で痛かった! 顔も、すっげえおっかねえし」
キリテ「……彼女を守る為なら、全力で阻止する。混浴など以ての外だ」
ニコ「……ふ……うっふふふふっふぅ……♪」
ネイト「って、おい。ニコが異様に楽しげに悶えてンぜ。何だよ?」
ニコ「いえいえ~? お気になさらず。さぁさぁ! 次の情報に行きましょう」
ナユタ「……はっ!?……しまった、動揺の余り、ソーに対する突っ込みが……!」

10.『大会までの時間』でソーを選ばずに進め『砂漠の野営』で彼を選択

ソー「これも、アレだな。夜明けのコーヒーをオレと~、って話から続くヤツ?」
キリテ「(ぴく)……夜明け……だと?」
ニコ「ほぅ。そんな早朝にコーヒーを……アレですか。褥を共にした男女のハウツー的な?」
ソー「へ? シトネ?」
カミュ「まさか……変な事吹き込んでないよね? 純粋培養だから信じちゃうよ」
ソー「いんや、平気平気。ってか、天然ってナンパしても効き難いんだよ。勉強になった」
ネイト「……粉かけてる相手が、俺的には平気じゃねェンだが?」
ナユタ「目付の私やキリテ殿の注意が逸れた隙に、何を仕掛けた?……よもや!?」
ソー「違うって! 健全なお誘いしかしてねーし。ま、それが後々ちょっくら影響するってだけ」
キリテ「……間違った知識が彼女に与えられたようなら、正してやらなければな」
カミュ「全くだよ。邪が及ばないように、真っ直ぐ育てて来たのに」
ニコ「聖女の無垢さは稀有ですしね。ソーくんの魔手からは、遠ざけて……」
ソー「え? 何これ? いつの間に、無実のオレを皆で苛めるターンになってる訳?」
ナユタ「夜明けのコーヒーなどと、不埒な言葉を持ち込むお前が悪い!」

11.『サンドワーム襲撃』で誰も選ばず時間切れ……カミュが発言

ネイト「あの、時間制限、っつゥのも、妙に興味を引く仕掛けじゃねェか?」
キリテ「一部、色分けまでしてあるしな。何か、特別な意味を込めたのかもしれん」
カミュ「少なくとも、何の情報もなく、ここで僕のセリフに気づいてくれる子は少ないと思う」
ニコ「残り時間が迫ると、兎に角何か選ばずにはいられないものですからねぇ」
ソー「……うっ……なんか、ちくちく刺さるような……」
ナユタ「? 何だ。疚しく感じる秘密でも抱えているのなら、すぐ明かせ」
ソー「い、いんや~? そんな後ろ暗い事なんか、これっぽっちも」
ネイト「この間、ディーラーに急かされるまま焦って決めて、資金をスッたンだよな?」
ソー「わっ! ネイト、バラすなって!?」
ナユタ「何だと? お前には最低限しか預けないとはいえ……まさか全額か!」
ネイト「安心していいぜ。そン時のマイナスは、俺の勝ちで埋めといたから」
キリテ「ほう。賭け事は嗜む程度という割に、ソーより余程強運かもな」
カミュ「ソーの運の悪さが突き抜けちゃってるんだけどね」
ナユタ「全く……まぁ、時には『様子を見る』余裕も示しておけ、という結論だ」

12.『出発』でネイトを選ばずに進め、個別『ネイトと二人で…』を見る

ニコ「これは、彼を一途に慕う聖女が陥り易い、見落としポイントでしょう」
ソー「誰かと仲良くなりたいコは、あんま他の男に目移りしない筈だからな~」
ネイト「この、俺が合流して初めての野営で、触ってたか否か、で少し回収出来る」
キリテ「……ふと、思ったんだが……ネイト」
ネイト「? 何だよ、キリテ?」
キリテ「ここで選ばれずとも、お前は、彼女に毛布を掛けてやるか?」
ネイト「そりゃ、寒そうにしてれば掛け直してやるぜ? 風邪で苦しませたくねェし」
ナユタ「だろうな。私達でも、察し次第、同じく配慮するだろう? キリテ殿」
キリテ「勿論だ」
ソー「ん? もしかして、キリテ、焼餅焼いちゃったってヤツ?」
ニコ「その割に穏やかですよ。第一、世話する機会なら前半組が勝りますし」
キリテ「いや……俺達は、六人いてこそフォローし合える事もある、と改めて感じたんだ」
カミュ「そうだね。助けたくても、四六時中、自分独りじゃ気づけない事ってあるから」
ナユタ「恋仲に発展後も、まだ途上の今も、私達ヴァキスタ全員で手厚く守ってやりたいものだ」

