昭和人俊やんの鐵活日誌回顧録帳

非冷房車がいた頃の琴電

2004~05年頃の琴電は、まだ非冷房車による定期運行が若干残っていた。
琴平線は平日の朝晩、長尾線は平日の朝晩と土休日の指定ダイヤ。


600形の高松築港方にモハ300を増結した長尾線列車。


モハ315を長尾方に増結した長尾線列車。
モハ315は運転室拡張改造車で運転席直後の窓割が変則。これが災いして動態保存対象から真っ先にはずされた。


高松築港方にモハ325を増結した長尾線平木行。左に1053形が停車中。


元・玉野市営電鉄モハ100形のモハ760。公文明付近にて。
同車は廃車後岡山県玉野市内に保存された。



土休日指定ダイヤで運用されていたレトロ車のみの長尾線列車。モハ300+モハ760の2両編成。


元・阪神モハ5231形の1053形(モハ1053+クハ1054)。琴電初のカルダン駆動車。足回りは阪神流用ではなく、琴電自社発注。
実質平日ラッシュ時用。


三岐鉄道から移籍のモハ1063。三岐線ではピカいち高性能車両だったらしいが、これより車令も機器も古い西武の20m大型吊掛車(西武501系(2代目)、451系など)に追い出されてしまう。しかも琴電ではカルダン駆動から吊掛駆動へ、パンタグラフもPT-42系から琴電仕様の旧型にグレードダウン。



元・阪神モハ5101形の1060形モハ1061・1062。先の1063形と同様に、琴平線奇数両編成列車の増結用に使われた。吊掛駆動にグレードダウンされた他、パンタグラフも阪神由来のPT-42系から琴電仕様の旧型に交換されてしまっている。
連結器はバンドン密着→柴田式自動→小型密着自動と変わった。



一部が残っていたコトデンそごうカラー。
写真上の右の車はモハ702だが、後に志度線に移動しモハ724となり、色も志度線カラーとなる。

この当時の琴電は、一部の非冷房旧型スジを除き既に京急、京王、名古屋市(琴電移籍時冷房化)の冷房車群の天下になっており、特に元京急車は本家に同形が残存してたため、通常列車にはあまり興味が湧かなかった。後に京急から先代1000系、700系が消滅すると、再び3~4年に1回は琴電訪問するようになる。今度は昭和30~40年代生まれの関東の名車たちと、動態保存のレトロ電車をターゲットに、....だ。
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