逗子市議会議員 菊池俊一 ブログ

2012年09月26日のつぶやき




本日行った一般質問の原稿です。

平成24年第3回定例会の一般質問を行います。

1番目の質問は「逗子海岸について」で3つの点について質問致します。

やっと、逗子海水浴場の期間が終わりました。ファミリービーチにはほど遠い、風紀の乱れた、過去最悪の評判も悪い逗子海岸でした。ストリップまがいのポールダンスを見せる海の家。昼間から屋上でのわいせつ行為を許す海の家。相変わらず砂浜に聞きたくもない音楽を垂れ流す海の家。砂浜には刺青に酔っ払い、日本の文化を理解出来ない外国人、ゴミを平気で砂浜に捨てる。ゴミをそのまま放置して帰る海水浴客。マナーの悪さは、海岸だけでなく、市内各所で指摘されています。海岸に行かない市民からも苦情が出る始末です。そんな観光客は逗子には必要ありません。

私のもとには、市民から逗子海岸を憂う次のような多くの声が届いています。
「数年ぶりに地元の海に行きましたが小さい頃にいった海岸とは別物で驚きました。」
「生まれも育ちも逗子ですが、ライブハウス要らないです。」
「海の家の集客でどのくらい儲かるの?半裸でだらしなく駅前にたむろする集団、海岸をゴミだらけにしていくやつらなんか逗子に来なくていいよ。ハイシーズンの海が一番嫌い。私の知る限り、昔から住んでいる人たちは、真夏は海岸に近寄らない。」
「10年位前に何回か訪れて逗子は素敵な浜だなーと思っていましたし、人にも話していたのですが一体どうしちゃったのですか?何か良くない方に進んでいるとしたら以前のような何度でも行きたくなるような逗子の海に戻るよう願っています。」
「今年も逗子海岸海水浴場を憂う声も多いが、根本的に海水浴場に必要なのは海の家と云う海水浴場利用者向けの施設で有り、ライブハウスでは無いことは明白。市の税金で整備された海水浴場に必要なモノは何かを問えば答えは自ずと出る。」
「地元の住民に愛され、誇りに出来る夏の海を取り戻したいですね。」
といった声が寄せられました。

逗子海岸をここまでにしてしまった原因はなんでしょうか。マナーの悪い海水浴客の一番の原因は、マナーの悪い海の家です。これは逗子で生まれ育ち、議員として10年間海岸問題に取り組んできたから断言できます。平成17年にライブハウスが出来てから私が感じる下品な海岸になってしまったのは明らかです。

一方、そんな危機的状況の中、多くの市民と全く正反対の受け止め方をしている方がいます。それは海岸組合理事長です。組合長は8月18日インターネット上で「市民からの苦情の数が激減しています。このことを鑑みると組合員のボランティアの夜間パトロールが、功績を残していることは確か」と市民とは乖離した無責任な発言しています。

この発言に対して市民からは「近隣の住民たちはもう諦めちゃって苦情も出さないのが現実。たった一回浜を見回る夜間パトロールなんかより、不良海水浴客が帰る時間帯の東郷橋通りや銀座通りに警備員を置くべきだと思います。」との声が寄せられています。

また、この組合長の発言が後に新聞記事となり地元住民の怒りを買うことになります。

9月11日に神奈川新聞朝刊の「市と逗子署に一昨年40件寄せられた苦情も「今年は激減した」と説明」の記事に対して近隣住民は激怒しています。

当日の朝早い時間、「何度苦情を言っても変わらないから、言わないだけ。冗談じゃない。それなら何度でも電話する。今朝ゴミ捨てに行ったところで近所の人たちと怒っていた。ぜひ、そう言った声を届けて欲しい。」と近隣住民から電話が掛かってきました。私もその通りだと思います。

 そこで1つ目の質問は、
こういった逗子海岸を心配している住民や逗子海岸を訪れる方たちの声と海岸組理事長、担当職員の声などを加味して、市長におかれては、今年の夏の逗子海岸はどうであったと感じているのか、伺います。