13.ネイトルート『遠吠えの意味』終了時、好感度500以上と未満でセリフが変化

キリテ「これと、次に続く14は、一部の発言が親しさで変わるパターンだ」
カミュ「え? でもこっちは、上のバハムート戦を狙えば自動で回収出来るよね」
ソー「だな。だから、番号がない『おまけ』の扱いだった……んだけど」
ナユタ「ふむ。今は、13、と数がついているな」
ネイト「おまけは、既読率が99.93%止まりの時の話だろ?」
キリテ「あの後100%に到達し、事情が変わった」
ニコ「回収順と、説明し易さの都合により、番号つきに昇格です!」
ネイト「俺のこれを踏まえた上で、14を知って欲しいんだとよ。先、続けてくれ」
キリテ「未読の回収だけなら、読まずとも出来る。ただ、重要なのは宿る想いらしい」
ナユタ「……機械的に流すのではなく、しっかり味わうべき、という事か?」
ネイト「ン。俺が遺す切望。酌んで読めば、味が違うかも」
カミュ「検証した子は、低い好感度の方のセリフにも驚いて、凄く感情移入したんだって」
ナユタ「なるほど……我々にとっては、一語一句が本気の発言だ。当然だろう」
ニコ「あっさりスルーでも少々切ないのは、確かですねぇ」
キリテ「自動回収の内、手元で分岐が判明したのは、ネイトのこれのみ」
ソー「メモによると~? 456が遺言めいたセリフ、500からは赤面セリフ、だと」
ナユタ「検証者が見極め損ねた可能性も否めん。恐らくネイト以外にもある」
カミュ「実はね、ぼくも低い好感度で未読が出たみたいなんだ。ただ、境がわからない……」
キリテ「ネイト、カミュと調べ、両者変化したから、後もあると思い込んだそうだ」
ニコ「全員、変わる場所は共通だろうし、条件は残りで比較を……と」
ネイト「カミュで慎重に裏を取っとけばよかったのにな」
ナユタ「迂闊にも『そのデータ』を消去してしまったところ、四人はほぼ変化なしだった」
ソー「個別ルートに入れるギッリギリで進め直しても、成果はイマイチだとさ」
キリテ「些細な未読は拾えたものの、好感度準拠かは、正直怪しい」
ナユタ「手元の調査なく『確実』と記すのは、矜持に背く」
ネイト「って事で、せめて俺の結果だけでも挙げてみた訳だ。参考にしてくれよ?」
カミュ「ちなみに、ぼくも、分岐のタイミングはマルジュネでの初合流直前だった気がするよ」
ナユタ「わざわざ、我々との疎遠を勧めるのも複雑だが、試してみるといい」
ニコ「聖女をきゅんきゅんさせるセリフが響いたら、儲け物ですね」
キリテ「一度既読にしてしまうと、違う値のデータと照らすのは、骨が折れるぞ」
ソー「もし、見つけ難い変化を見つけたら、そこでセーブしとけよ? いつでも聞ける!」

