現在進行中のJR東逗子駅前複合施設整備事業は令和6年度は3,400万円をかかて基本設計を行い、決算特別委員会では図面・パースが示されました。










設計した株式会社 遠藤克彦建築研究所のホームページでも紹介されています。
また、1年前に建設費15~18.5億円といわれたものは25億円となり、令和5年度から令和6年度までの総事業費は32億円、管理運営費は現時点では不明で令和7年度中に積算することになります。
令和7年度予算ではJR東逗子駅前複合施設整備事業費として、実施設計業務委託料 104,560千円、地中埋設物調査業務委託料 3,036千円、管理運営計画検討支援業務 9,823千円、職員旅費 30千円の合計117,449,000円が計上されています。
複数の議員から基本設計や事業費について疑問の質問が相次ぎました。
その結果、JR東逗子駅前複合施設の整備にあたり、物価高騰及び、資材の高騰などにより総事業費が当初見込みを大幅に超えることが予想されることから、複合施設としての機能を確保しつつ事業費の圧縮を図るよう基本設計の見直しが必要と判断するため、JR東逗子駅前複合施設整備事業費117,449,000円を減額する修正案が提出され、採決の結果可決しました。
私は、JR東逗子駅前複合施設の整備の必要性は認めこれまで関係予算には賛成してきました。
しかし、図面、パース図を見て、中央の吹き抜けやエレベータを囲む階段と線路側のガラス張り、凹凸のある複雑な形状、テラスなど、公共施設として必要なのか疑問に感じ、事前のレクでも所管に指摘していました。
逗子では逗子小学校やスマイルなどコンセプトやデザイン重視で設計した結果、使いにくい、管理しにくい、維持費がかかるといった問題を今でも抱えています。
逗子市役所も巨大な吹き抜けによって1階が寒く、2階より上は現在スペース不足で、吹き抜け部分が床ならどれだけ良かったか改めて見上げてしまいます。



市民交流センター入口の吹き抜けも、2階のスペースが無駄になっています。
何を隠そう、我が家も玄関は吹き抜けとなっていますが、見栄とハッタリだけで後悔しています。
私は公共施設に吹き抜けやテラスといった商業施設の要素は必要なく、
シンプルで機能的で使いやすいものが一番と考えます。
今後は議会の指摘を受けて基本設計を見直し、事業費を圧縮した上で、再度、実施設計費等が計上されることになり、令和9年度中の竣工は半年から1年程度遅れると思われます。
今は一度立ち止まって、将来も見据えて、冷静に考える必要があることをご理解ください。