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ピクニック

書きたいことがあった日に

M-1グランプリ 2006

2006-12-28 22:12:08 | 特番
昨日レポ二本書くつもりが、疲れて寝ちゃって。
最近細かく書きすぎるのもよくないのかな・・^^;

ということで、クリスマスイブの二本目は、見る側もちょっと緊張するM-1です。
緊張するとはいえ、今年も様々な挑戦者の様々な漫才に笑ったあと、
スポーツを観た後のような清清しさを感じました。
お笑いに点数をつけることは本来は無理に等しいのですが、
その真剣勝負に敢えて挑戦する挑戦者(と審査員)に大きな拍手を。

冒頭に審査員入場シーン。
立ち位置がイマイチわかってなくて一瞬アタフタする皆さんが可愛いです。

お笑い界の先輩方に混じってちょっと緊張気味の南原さんは、
繁昌亭の楽屋の初々しい新人落語家さんみたい(^^)
照れ臭そうに笑って、爽やかに礼。
男前~♪

「初めて見るコンビが多いので楽しみです」

先入観を持たず、なるべくまっさらな気持ちで楽しみたいって気持ちもあるんでしょうか。
イロモネアなどで見てるコンビもありますが、変ホ長調とザ・プラン9は私も初見です。



トップバッターはPOISON GIRL BAND

こういうローテンションで不条理ネタ、いいな。
マヨネーズがネッチョネッチョには、ついつい笑ってしまいました。

「おまえマグロはくの初めてじゃないな」の台詞好き。
言われてみたい(いつどこで誰にだよ! 笑)

裏でえずいていたというお話に、ウンナンさんと同じだ~と思ったり。



続いてフットボールアワー

「そろそろ」に思わず笑ったら南原さんも同じところで笑ってて、ちょっとほっこり(^^) 
いい笑顔だぁ・・
「挙動不審」に宇井くんを思い出す私は古いですね(笑)
前フリも緻密な見事なプロの仕事。
「確かにそうかもしれん!」のオチはちょっと綺麗すぎ♪



ザ・プラン9

珍しい5人漫才。
落語は1人で何役も、漫才でも必要に応じては別人格を演じることがありますが、
それを複数の人間が本当に演じ分けてしまうというのが新鮮。
分裂していく人格を奥行きある一列にして・・・面白い試みですね。

「役、ツノだけで寂しすぎるやろ」
「未来から来た人いらんやろ」

セルフ突っ込みを他人にしてます(笑)

南原「設定自体は『天使と悪魔』で非常にオーソドックスなんですけども、
5人がやると全然違ったように見えるんです、それが面白かったです。
もうちょっと5人が、5人ならではのが見えてくるともっとすごくなると思います」

一応それぞれにキャラというか役割分担があるのは見えるのですが、
「もっと」それが生かされることを期待する南原さんでした。



麒麟

川島さん相変わらずいい声ですね~。確か南原さんも以前褒めてたような。

「スーパー田村」
「一番驚きなのは田村のスーツ姿!」
「お客さんから見て左ストレート!」

試合中にコメントを求めるレフリー、いいなぁ~!(^^)
魂の叫び「おまえがしっかりせーよ!麒麟は!」も。



トータルテンボス

「しのびねーな」
「かまわんよ」
なんか不思議な味がある可愛いコンビですね。

「熱かったろうに、熱かったろうに・・・」
こんな優しいツッコミも珍しいです(^^)

「なぜ内ももなんだ! 相場は肩だろ!」
最後にはボケに、肩や頭じゃなく内もも突っ込まれてるし(笑)



さて、ここらへんが番組の中間地点だそうで

紳助「今エネルギーがこのスタジオにたまってる気配がするんですよ。
後半で誰がどこで爆発させるか。
もし変わらないでこのまま行ったら・・今日失敗だわ」
今田「心配ないですよ!(汗)今の時点でも大成功おさめてますから!」

2人のやりとりに笑う南原さん。

真鍋「この爆発がどこでおきるんでしょうか?」

(あ、未来報道でも一緒だった真鍋さん♪)



チュートリアル

「いったん落ち着かせろよ」
「全然そんなそぶりは見せなかったのに」
「何を冷やそうかな、とか考えてたの?」
「ポン酢も冷やすだろう!」

すごい、冷蔵庫だけでこんなに面白いなんて♪

南原「やっぱり始まりが僕好きですね。こう、なんか独特な受け答えっていうのが。言葉も新しくて。
このコンビは近い将来必ず売れますね。アバウトですけど(笑顔で両手広げて)」←欧米か!
今田「(チュートリアルに向かって)言い切られてるから頑張れよ!(笑)」

出た、南原さんのアバウト発言(笑)
まぁ、絶賛の評価の時は評価する側もいい意味で力がぬけますね(^^)



