読売新聞で取り上げられた、文科省の新しい学校のイメージとして壁をなくし教室を広くする「オープンスペース」の件。その真意を文部科学省の担当者に直接伺いました。
学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議において、新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について,具体的・専門的な検討を行うため「新しい時代の学校施設検討部会」を設置した。
新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方に関する検討では
・少人数による指導体制への対応を含む個別最適な学びと協働的な学びを実現する施設環境の整備
・多様な学習活動に対応する施設環境の整備
・新しい生活様式を踏まえ、健やかに学習・生活できる環境の整備
・人口動態等を踏まえた既存施設における効率的・効果的な施設環境の整備
を検討し、上記の在り方を踏まえた推進方策について
先導的モデル研究を通じた新たな学校施設モデルの提示、財政支援制度の充実、
整備指針の見直し、好事例の横展開、普及促進などを行う。
とのことで、
読売新聞の記事は2月8日に開かれた「新しい時代の学校施設検討部会」で配布された資料の(参考資料3)からのものと考えられる。
GIGA構想の中の一つの話として、今回の教室と廊下の間の壁の件が議題となった。
読売の記事によるとコロナ3密対策の方をメインで書いてありましたが、文科省の説明としては「GIGA構想に対応した学校づくり」というのがこの検討会のテーマ。
資料の中にこの壁の話が記載されていないことからもわかるように、メインはデジタル化であったりそれに伴う教室づくりのほうで、壁の件は新聞には掲載されましたがそれほどメインの話ではない。(なぜこの記事なのか?という感じ)
検討会としても賛否あるのは承知しており、今後視察やヒアリングを進めていく。
との事でした。
「新しい時代の学校施設検討部会」のメンバーを見ると
教授であられるので、1週間で良いので小学生にオープンスペースで授業を受け持って頂ければメリット、デメリットが理解できると思います。
また、資料を見てびっくり、千葉県八千代市萱田南小学校や新潟県糸魚川市立糸魚川小学校ひすいの里総合学校、近江八幡市立桐原小学校など比較的新しい学校でも取り入れてるのですね。
視察に行ってもメリットしか説明しないと思いますが、、、見てみたいですね。
担当者にはぜひ、逗子小学校の視察をして下さい。と売り込みました。
検討して頂けるようです。(すぐには断れないので「部内で検討しましたが委員さんの調整がつかなくて。」とか言う電話待ちですね)