一部の反対派の議員や住民、逗葉医師会長は現在の逗子市の緊縮財政に絡めて、
「用地を無償で貸すのはけしからん。財政負担を求めろ。」と主張しているようですが、
はたして、現在の条件は逗子市にとって悪い条件なのでしょうか?
神奈川県座間市は総合病院を誘致し、平成28年4月1日に社会医療法人ジャパンメディカルアライアンスによる座間総合病院の開設を実現しました。
この病院は、キャンプ座間の土地の一部返還によって国有財産となったものを、
座間市が年間1,200万円の賃料を国に支払い、病院側に転貸ししています。
座間総合病院実現までのプロセスはこちら
「財政負担を求めろ。」と言っている議員は座間総合病院の視察も行いこの事実を承知しているはずです。
また、埼玉県加須市では隣市の久喜市にある済生会栗橋病院の一部を市内に移転させる為に、無償貸与する4ヘクタールの土地を確保し、農地転用許可や所有権移転登記、土壌汚染調査、地質調査などの費用約2,280万円を計上、それだけでなく病院の建築工事費40億円、医療機器整備費10億円の合計50億円の補助金を用意し、9月10日に議会で認められ、平成33年10月の開設を目指しています。
すなわち加須市は総合的病院誘致のために50億円以上の税金を投入するのです。
産経ニュース「名称は加須医療センター 33年10月開設、済生会が計画案」参照。
加須市議会 市長提出議案の概要(平成30年第3回定例会)
沼間3丁目の病院建設予定地である約2ヘクタールの市有地を「24億円の価値がある。」と発言している議員がいますが、その積算根拠が全く理解出来ません。
公募要項に「病院土地は無償貸与とします。」と記載されている以上、それを開設許可が下りている段階になって「条件を見直せ。」と主張するのは「病院進出を止めろ。」と言っているようなものです。
そもそも利用目的の無くなった市有地を無償で貸し付けるだけで、他の財政負担無く、総合的病院が実現できる今回の葵会の計画は逗子市民にとって好条件なのです。
前回の聖ヨゼフ病院の総合的病院計画と同じように、総合病院が実現しようとなると難癖を付け、頓挫させようとする行為は市民を裏切る行為であり、認めることはできません。
引き続き、総合的病院誘致実現に向けて正しい情報をお伝えします。
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