14.ソールート『ソーと共に』の初三択後、好感度700未満だと次の三択が変化

ネイト「さて……どうやらこれが、大まかに纏めた条件のトリらしいな」
ナユタ「あぁ。右往左往しつつ探す検証者が、100%獲得に至った決め手だ」
キリテ「何でも、ここを発掘した同志の貴重な速報を、他所で閲覧出来たお陰、と聞く」
カミュ「探し難い場所、よく見つけたよね~。公表が有難いよ。お疲れ様!」
ナユタ「それにしても……厄介な。何故、このような条件で……」
ネイト「同感。これ、一途だと自動的にゃ拾えねェし」
ニコ「全く。偶然か、若干調整が要るところに、大量に隠れていたものです」
キリテ「補足すると、ここの三択一つ目で700を超えないと、スチルに続く三択は出ない」
ナユタ「好感度の検証の結果、681でCGなし展開、703でCGあり展開、だそうだ」
ネイト「三択が丸毎変化するっつゥのは、特殊な気がすンだけど?」
カミュ「うん。盲点で、かなり難関だよね。ここで0.06強も埋まるんだよ」
キリテ「これが、検証者や、力を尽くし達成した戦友を悩ませていたのか……」
カミュ「ソーの癖にね~。ホントに、生意気だ。このこのっ」
ソー「って、突くなこら! オレの癖にって酷くね? また悪者じゃん」
キリテ「……悪者だからな」
ニコ「キミの所為、は事実でしょう? 聖女を弄ぶなんて」
ソー「ぶっ!? 誤解招くだろっ、オレは……!」
ナユタ「……ソー。私は、今、途轍もなく後悔しているぞ……」
ソー「は? ちょ、何……ナユナユ? 真っ黒オーラ背負っちゃって」
ナユタ「ナユナユは止めんか、愚か者!……私が、あの時点で矯正していればっ」
キリテ「……察するに、彼女の杖をソーが取り戻した、大会の頃……か」
カミュ「あぁ。ナユタの青筋が活躍し始めた時期だね」
ナユタ「そうだ。諦めず、弛み切った根性を叩き直すべきだった!」
カミュ「……出来るなら、とっくに直ってると思うけど……」
ネイト「逃げの天才の更生なンざ、至難だろ」
キリテ「だが。確かに、ソーが事前に成長すれば、存在しない分岐ではある」
ニコ「聖女と余程睦まない限り、守る者として一皮剥けない。面倒臭い人ですねぇ」
ネイト「俺も遊びは好むが、ケジメのつけ方は読まねェと。なっ? ソー」
キリテ「自堕落を引き摺ると、結果的に、探す彼女を消耗させる」
ナユタ「私に徹底的に扱かれたくなくば、己を磨け!」
ソー「わかってるってっ! 出会って、変われたんだ。退化はしねー」
カミュ「まぁ、ね。昔の君と比べたら、覚悟、は凄く伝わるよ」
ネイト「ソーだけじゃねェよ。守ってやりたい女に、全員、磨かれた」
ニコ「ええ。その点を考えると、キミの分岐は……彼女が齎す恩恵の象徴かと」
ソー「世話焼かせてごめんな。あと! 半端者を見捨てず導いてくれて、感謝してるぜ!」

以上、ここまでの項目を参考にして頂ければ、きっと、100%がお手元に!

ネイト「さて。一区切りだな。大丈夫か? 疲れちまってねェか?」
ナユタ「今度は、私が茶を淹れよう。全員紅茶でいいな? マダムの差し入れつきだ」
カミュ「わ~!? 凄い。大人気で噂になってたお店のお菓子が色々あるよ!」
ソー「どれも美味そうだな~。なんだ、ババア、今日は格別に気前がいいんじゃねー?」
キリテ「マダムは、俺達、というより彼女を甚く気に入っているからな。持て成したいんだろう」
ニコ「ですね。種類は豊富ながら、どれもが女性の小さな口用の可愛いサイズです」
ネイト「な。どれ食べたい?……食べさせてやる。俺の手で」
カミュ「ちょっと! 抜け駆けっていうか、君だけじゃずるいよ。ぼくもあげたい!」
ソー「お? オレも! まぁ、こんなちっちゃいんだから、交代で食わせてやりゃいいじゃん」
キリテ「……この、ノリ……俺も、素直に参加すべきか、自制すべきか……」
ナユタ「ああ。迷いはわかる。こうした状況下、我々の性格だと損をする気がするな」
ネイト「お前達はパスする訳? どうぞどうぞ。その分面倒見てやンぜ」
キリテ「待て!……俺も、多少は成長した。動くべき時には動くとも」
ナユタ「キリテ殿まで参加するならば、私も黙って引きはしないぞ。どれがいいか……」
ニコ「ふむ……味も、糖質脂質を抑えつつ、深い。若い女性に合いそうですよ」
カミュ「本当に一口分だし。給仕が六人なら、ゆっくり寛ぎながら何巡か出来そうだね」
ソー「だな。イケる菓子に、それをきらきらの眼で食う可愛い顔。最高だろ」