 さて、海の家に対する苦情は激減したと海岸組合理事長は述べていますが、特定の海の家に対する苦情は減っておらず、むしろ重大な問題を起こしています。

それは逗子市が条例違反で警告書並びに口頭での注意している音霊です。その音霊が今年もまた、行政の指導に従わずルール違反を行っています。
6月に建設中のクレーン車への警備員の配置で、行政は指導したはずです。このことは前回の一般質問でも指摘しました。しかし、9月の解体作業では同様のクレーン車を使用していたのに警備員は配置していませんでした。
危険極まりないこの行為は6月の一般質問で私が指摘をしています。
それだけではありません、数年前、音霊が営業を開始した時から、ライブ中は海岸に面した窓を閉めることになっていたのに、ここ数年は全く無視。あろうことか7月26日、葉山海岸花火大会の日は多くの逗子市民が花火を見にきていたのに、花火の音をかき消す、騒音をまき散らしていました。苦情も逗子市には届いています。全くもって、反省をしていない。昨年11月教育民生常任委員会の参考人質疑での音霊代表者の謝罪はなんだったのでしょうか。

その時に取り繕えば良いと言った、間違った方針により経営されているのではないでしょうか。
逗子海岸にライブハウスは要らない。音霊は要らない。と多くの住民の声が私の元には届いています。私は住民と同じように逗子海岸にライブハウスは要らない。音霊は要らない。と考えています。

そこで2つ目の質問は、
これまでの違反行為と市民意見や私の指摘も充分に考慮して、市長のこれまで示してきた、逗子海岸の姿、ファミリービーチにライブハウスが必要なのか、音霊が必要なのか、伺います。これは、私の来年度の海水浴場設置経費しいては予算全体の態度を決める重要な要因になるのでハッキリとお答え下さい。


 3つ目は安全で快適な海水浴場の確保に関する条例の一部を改正する条例についてです。

「安全で快適な海水浴場の確保に関する条例の一部を改正する条例」が施行されました。

今回の改正の内容は、逗子海岸の利用及び逗子海水浴場の運営に関して定めたルールの策定及び改訂のための協議において事業者を除くこと、違反事業者に対する指導及び勧告を市に義務付けること、海水浴場設置期間、海の家の営業時間等必要事項を規則で定めることを目的としています。

市長の権限が強化されたものとなっており、市長の裁量によって来年度以降の逗子海岸の姿が決定します。一部の儲けを取るか、逗子の品格を守るのか、答えはおのずと示されます。

また、逗子海水浴場運営方針・運営のルール策定も重要です。住民意見が最大限尊重されるルールが期待されます。

その規則、逗子海水浴場運営方針・運営のルールの策定については、12月中には一定の方向性を決め、中間報告を行い、来年3月の予算提示前までには、規則の施行及び運営方針・運営のルールの改正が示されなければ、予算の審査が出来ません。

そこで3つ目の質問は、
条例に定められた規則と逗子海水浴場運営方針・運営のルールの策定までの日程をお示し下さい。


こんな下品な風紀の乱れた逗子海岸、逗子のまちは、私の愛する町とは程遠いものです。再度申し上げますが、逗子海岸についての3点の質問の答えをあいまいにした中では来年度の海水浴場設置経費しいては予算全体を認める訳にはいきません。私に伝わるように、しっかりと市長の考えをお示し下さい。





2番目の質問は「市内の開発について」で、3点について質問致します。

逗子市桜山一丁目地区緑地協定内の破壊された緑地の回復を求める陳情が先日の総務常任委員会で全会一致で了承されました。

当該地はアダプト制度によって近隣住民が定期的に雑草を刈り取り、花を植え管理してきた場所。しかも、この場所はリクルート住宅地の開発時に開発業者が逗子市の指導のもと、水路敷にツツジ等を植え緑化し、逗子市へ移管した再生緑地であり、その場所への工事を住民への相談無く、工事を承認した事は誠に遺憾であり、著しく住民との信頼関係を損ねた事を逗子市は深く反省すべきです。

しかし、その後の行政の努力と議会の陳情了承のお陰で、破壊された緑地帯は、事業者から道路工事施行承認の取下げ書が提出され、9月14日には復元工事が終了し、現在は陳情1にある、元通りの回復がなされています。

