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日本を取り戻す田母神俊雄公式ブログから

2014-11-25 21:40:09 | 日記
安倍総理が日本を取り戻すと言って総理になった。それでは日本を取り戻すとはどういうことなのか。多分多くの国民は、再び強い経済力を持った日本を造ると受け止めているのではないか。しかし日本を取り戻すとはそれだけではない。もちろん強い経済力を持った日本を目指すが、併せて戦前の日本を取り戻すことではないかと思う。それが戦後レジームからの脱却である。こう言うと戦前の日本はろくな国ではなかった、戦争ばかりやりたがっていたと戦後教育を受けている人たちは、また戦争をする国を造るのかとか言って拒否反応を示すことになる。彼らは戦前の日本は、侵略戦争をして、アジア各地で残虐行為をしたという自虐史観に取り付かれている。しかし実は日本は戦前から立派な国だったのである。
 歴史は誰が作るのか。それは戦勝国である。戦争に負けた日本は一時戦勝国アメリカの歴史観を強制される。正義の国、民主主義国家アメリカ、極悪非道の独裁国家日本という構図の歴史である。しかしこれは真実ではない。我が国は戦前から立憲君主制という立派な民主主義の国家だったのである。民主主義という尺度で日米を比較した場合、戦前のアメリカが日本より進んでいた国だったなどとはとても言えない。例えばアメリカの黒人には戦前は選挙権が無かった。アメリカの黒人が選挙権を持つようになったのは、公民権法が制定された戦後20年も経った1964年の東京オリンピックの年なのである。世界の歴史学者の多くが言うとおり、白人国家の植民地主義に終止符を打ったのは第二次大戦における日本の戦いである。とすればオバマ大統領が誕生したのは、日本が大東亜戦争を戦った結果なのである。
アメリカは、占領下の日本で、徹底的な日本弱体化工作を仕掛け、戦前の日本が邪悪な国であるとの宣伝を行った。検閲により新聞、雑誌の記事を作るに当たり、自由な発言が封じられた。いわゆる「プレスコード」規制である。ラジオでは「真相はこうだ」という嘘番組が続けられた。日本の悪口ばかりが日本中を駆け巡った。これは言論弾圧であり、アメリカによって民主主義を与えられ言論の自由が生まれたなどというのは真っ赤な嘘なのである。アメリカは日本人5千人以上を高給で雇い徹底的な検閲を行った。その給料は日本政府が払わされたのである。
次に焚書が行われた。戦前の日本には、白人国家が15世紀ぐらいから有色人種の国を次から次と植民地にして残虐の限りを尽くしてきたことを書いた本はいっぱいあった。また日本が台湾で、朝鮮半島で、満州で何をやったかということを書いた本もいっぱいあった。読み比べてみれば日本がやったことは、白人国家のやった植民地主義とは全く違っていることがすぐに分かる。それらの本は7千種類以上も燃やされてしまった。これは歴史の抹殺である。
例えば日本は朝鮮半島に小学校、中学校を4千校以上も作った。京城帝国大学も作った。貧乏だった朝鮮半島に工場などを造り産業を振興した。朝鮮人も日本の帝国議会の国会議員になった。朝鮮人も日本の陸軍士官学校に入学して日本軍の将校になり、朝鮮人の将校が日本人の兵隊を指揮するということはごく普通のことだった。朝鮮の李王朝の皇太子殿下、李垠(イウン)殿下の下には日本の皇族、梨本宮方子(まさこ)妃殿下が嫁がれた。日本は朝鮮半島などを植民地にしたのではない。これを白人国家がやったことと比べてみればよく分かる。インド人がイギリスの国会議員になることはなかった。士官学校に入学することももちろん無い。オランダの王朝からインドネシアの王朝に嫁に行くこともあるわけがない。アメリカは、占領下で徹底的な言論弾圧と誇りある日本の歴史の抹殺を実行したのである。
 我が国は同じ民族が同じ土地で長年歴史を紡いで来た国である。戦前の日本は国民が幸せになるための国家の最適化が進められてきた国だったのである。家督相続精度があれば年寄りの一人暮らしは起こらない。おじいちゃん、おばあちゃんが一緒に住む大家族制度であれば子供の虐待や、子供の親殺しなども起きない。世代間の伝統、文化の継承もできる。おじいちゃん、おばあちゃんの生活は息子夫婦が見るので、年金も多額貰わなくてもよい。昔は50歳もすぎれば、財布は息子夫婦に渡し隠居だったのである。隣近所とつながりを持って生きる地域共同体も機能していたから、入院しても多額のお見舞いを貰うので、入院保険なども必要なかった。終身雇用、年功序列であれば安心して仕事を続けられる。そのような日本的生活安心システムが、占領下で壊され、冷戦終結後は、アメリカから我が国に対し毎年要請される年次改革要望書の交換などで次々と壊されている。小選挙区制になって何か良くなったことがあるのだろうか。競争入札一辺倒になって何がよくなったのだろう。郵政民営化は田舎の荒廃を招いただけではないのか。
 戦前の日本は、国民が安心して暮せるいいところがいっぱいあったように思う。日本を取り戻すとは、戦前の日本のよかったところを取り戻すことではないかと思う。日本は古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国である。私たちは、日本国民としての自信と誇りを取り戻さなければならない。

太陽の党 田母神としお