2015年11月23日
大阪自治体労働組合総連合
書記長 市本 逸也(談話)
大阪府知事選挙・大阪市長選挙で、くりはら貴子さん、柳本あきらさんは奮闘しましたが、残念ながら当選には至りませんでした。
今回の選挙で、ご支援いただいた全国の仲間のみなさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。また、この選挙で勝利にむけて、連日奮闘された大阪自治労連各単組のみなさんに敬意を表します。
大阪自治労連は、民主主義と地方自治を破壊してきた維新政治に終止符を打つため、くりはら貴子さん、柳本あきらさんを自主的な立場で支援をしてきました。
大阪に維新政治が持ち込まれて8年。この間、大阪府民・大阪市民に対する福祉・教育・医療など暮らしを切り捨てる施策がすすめられてきました。
また、自治体労働者に対しては、賃金・労働条件改悪の攻撃が強行され、とりわけ大阪市労組に対しては、組合事務所の使用不許可・明け渡し、思想調査アンケートなど憲法違反の権利侵害の攻撃が行われてきました。その結果、最高裁での闘争・労働委員会闘争を余儀なくされています。
5月の住民投票で「大阪都構想」は否決されたにもかかわらず、またもや維新の会は、今回のダブル選挙の争点として持ち出してきました。また、最終盤には、嘘とペテンを繰り返し、何の問題もない明るい会のビラや宣伝行動に対する「選挙違反」攻撃などの妨害行為を行いました。
選挙結果は、大阪の深刻なゆきづまりの打開を願い、なお「維新」と「大阪都」構想に幻想を抱く府民・市民が残されていることを示しています。しかし、府民の利益や思いと相容れない「維新政治」の矛盾は、今後さらに大きくならざるをえません。
大阪自治労連は、「明るい民主大阪府政をつくる会」・「大阪市をよくする会」に結集し、対話活動やビラの配布、全駅宣伝行動など果敢に奮闘してきました。5月に行われた住民投票での「反維新」の一点共同は、この選挙戦を通じて、さらに発展し、オール大阪の共同が広がったことは、今後に生きるものと確信しています。
今後、官邸と直結する橋下・維新が国会における野党共闘の分断勢力となることは明らかであり、安倍・橋下「改憲タッグ」とのたたかいに奮闘しなければなりません。市民や自治体職員に対立を持ち込む維新政治ではなく、対話と共同で本当の民主主義をつくるため、大阪自治労連は引き続き奮闘する決意を表明します。
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