変ホ長調

唯一アマチュア出身の挑戦者です。

「かなちゃんは意外に野心家やなぁ」
「お天気踏み台にしてはる人やんかなぁ」
「いきなり橋田寿賀子ファミリー?」

素人の会話のトーンを頑固に保持した演出、静かな毒づき、
意外と見えない部分の筋力を使ってるような気も。

漫才中は笑ってしましたが、採点直前に一瞬眉を寄せる南原さん。
確かに採点には悩むかも。



笑い飯

「そうです」「返事すんのか」
「箸太郎くん」に「お茶碗くん」・・・地味な笑いでジワジワいった後、
「帰って来いや!」を繰り返していくうちにテンポアップしていく、
スピーディーな畳み掛けの見事なこと!
やっぱり上手いです。
数年前に歴史博物館ネタを見てから、笑い飯はやっぱり特別なコンビ。
どうしても永遠に期待し続けてしまうような気もします。



ライセンス

敗者復活戦に勝ち残ったコンビです。

大人向けのドラえもん。
ドラえもんのポケットから現金やスタンガン。
クラブで皿を回すジャイアン。

「わしなんか全部あらへんや!」

「もしも~」シリーズの構成は、ウッチャンナンチャンの初期のショートコントっぽい。
でもウッチャンナンチャンも含め、どんな新しいお笑いも最終的にはいくつかの基本形に入るのでしょうね。
ベタなネタかもしれませんが、ドラえもんネタにはちょっと弱い私(笑)、
個人的には結構笑ってしまいました。
その個々のネタが次々と連動して、最後に「爆発」(笑)したら、もっとよかったのかな。

南原「いや、全体的にそつがなく行って・・最後なんかドンといくともっと点数上がったような気がします」



最終決戦

一番手は麒麟

「わずか二名になった隊員は・・」「なんで減ってるんだ!」「おまえが噛むからだ!」

アドリブでしょうか、さすがです。
有名なカミカミ芸人思い出すし(笑)

「国道に出てうどん」「うどん食って帰らへんから!」

某うどん好き芸人思い出すし(すいません、つくづくダメダメ視聴者で 汗)

洞窟でiPodの音が漏れてる様も上手い♪



二番手はフットボールアワー

「取り皿どうぞ!」
「お2階のパスタの美味しい店にどうぞ!」
「三角のテーブルにどうぞ!」
「季節限定の取り皿どうぞ!」
「びっくりメンチカツどうぞ!」

半分勢いに押されたような気もしますが、やっぱり上手い!面白かったです~!

「びっくりメンチカツ」頼むと「野菜炒め」が・・
試してみる居酒屋さんいないかな(笑)



三番手はチュートリアル。

「チリンチリン盗まれたのか?」
「無理すんなよ!」

「心ない人が殴ってきたよ」
「行きずりの女と寝たよ、でも誰ひとりチリンチリンの代わりにならんのよ」

1本目は他人の持ち物。
2本目は今は失くしてしまった自分の持ち物。
目の前にある物そのものの擬人化じゃなくて、
物のイメージを擬人化した上で「個人的な」妄想を膨らませる・・
こういう形の擬人化と妄想による笑いってのもあるんですね(感嘆)

何はともあれ、シンプルに「チリンチリン」だけで4分間攻めきるなんて本当にすごい!



最終審査結果は全員一致でチュートリアル。

紳助「素晴らしかったです。予選の時もピカイチでしたから。この通りやってくれたらいいなと思っていたら、完全に上回りました」

福田「僕達今まで1回も一位になったことないんですよ。初めて一位になれてホンマに幸せです」
徳井「すぐ家に帰って布団の中にグルーって」

今田「松本さん、どうですか?」
松本「いや、ホントにありがとうございました(オートバックス社長と握手)」
今田「違いますよ!」
松本「・・・たぶん途中で自分たちもわかってたんじゃないですか」

南原「一番会場をうねらせたというか・・それを感じました。近い将来「爆発」すると思います!」
今田「番組中に上がってるやないですか! 前は「売れる」だけだったのに!」

出た!南原さんのアバウト発言第二弾(笑)
「爆発」はキーワードですから一応使っておかないとね(^^)

大竹「時代がわけのわからない不確かなやつをかぎつけるんですね。それが時代をひっぱるというか」

皆様お疲れ様でした!



ネタの間は何も考えずに笑って楽しんだのですが、結構見てる方が緊張してしまう番組ですね。
番組の趣旨や構成上、そうならざるえないのかもしれませんが。
でも見終わった印象は爽やかでよかったです。

南原さんは自由な立場での、あたたかくも一歩距離を置いた審査とともに、
たまに見え隠れする柔らかさというか、風通しのよさがいいなと思ったり(^^)

ウンナンさんは漫才はあんまりやったことはないですが、一度また見てみたいな。
ラジオで話していた漫才とコントの違い、面白かったし。