そこで1つ目の質問は、
陳情項目にある残る2点、
「今後、緑地を開発・建築行為等の接道として認めないこと。」
「緑地協定地区内において住民と共に逗子市が責任を持って緑地管理を行うこと」
について、どう対応して行くのか、市長のご所見を伺います。


近年、市内では300平米以上の土地利用に関して、良好な都市環境をつくる条例、まちづくり条例、景観条例の3条例が反故にされ、脱法行為ともとれる逗子市の施策に逆らうような、様々な開発に準ずる行為がなされています。

 こういった条例逃れの開発によって、緑豊かな逗子らしい町並みが壊され続けています。

今回桜山1丁目で起きた破壊行為は旧市民農園の土地を利用するためになされた工事であります。この土地面積は620平米であり、すでに5区画に分譲された図面が逗子市に示されています。これは明らかにまちづくり条例、景観条例の対象となる開発行為です。

そこで2つ目の質問は、
旧市民農園の土地利用に対して3条例によって開発を進める様な指導、また各所管の連絡体制の強化が必要と考えますが、市長のご所見を伺います。


また、当該地は逗子市桜山一丁目住宅地区建築協定及び逗子市桜山一丁目地区緑地協定の地区に囲まれており、逗子市は建築協定、緑地協定への積極的な参加を呼び掛けるべきであります。

そこで3つ目の質問は、
旧市民農園の土地利用に対して建築協定や緑化協定への行政からの参加指導が必要と考えますが、市長のご所見を伺います。

3番目の質問は「災害対策について」(地元企業育成について)で、3点について質問致します。

1つ目は防災行政無線の活用についてです。

8月31日22時過ぎ、フィリピン付近を震源とするM7.9の地震が発生し。太平洋沿岸に津波注意報が発令されました。
逗子市では22時22分、防災行政無線で「津波注意報が発表されました。海岸付近の方は注意してください」と放送され、防災メールも届きました。しかし、防災行政無線は海岸沿い限定の放送であり、一方、防災メールは登録者全員に配信されたために、「防災無線が放送されていない。」との苦情の声が聞かれました。
私も防災メールが届いたものの、桜山1丁目の自宅前の防災行政無線は放送されず、市民同様、心配になりました。
防災・防犯メールは登録者全員に届くのに対して、防災無線は限定的にしか放送されないとなると、今回のような混乱を招きます。多少の苦情が出る事を承知で安全を優先し津波注意報であっても市内全域に放送した方が有効と考えます。

また、9月6日18時30分頃、新宿地区への落雷によって逗子市内の一部、新宿2丁目、3丁目、4丁目、逗子7丁目、久木4丁目で停電が発生し、復旧まで1時間弱かかりました。
停電当初、東京電力のホームページでは復旧は20時50分頃になるとのことで長時間の停電が予想されました。
停電世帯では十分な情報入手の手段がなく、住民は不安な時間を過ごしました。
東日本大震災時の停電の教訓からも、停電時にも防災行政無線を使って状況を知らせることが、住民の不安を少しでも和らげる効果につながります。

 そして、休日夜間の対応も充分とは言えません。

そこで1つ目の質問は、
これら2つの指摘を踏まえ、休日夜間も含めた津波注意報や停電時などの幅広い防災行政無線の活用が必要と考えますが、市長のご所見を伺います。

2つ目は地元建設関係団体との災害協定についてです。

 逗子市は各関係団体と各種の防災協定を結んでいます。
その一つである、逗子葉山建設業協会は自然災害等による道路遮断他、インフラに被害があった場合、緊急対応を行うとともに、防災訓練に参加しています。
 また、東日本大震災時、通信遮断等の理由から十分な復旧活動が出来なかった事から、現在、緊急出動体制の強化を進めています。
建設業協会の災害時の逗子市への緊急対応能力は人員26名、バックホウ1台、ホイールローダー1台の重機が計2台、トラック等の車両9台です。この数字は横須賀の重機58台、10tダンプ17台、2tから4tトラック79台に大きく見劣りし、葉山の人員27名、重機12台、車両13台と比較しても人員、車両数とも少なくなっています。