などと語る内に、まず、身軽な人狼が、貴女へと寄り添い……

ネイト「あ~ん…………ン、よし。美味かったか?」
カミュ「って、ネイト素早っ! ちゃっかりもう食べさせてるし!」
キリテ「俺達を驚かせた機動力の勝利か」
ソー「ん~。ま、皆で労わってやればいいんだし? オレ達も加わろうぜ」
キリテ「……うむ。では、これを…………あぁ、ちゃんと口に入ったな。よかった」
ソー「ほいっ!…………なんか、ちっこいコに餌づけする感じだな~。ほっこり和む」
カミュ「でしょ? この子は何してても可愛いし、癒されちゃうよね」
ニコ「ふふ、どうぞ?…………むしろ、摘む指の先に唇が触れる様がエロく、震えますが」
ナユタ「んなっ!? ば、かもの! 変態振りをこの長閑な茶席で発揮するな!」
ニコ「極めて自然な衝動ですよ? そう仰るナユタくんも、どうぞ聖女に」
ナユタ「う、うぬぬ……こちらを向け…………! ぞ、ぞくぞくなど、しては……っ」
ネイト「あ~あ、真っ赤。言わなきゃわかんねェのに」
キリテ「……だな。せめて顔に出なければ、悟られないものを」
カミュ「ナユタは意外に赤面が多いよね……はい! ぼくからも一つ♪」
ソー「菓子が甘いから、紅茶はストレートな。皆にお代わり淹れて来たぜ~」
ネイト「あ、こっちにくれ……少し冷ましてから飲めよ?」
キリテ「そういえば、夕食はダイナス一のシェフが腕を揮うそうだ」
カミュ「へ~。この街の料理を凄く褒めてた君の為、かな?」
ソー「このパーティで腹が膨れる分、時間は遅めだと。そっちも楽しもうな」
ニコ「今日はカジノに泊まれますし。傅く時間はたっぷりありますね」
ネイト「お。まだいけるよな、じゃ……ほら…………」
ナユタ「こほん!……疲れた頭にも、心にも、糖分は効く。存分に寛ぐといい」
ニコ「眠くなったら眼を閉じていいですよ? 寝顔の鑑賞会に突入させて頂きますから」
カミュ「そんな前振り、しかもニコがしたら危険でしょ。眠くても眠れないよ!」
ネイト「いつも、膝借りてるしな。俺の膝で微睡んでもいい。枕になる」
キリテ「俺達を探してくれた君への返礼に、要望があれば聞こう」
ソー「して欲しい事、ねーか? 夜通し語り明かすっつ~リクでもばっちりだぜ!」
ナユタ「お前の体調に支障がなければな。ただし! 二人きりは許さんぞ」
カミュ「今、ここにいる君は、ぼく達六人全員の聖女だからね」
ニコ「愛を惜しみなく贈りましょう。実に健気なキミに、優しくもねっとり……むぐっ」
ネイト「既読率。俺達の声を聞き漏らすのも、勿体ねェだろ? 探してみてくれ……(頭撫で)」

2 コメント

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お邪魔させて頂きます (伏未)
2012-01-16 18:34:26
 こんばんは。最近お話させて頂いているゆきね様のお宅かと思い、お邪魔させて頂いております。勘違いでしたら申し訳ありません。
 大変楽しく読ませて頂きました。疲れた心と体が癒されます~
 それではお互い無理のないように、0.07%探しの旅を頑張りましょう!
ようこそいらっしゃいました^^ (ゆきね)
2012-01-18 15:25:50
こんにちは、伏未さん。我が家でのお話は初めてですね。
改めまして、その『ゆきね』は自分です。間違いありません(笑)。

既読率上昇をテーマに据えた座談会。お楽しみ頂けて、よかったです。
実は、話が完成したら、貴宅でご報告がてら自宅をお教えする予定でした。
が、先に辿り着いて頂けたのは、やはりアレでしょうか。既読率か名前の検索。
私がそちらを存じ上げたのも、検索結果の中から伺ったのがご縁でしたし^^
こういう時、ネットの検索機能は凄く重宝するな、と便利さを実感します。

今枠は、元々座談会を綴るのが好きな為、楽に書けました。

六人平等に! と心掛けながらも、最後はやはり彼で(笑)。

伏未さんも仰るように、残る0.07%は、追々探す所存です。
凄く惹かれた品なので、FDや資料集が出ないかな、と夢見つつ。
そういえば、ガチャガチャの缶バッジも今月開始……欲しい……(笑)。

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