 現在、逗子市と逗子葉山建設業協会は緊急時の応急対応に関する協定書を締結していますが、緊急対応能力は逗子市が期待するものより、低いと言わざるを得ません。

 災害時の自助、共助、公助の共助の部分を担っている地元の企業は大切であり、逗子を愛し、地域貢献を願う地元の企業育成がより一層必要であると考えます。

そこで2つ目の質問は、
先日提出された逗子葉山建設業協会の要望書にどう答えて行くのか。市長のご所見を伺います。


3つ目は湘南獣医師会との災害協定についてです。

ペットの災害対策について、湘南獣医師会は災害時の動物救護活動に関する協定に向けて逗子市、鎌倉市、葉山町と話し合いを始め第1回目の会合が行われました。

それに伴い、鎌倉市では8月28日の総合防災訓練に湘南獣医師会がペット対策の訓練を行っています。

ペットフード協会の実態調査によれば逗子市の犬の推計は5,357頭で4.5世帯に1頭飼われている事になります。
神奈川県の地震被害想定調査によれば、三浦半島活断層郡の地震によって逗子市では41,640名が避難し、犬は3,785名が避難すると予想されます。

この数字からも、早急なペットの災害対策、湘南獣医師会との災害時の動物救護活動に関する協定の締結が必要と考えます。

そこで3つ目の質問は、
どの様な協定内容になるのか、またどの様な日程で、どこが担当所管となって、協定を締結していくのか、伺います。

4番目の質問は「市民まつりについて」であります。

 第36回逗子市民まつりが10月21日に行われます。例年6万人以上の人出があり、多くの市民が楽しみにしているお祭りです。
 今年は、第一運動公園の再整備の工事と重なり、様々な制約の中で行われるため、これまで以上に実行委員会では様々な議論があったと聞いています。

 そこで質問は、
今年の市民まつりを実施するにあたって、どういった議論があり、どういったかたちで行われるのかを伺います。

5番目の質問は「総合的病院の誘致について」であります。

神奈川県では現在、第6次神奈川県保健医療計画の策定が行われ、ここでの病床枠確保が逗子市への総合的病院の誘致には欠かせません。

現在、県知事によって、「神奈川県医療のグランドデザイン」が策定中であり、その中で、地域偏在是正を検討項目とし、地域の実情を踏まえて、25年度の保健医療計画の改定に向け、市町村の意見を聞きながら、適切な医療が受けられる体制整備に取り組むとされています。
市長は、前回の私の一般質問に「近々三浦半島の首長懇談会が予定されておりますので、その場合においても改めて逗子市における医療計画の策定について弾力的な病床の運用といったものも私のほうから改めて投げかけたい。」と答弁しています。

そこで質問は、
逗子市への総合的病院の誘致実現に向けて首長懇談会で知事とどういったやり取りがなされたのか、また、会議の中の一部でなく直接県知事とお会いして総合的病院の誘致へのご理解ご協力をお願いすべきと考えますが、市長のご所見を伺います。

6番目の質問は「池子問題について」であります。

8月9日、池子住宅地区内本設小学校の建設工事が着手されました。計画通り進めば平成26年3月に工事が終了し、平成26年9月には小学校が開校する予定になっています。

一方、逗子市は国から示された40ヘクタールの土地の共同使用について平成26年度中の(仮称)池子の森自然公園開設をめざし、計画が進んでいます。

しかし、本設小学校が平成26年9月に開校するのであれば、共同使用は前倒しして平成26年9月以降の早い時期に開始することが可能なのではないでしょうか。

そこで質問は、
40ヘクタールの共同使用を平成26年9月以降12月までに開始するよう、逗子市は国、米軍側に要請すべきと考えますが、市長のご所見を伺います。

7番目の質問は「行財政改革について」は昨日の同僚議員の質問に対する答弁で一定理解しましたので、割愛いたします。

以上、登壇しての一回目の質問と致します。市長におかれましては、明瞭かつ短く答弁をお願い致します。

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